Key-Mamaのリコーダーのおけいこ日記(1999年その2)
 ( 1999-07-03 − 1999-10-14 )     
1999-10-16 更新 
第39回おけいこ (1999-10-14)
★バスの個人レッスン?
 先生がこのごろ使っていらしゃるのが、YAMAHAの樹脂製アルトYRA-314BIIで、木目調の木目が少し消えてきているほど使い古されていますが、これは「たてぶえ天国」というホームページで作者の飯島さんが入門用のリコーダーとして勧められているものでもあります。このリコーダーをソプラノとアルトのセットで最近手に入れました。これは飯島さんが書いていらっしゃるように、音が大きくよく鳴る楽器で、低音から高音まで楽に吹くことができるし、指が押さえやすくて吹きやすいものでした。木目調もこのくらい大胆ではっきりしているのも赴きがあります。このリコーダーがあまり鳴って吹きやすいので、今回のレッスンにはこれを持参しました。先生とのデュエットでは同じリコーダーなので音合わせもぴったりです。このYRA-314BIIを買うときに他にも全音の樹脂製も試奏したのですが、同じく飯島さんがお勧めのものはウィンドウェイが狭くて音は小さめだったけどかなりいい感じでした。YAMAHAのものと全音のものとを使いわけるといいかもしれません。YAMAHAのものを購入したお店には全音の木目調のものがなかったので、インターネットで楽器屋さんにメールで注文しました。練習用には手軽に吹ける樹脂製のものも便利ですよね。わたしは割としょっちゅう持ち歩いています。
 というわけでこのYAMAHAの樹脂製アルトで発表会のためのテレマンの「ドルチェ」とバッハの「メヌエット」を吹いてみました。。いつもとちょっと勝手が違うのは、音が大きいということは息もたくさん消費するということでしたので、息が足りなくなり、ふだん息継ぎしないところで息継ぎしたりして、ちょっとゼイゼイ。やっぱり本番ではアウラのグラナディラを吹いた方がよさそうかしら。
 今回は先生にお願いしてアンサンブルで吹く曲で担当するバスをこの個人レッスンの時に指導していただくことにしました。ホルボーンの曲ですが、一応全部を見ていただいて、ここをもっと歌うようにとか、ここはもっとスタカート気味に吹いてもよいとか、ここの低音はなるべくきちんと出すようにとかのご指導をいただきました。この頃バスを吹くチャンスは多くなっているものの、バスの役割を意識して分かって吹くということになかなかならなかったので、先生にソプラノを吹いていただきながら、わたしのバスと合わせて練習しました。中1日おいて今度はアンサンブルのレッスンもあるので、このバスの個人レッスンの効果があらわれればいいのですけど。変なビブラートをつけないように気をつけながらもバスがリードするところはリードして歌えるように、頑張りたいものです。
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リコーダーオーケストラのおけいこNo.2 (1999-10-04)
★和声・音階練習の楽しさ
吉沢実先生のご指導のもと、ヤマハ銀座店3FでMino-Yoshizawa Recorder Orchestraの2回めの練習がありました。今回初めて参加された方の自己紹介&先生からの紹介があってまずは音合わせを兼ねた和声練習をしました。今回はこれにかなり力を入れて、「リコーダーアンサンブルの基礎と技法」をテキストにSATBで和音と和声の練習を行いました。そして音階練習とそのリズムヴァリエーションの練習。わたしにとっては初めてといっても良いくらいに、響く音の固まりとそれが重なりあって聞こえるリズムに圧倒されながら、一心に吹いていました。音階の音が一つ一つ動いていくごとに先生のいらっしゃる場所の一点に音を集中させていくことをイメージしながら吹いていくのです。そして非和声音の練習を経て、ト長調の音階練習、そしてテキストの21ページの「苦境にさまよい」を演奏しました。さらに66ページのスザートの「パヴァーヌ”戦い”」を演奏し、この”戦い”でかなり盛り上がったところで休憩。吉沢先生は独特の語り口で私達に吹く時にイメージすること、そして音の色あいが次々に変化していくことへの驚きと共感とを伝えてくださるので、ほんとにわたしたちも”その気”にさせられてしまうのですね。
この休憩の間には今までメールやインターネット上の掲示板などでやりとりをしていたけれど、実際に顔をあわせるのは初めてという方々としばしご挨拶。あちこちで話しも盛り上がっているようでした。リコーダーを演奏される方たちも世のならいか、ホームページやe-mailを使ってインターネットに潜むリコーダー仲間を見つけだし、はじめは姿の見えない交流をつづけていますが、そうこうするうちに、次には顔を会わせて一緒にアンサンブルをやるというふうになっているようです。休憩時間はこんな方々とのご挨拶やそれぞれのリコーダー活動のことなどを話したりと楽しく過ごしました。
休憩が終わったら前回も練習したJ. D. Careyの「Choo-Choo Train」を部分部分にわけて、パートごとに演奏してみました。バスパートの面々には先生がトリルの替え指や正しい指使いなどを教えてくださいました。とてもリズミカルでかっこいい曲なので、みんな知らず知らずのうちにノリノリ!、駆け抜けるように演奏しました。最後は、「大きな木」という絵本の内容をもとにした新作の組曲から10番目の「だけどそれはほんとかな」を練習しました。全員で演奏する部分と各パートからひとりずつ選ばれた方でのソロの部分とがあり、ゆっくりした美しいメロディが流れるソロの部分は思わず聞きほれるくらいです。これはあまりじっくり練習する時間はありませんでしたが、1時間半の練習は夢中で吹いていて毎回とても充実した、ときめくような時間なのです。こんな練習、演奏ができるのはとても幸せだなぁと感じました。
メンバーの方の中には参加したいのだけれど都合がつかず、前回だけ、あるいは今回までの参加だったり、またはしばらく来られないといった方々もいらっしゃいますが、新たな参加者も迎えることになったりと、このオーケストラの中も動いています。ここで初めて会うリコーダー吹きがそれぞれのパートを演奏しながら、耳をすませて音を聞き、心を合わせてみんなで1つの曲を演奏していこうとする意志、意欲はとてもすばらしいものだと思いました。「師匠」はみんなの体とこころとを柔らかく解きほぐしながら、リコーダーを吹くことによってわたし達を飛び立たせてくださるのです。あっという間の1時間半。週のはじめからとてもハッピーな充実した時間を過ごすことができました。
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アンサンブルのおけいこNo.17 (1999-10-02)
★全員集合!
 今回はやっと久々にメンバーがそろい、Y氏、T氏、Iさん、わたし、先生の5人でした。ホルボーンの「パヴァーヌ、ガリアルド、アルメイン集」よりの五重奏SATTBをまだまだ余裕なく演奏している状態なので、ひとりひとりが自由に歌いながらも要所ではきちんとあっていて、軽やかに、しっかりとそしてやっぱり軽やかに聞こえるようにとの先生のご指導です。先生はひとりで他の4つのパートの要注意の箇所を「こんなふうに…」というように模範演奏なさってわたしたちに教えてくださいます。先生が使っていらっしゃるのは樹脂製の古びた、いえいえ、使い込んだリコーダーなのですが、それがとても素晴らしく鳴って、明らかにメンバーそれぞれの演奏とはうんと違う(メンバーの皆様、ごめんなさい)演奏なのです。「ああ、あんな風にそれぞれが吹くと、この曲はすごく素敵だろうなぁ」と思ってしまいます。きっと先生はアンサンブルのレッスンの前に個人練習を十分してからレッスンに臨んでほしいと思っていらっしゃると思います。
 わたしはこの曲の練習を始めたころはバスを吹くことは稀で、アンサンブルのレッスン以外にはあまりバスを取り出して吹くことはありませんでした。でもこうやってバスを担当することになって以来、割とバスを吹く機会を多く持つようになってきたためでしょうか、バスリコーダーにも少しずつ慣れてきて、はじめは重くてなかなか音が出なかったのが、次第にバスを吹く楽しさにめざめつつあるといってもいいくらいなのです。先生にアルトの個人レッスンをしていただく時以外、ほかに参加しているアンサンブルのグループではこのところはバスばかり吹いているといってもいい、今の状態です。やっぱり自分でソプラニーノからバスまでの楽器を持つといろいろとすぐに吹けるので、樹脂製でもいいからいろんなパートを吹きたい、とリコーダーを始めて1年あまりの短い期間で揃えたのは、そういう意味では良かったかもしれません。ソプラニーノからバスまであれこれが吹けるのは、人とあわせる時にも役にたちますし、いろんな曲がいろんな角度で楽しめますね。もちろんこれから木製にもおいおい替えていければよいと思っています。樹脂製のリコーダーならそれぞれソプラニーノ3000円、ソプラノ2000円、アルト3000円、テナー9000円、バス35000円くらいであるので、他の楽器をなにか1つ買うくらいのお金で(それでも買えないかもしれませんが)リコーダーの5種類が揃うのです。先生のように樹脂製のリコーダーで素敵な音で演奏なさると、笛は値段じゃない、高価なリコーダーで吹けばもっといい音が出るはずなーんていうある種の幻想と自分の下手なことの言い訳は、はずかしくなってくるわけです。ハイ。
 10月24日の発表会を目指して10月はそれまで3回の練習を予定しています。今回あわせてみて、前回よりもだいぶ良くなってきたかなぁと思いますが、もっともっと、めざすはALSQなのですから、いい気持ちになれるよう、聴いていただく方にもいいなぁと思っていただけるよう、みんなで頑張りましょう。ネッ!
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第38回おけいこ (1999-09-30)
★フィンガー・ビブラート
 発表会のためのテレマンの「ドルチェ」からおさらい。この曲は出だしの吹き方で曲の感じが決まってしまいます。前回、少しタラタラと吹いたので今回はもう少し緊張感をもって吹こうと思って始めたら、高音がピーッ!と鳴ってしまうような力みでした。レッスンのたびに前とは違って良いようにと考えて吹いてはいるのですが、タラタラとした緊張感のない吹き方と、あまりに力んだ吹き方との間を振り子のように行ったり来たりで、その振り幅が極端すぎるようです。ちょうど良いポイントがなかなか見つからないのです。一人で練習していても先生と一緒に吹いてみるほどには違いが分からず、レッスンで先生と一緒に吹くたびに、あ、やりすぎ…というのを自分でも自覚するのですが、この辺で吹くというところを決めるのがむずかしいです。
 バッハのフランス組曲第3番の「メヌエット」は自分でも長くたくさん練習してきた曲なので、どのように吹こうかは大体決まってきて自分の好きな吹き方で吹けるようになってきています。もっと音をクリアにとか、ここはやわらかくとかいうことはまだまだ練習することはあるけれど、何度も吹いてきたところでの安定感というのは出てきた気がするし、先生からもそのように言われました。
 さて次は、−フランス・バロックのフルート作品から−という「アルトリコーダー二重奏曲集2」のシェドヴィーユのソナタ「アルマンド」です。ゆっくりしたテンポに慣れるまでにわたしも先生もしばらくかかったのですが、符点のついた音符の後をちゃんと合わせることとか、ゆっくりした赴きのある(?)トリルを合わせることとか、32分音符の箇所はちゃんと歌うようにとか、先生からのご指導を受けながら練習していきました。このようなフランス・バロックの曲は、フィンガー・ビブラートというテクニックを使って、時には息のビブラートとは違った趣で優雅に音を揺らしながら演奏するのだそうです。確かに指穴を微妙にかぶせるようにするフィンガー・ビブラートは感情や息づかいをそのままぶつけるのではなく、ワンクッションおいて少し気取りをもって演奏するのによさそうですね。今回はこの曲を何度も吹いてみて、フランス・バロックの感じを少しはつかめたような気がします。今まで吹いていたバッハとはやっぱり違うみたい。この気取りもまた楽しそうです。先生と一緒に吹く二重奏がこの頃はとても楽しくて、以前のように「ふだんはこんなじゃないんです!」というような変な緊張がなくなってきたみたいです。やっぱりリコーダーを吹くこと自体にもだいぶ慣れてきたからかもしれません。
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.25) (1999-09-26)
★ALSQになった気分!?
 9月第2回目の例会です。練習会場の公民館の音楽室に入ったとたん、わたしは心の中で思わず「あっ!」と叫びました。バッハの「フーガの技法」のコントラプンクトス1が聞こえてきたからです。
 夏休み中に電子メールのアドレスを持つTMAのメンバーの間で”発表会にはバッハの「フーガの技法」もやろうよ””やりたい!”という話題がやりとりされていたのですが、わたしの大好きなALSQがかっこよく演奏するバッハの「フーガの技法」は中でもとても好きな曲で、わたしもメールで”ALSQみたいにやりた〜い!”と言っていたところでした。今日はいよいよその練習にはいるか、と思うとワクワクしました。H氏、A氏、I氏、F氏、SIさん、私の6名でSATGBの「コントラプンクトス1」「コントラプンクトス3」を練習しました。A氏がグレートバスで演奏されていたのに、わたしもバスを重ねて加わりました。このTMAの中では今まではテナーかソプラノを吹くことがほとんどでしたが、今回は珍しく「コントラプンクトス」はバスで、後で練習したギボンズの「インノミネ」はアルトを吹かせてもらいました。
 今回の練習も前回の時のように、1つのパートを複数で担当するようにして参加させてもらうと、上手な方と一緒に吹けるという安心感があって思いきり練習できるので、わたしにはしばらくこうやって練習に参加させてもらった方が良いように思いました。メンバーが少し増えたから出来ることでもありますし…。
「コントラプンクトス」はまだ初めての練習で落っこちないように演奏するだけで精一杯ですが、だんだん盛り上がって行って追いかけっこのように演奏していくのが、「イイ」のですよ。わたしも演奏できるなんて感激です。A氏にはトリルの演奏の仕方や音の伸ばし方、音量やノンビブラートで演奏することなどいろいろ教えていただき、これはもう感謝感謝です。練習を重ねてALSQみたいに演奏できるように、頑張りましょう。
 その後ポットにいれて持ってきたコーヒーをみんなで飲みながら、そしてA氏の持ってきてくださったおやつを食べながらちょっと休憩。今までこんな休憩はとっていなかったのですが、3時間ちょっとの練習の合間に1度くらいコーヒーブレイクを入れるのはとてもホッとしますね。今までなんでこんなふうにして取らなかったんでしょ。このブレイクの合間には初めてグレートバスを吹いてみたりしました。C管でへ音記号の楽譜を読んで演奏するグレートバスもまたわたしの次なる課題です。そのうちトライしてみたいですね。休憩の後はギボンズの「インノミネ」を練習しました。アルトが定旋律のこの曲で、音符の数の少なそうなアルトのパート譜を手にとって、簡単そうに見えたので「これやるー!」とわたしが言ったら、「そこが一番むずかしいんだよ!」と言われました。「あっ、そうだっだんですかぁ」 小節ごとの音の頭にアクセントをつけて、みんなに聞こえるように、音を揺らさないように演奏しなければいけないのです。テンポをもう少し遅くしてみようとの提案に、H氏が「アルト次第だよ」と言われたので、わたしは「大丈夫!」と言って演奏し始めたのですが、途中で息が足りなくなったり、拍子がとれなくなって走ってしまったり…。でも何度か練習するうちにみんなで合うようになってきました。これもとてもきれいな曲です。最後にはH氏とA氏とでテレマンの2本のアルトリコーダーによるカノンを練習。1つの曲を何小節かズレて吹いていくので、練習を始めたばかりのころは落っこちたら最後、なかなか浮かび上がれないのだそうです。
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リコーダーオーケストラのおけいこNo.1 (1999-09-24)
★身体全体に音を響かせて
「リコーダーの広場」というリコーダー愛好家たちの情報基地となっているサイトがあります。わたしもそこには毎日のように出かけていって掲示板での話題や演奏会、イベント等の情報をチェックしたりしています。ある日そこでMino-Yoshizawa Recorder Orchestraのメンバー募集という情報を見つけたのです。リコーダー奏者であり指導者である吉沢実さんの指導してくださるリコーダーオーケストラのメンバーになって練習できるというチャンスに、わたしはさっそく問い合わせのメールを出し、仲間入りさせていだたくことになりました。そしていよいよ第1回目の練習の日がやってきました。今まではコンサートで拝見していた演奏家、吉沢実氏がわたしにとっては初めて本当に指導を受ける吉沢先生としてこれからお会いすることになるのです。わたしは仕事が終わってからヤマハ銀座店に駆け付け、1時間半の練習をします。閉店後の3階楽器売り場のレッスン室では、練習の始めに参加者全員の自己紹介(吉沢先生からの紹介)をして、それぞれにリコーダーや吉沢先生との関わりを話すことになりました。わたしも「はじめまして。リコーダーのおけいこ日記をホームページで書いているKey-Mamaと申します。」と自己紹介し、吉沢先生とのインターネットやメールなどでのやりとりとは違った、初めての face-to-face の出会いを果たしました。
 さて練習ではまず、身体全体に音を響かせて…という先生のご指導を受けて、参加者みんなで和声練習をしました。ソプラノ、アルト、テナー、バスそれぞれが先生の方へ音を集中させ、身体に響かせて音を出すように意識しました。とてもきれいな音が出て、とてもいい気持ちで、思わずワクワクしました。それからJ. D. Careyの「Choo-Choo Train」を、休憩をはさんで「大きな木」という絵本の内容をもとにした新作の組曲のなかから比較的やさしそうな曲を2つ練習しました。わたしは今回はバスリコーダーを吹こう思って他にバス担当となられた2人の方達の後ろで、できるだけついていこうと頑張ってみました。リコーダー歴は浅いとおっしゃる方でも3年とか4年とかで、きっとわたしのように1年ちょっとというのは珍しいのではなかったかと思います。その中でもバスは最近始めたばかりで、まだへ音記号の譜面もさっさと読めないへたっぴーですが、吉沢先生のご指導にうまく乗せられてなんだかとっても気持ちよく吹くことができました。初見での演奏はわたしの苦手とするところで、変な音もいっぱい出してしまいましたが、他のバスの方々のリードのおかげで、それでもとても楽しく吹けました。みんなで合わせて吹くっていいなぁ とつくづく思ったのです。少人数のアンサンブルでなく、20数名のオーケストラというのは初体験でしたが、音を身体に響かせて、オーケストラ全体で響いてという感じがして、初回練習ですっかりハマってしまったようです。練習の後は、近くのカフェテラス風のお店でちょっと飲んだり食べたりしながらのおしゃべり…。わたしには初対面の方々ばかりでしたが、同じリコーダー仲間とこんなにたくさん集まって、いろんな方たちとお知り合いになれて、とても楽しい花金(もう死語かしら?)の銀座でした。また来月の練習がほんとにほんとに楽しみ〜!
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アンサンブルのおけいこNo.16 (1999-09-18)
★全員集合はむずかしいなぁ
ほぼ1ヶ月後に迫った発表会のためのアンサンブルのレッスンです。今回はY氏、T氏とわたし、それに先生の4人でした。五重奏の曲なのですが、なかなか全員が揃うのは難しいのです。基本的に1ヶ月に1回の割合の練習で、発表会の前には何回か集まって練習しようという予定ですが、間があいてしまうとなかなか難しいですね。でも練習で合わせる度に少しずつ曲らしくなってきています。全員でやれると四重奏よりも膨らみのある音が出て、五重奏っていいなぁと思うのですが、それぞれのスケジュールを合わせて全員集合というのはなかなか難しいところです。
 ホルボーンの「パヴァーヌ、ガリアルド、アルメイン集」よりの五重奏SATTBはアルトを除いての練習となりました。
 バスを担当するわたしは少しずつバスリコーダーにも慣れつつあるところですが、しばらく練習すると指が少しツルような感じになってきます。前みたいにひどくはないのですが、音をなるべくきれいに出すために、まだかなり力を込めた指使いをしているのと、楽器の重さでバスを吹くのは1時間半くらいが今は限界です。バッグのストラップを使うリコーダー仲間のNさん式バスリコーダーストラップをわたしもまねして我が家にあった赤い旅行用のボストンバッグのストラップを使っています。リコーダーストラップで赤い幅広ベルトというのは珍しいでしょ。首つり方式だと首のところがチクチクして気になっていたのですが、片方の肩にかけるNさん式バスリコーダーストラップはそんなことがなくてとても良いです。演奏の方ではボーッ、ボーッと全音符で吹く箇所では、単にボーッ、ボーッと吹くのではなく膨らみを感じさせるように吹くところとか、テンポをリードして吹くところとか、バスが主に歌うように吹くところなどをきちんと意識して吹くように気をつけたつもりなのですが、慣れてくるにつれて、つい吹きすぎちゃってわたしの悪い癖の変なビブラートがついてしまうのを先生に注意されたりしました。音を出すことに気を取られて、音自体がどんなふうに鳴っているのかを、よく聞いていなかった気がします。他のパートの音を聞くと共に自分の出している音も注意深く聞いて、適切な音量、意識したビブラートなどを気をつけたいと思います。
 アムステルダム・ルッキ・スターダスト・カルテット(ALSQ)のCDの演奏がお手本といえばそうなのですが、それぞれが自由に吹きながらも全体の調和がとれていて、すばらしく響く演奏をめざしているのです。先生がおっしゃることが、あのCDの演奏を思い出すと良くわかるのですが、自分で演奏するとなると難しいものですね。志は高く、スターダスト・カルテットをめざして、さぁ、みんなであと1ヶ月頑張って行きましょう!
 練習の後には久々に会ったT氏とはリコーダーケースのことを少し話しました。T氏には試作品としてもらったというテナーのリコーダーケースを見せていただき、わたしのリコーダーケースも見てもらって、どんなリコーダーケースが使いやすいかや、ケースカバーのメーカーのHPにあったSATB用リコーダーロールってどんなのかな、などちょっとおしゃべり…。彼に教えてもらってわたしも購入したギタルラ社のソプラノ・アルト用リコーダーロールは材質的にも軽くて使いやすいのですが、これのテナー版もあればいいのに、なんて言いながら彼もリコーダーケースについては研究熱心です。今、このギタルラ社のソプラノ・アルト用リコーダーロールはわたしのリコーダーケースの中にスナップで取り外しができるようにしてソプラノ・アルトを入れて使っています。
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.24) (1999-09-12)
★お久しぶり!
 7月の1回目の例会以来、わたしは夏休みモードのスケジュールのためにTMAの例会をお休みしていました。それで今回は夏休みをはさんで2ヶ月ぶりの練習となったわけです。夏休みの間は、やっぱり他のメンバーもあまり揃わなかったようですが、今回はH氏、A氏、I氏、F氏、MO氏、SIさん、SUさん、私の8名で多数の参加でした。その中でもMO氏は昨年末からしばらくお休みされていたので、10ヶ月ぶりの再会となり、ほんとにほんとにお久しぶり!
ブラウニングの詩をもとにした「葉は緑に」をバード、ウッドコックなど3通りやってみました。バードの曲はH氏が楽譜に手を入れて持ってこられたパート譜を見ながらの演奏で、落っこちたら復活できないパート譜は、吹きはじめたばかりの曲ではわたしの苦手とするところです。それで今回わたしはI氏と一緒に、一歩下がってテナーを重ねてみました。I氏はわがTMAには4月から参加された方ですが、学生時代からのリコーダー歴をお持ちで、わたしはとなりで演奏を聞きながら、拍子の変化するバードの「葉は緑に」を安心して吹くことができました。拍子の取り方の難しい曲はちゃんと吹ける人と一緒に練習させてもらうのもとても有効ですね。吹き方がだいたい分かれば次にはひとりででも吹くことが出来そうですもの。「葉は緑に」のバリエーションの3つめに練習した、「合わない、ズレやすい」曲(ちょっと作者を忘れました)以外は、はじめは他の人の吹いているところなどお構いなしに自分のパートばかりを一生懸命吹いていたのですけど、「なるべく人の演奏を聞いて!」というH氏の指導を守って、少しは曲らしく聞こえるくらいにはなったようです。
 そのあたりで珍しく一時休憩…というより、今回はわたしがコーヒーメーカーでいれたコーヒーをポットにいれて持っていったので、練習時間の半ばあたりで、「コーヒー飲みましょう!」と無理矢理ブレイク。3時間強の練習の間ずっと根をつめてやったんじゃ、ゼイゼイしちゃうので、これからもこのコーヒータイムはいいみたい。お買得品で仕入れた1.3リットルのステンレスポットは10人分くらいのいれたてコーヒーが飲めるので、こういう集まりには最適。人数が少なければお替わりもできるし…。これからはわたし、勝手にコーヒー係を務めることにしましょう。(どなかたおやつ係をかって出ていただいてもいいですよ。)コーヒーブレイクの間には、わたしが持っていったリコーダーケースもメンバーの方たちに見てもらいました。わたしがおけいこ日記にリコーダーケースのことを書いていたのを読んでくださっていた方もいらして、実物はどんなんかな?と思われていたみたい。フルート用のブリーフケースというのもMO氏にはすぐに見破られて、「ここだけでしょ。自分で作ったのは…」とゴムベルトのループを指しておっしゃったので、「そうです、そうです。そりゃぁ、自分で全部作ることができたら、一番いいんですけどぉ…」お裁縫は苦手なんですも〜ん。でもこのリコーダーケースはほんとに持ち運びに便利です。楽譜が少なくてケースに入れられるくらいならば全部1つのケースだけですむので、バスを含む7本のリコーダーを持ち運ぶというつらさは、あまり感じなくて済むように思います。バスまでの全部を持ち運ぶチャンスが、少しずつ増えているので、予想以上に使いやすいリコーダーケースとなりそうです。
コーヒーブレイクの後は、ブレイド、ホルボーンなどの曲をいくつか練習しました。 来年1月末に発表会を計画しているので、それのためにだんだん曲目を決めていこう というところのようです。
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第37回おけいこ (1999-09-09)
★国民性の違い
 今回は10月の発表会のプログラムが出来てきたので先生から戴きましたが、三味線合奏の後にリコーダーのソロや二重奏があり、休憩をはさんでリコーダーアンサンブル、最後はウクレレ合奏という並びになっていました。三味線とウクレレにはさまれたリコーダーってどんな感じなのでしょう。見当もつきません。
 始めは「サラッといきましょう。」と先生がおっしゃった発表会の曲から始めました。バッハのフランス組曲第3番の「メヌエット」から。前回よりも初めから気合いを入れて吹いて、結構「やるぞー」という気持ちで演奏しました。「まあ、これはもういかようにも、好きなように吹いてください。というところですね。」
次はテレマンの「ドルチェ」。前回よりも気張らずに吹いたつもりだったのが、ちょっとタラタラと吹いてしまいテンポも少し遅すぎたのでもう一度ちょっと強くかつ軽やかに吹いてみました。これは掛け合いのような曲なので、相手につられて吹いてしまうということになり、先生と「負けな〜い」と言い合って吹いているみたいな気持ちになってくるから不思議です。こんなふうに二重奏を吹くようになると二重奏がどんどん楽しみになってきています。吹き終わったあと、なんだかとても嬉しくなってくるのです。まだまだまだまだ不十分のところはあるのですが、ふだん一人で練習している曲をレッスンの時には二重奏で吹いて聞いてみると曲の表情が随分と違ったものになります。まだまだ先生にかなうはずもないのですが、レッスンの時には「勝負」しているみたいな感じです。「前回よりも少しは手強くなったでしょう、先生」と言いながら吹いているみたいなのですよ。私…。
 さて、今回はバッハの二重奏曲集を離れて、−フランス・バロックのフルート作品から−という「アルトリコーダー二重奏曲集2」に入りました。シェドヴィーユのソナタからまずは「アルマンド」を…。これはゆっくりとしたテンポの綺麗といえば綺麗な曲なのですが、なにやらよく分からない変な感じもする曲です。ノッペリとゆっくりやるのでなく、旋律のところどころにメリハリをつけて吹くように、またわたしが装飾音を吹いた後にリズムが崩れることがあるので、そこを気をつけて吹くようにとの先生からのご指導で、数回練習しました。次の「アンペラトリス」はわたしが思っていたよりも早いテンポで先生がどんどん吹いていかれるので、わたしは慌てて追い掛けましたが、基本的にそんな早いテンポで吹く練習をしていなかったので「アワワワワ…」となってしまいました。1ケ所16分音符が並ぶところがあるのですが、そこのために初めから遅く吹くと全体の雰囲気が損なわれるとのことで、「そこはダブルタンギングで吹くでしょう。」とおっしゃる先生に、「…わ、わたし、ダブルタンギングは苦手なんですぅ。シングルで練習してきたのですが…」「えっ?そうですか?」と先生がおっしゃって、「”トゥクトゥク…”とやるんですよ。」「う〜んと、うまくタンギングできないのですけど…、シングルではいけませんか?」「もちろんシングルでできればいいですけど、早く吹かないといけないので、ちょっとシングルでは無理じゃないかな…。今はシングルで遅くなるよりはここはスラーで吹いてもいいですから、それでやってみましょう。」ということになって取りあえずは苦手な”トゥクトゥクトゥクトゥク…”でなく”トゥートゥー”とやりました。タンギングはほんとに難しいです。”tu du tu du ”とやるのも意識して吹くと難しいですものね。ほんとに練習練習しなくちゃね。
でも今回のシェドヴィーユの曲などはドイツのバッハと違ってちょっと気取ったところが感じられて、それはそれで楽しみであり、フランスとドイツという国民性の違いを感じさせてくれます。がむしゃらに吹いて練習していたバッハとはなんかちょっと違うんですよね、今度の曲は…。簡単に吹けそうに見えるんだけど、なかなかそうは行かず、もっと気取っていろいろ飾って、小指なんか立てて吹いてみたらって感じでしょうか?
いやいや前回といい今回といい、なんだか先生との二重奏がとっても楽しくてレッスンが終わると思わずニコニコというかニタニタしてしまうのは、我ながらおかしいですね。また次回の勝負を楽しみに…
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アンサンブルのおけいこNo.15 (1999-08-28)
★活躍するリコーダーケース
今回のアンサンブルのレッスンはY氏とわたし、それに先生の3人で始めました。T氏、Iさんは都合が悪くて集まれない様子。
ホルボーンの「パヴァーヌ、ガリアルド、アルメイン集」よりの五重奏SATTBのうち、下の方のTTBを練習しました。
テナーをY氏と先生が、そしてバスはわたしが担当です。ふだんあまりこの曲の練習をしていなかったのですが、バスはそれほどたくさんの音を吹かなくて良い分、リズムとベースの音を大きくリードする役目を負いながら、時々聞かせる部分も持っているので、昨年ソプラノを担当した時とは違った愉しみを味わうことができます。ところどころ拍子のとりにくい箇所があるのですが、何回が練習するうちに要領が分かってきました。TTBでうまく吹けないところは先生がソプラノを担当なさったりしてなんとか3人で練習を終えようとするころ、Iさんが見えたので1回通して演奏することができました。3人よりも4人の方が音の厚みが出てきていいですね。全員で集まっての練習は難しいのですが、来月もまた頑張って練習しましょう。今回も1時間半くらいの練習時間でなかなか中身の濃いアンサンブルのおけいこでした。今度のおけいこには「Jean Cavallaro」のブリーフケースを自分で改良したリコーダーケースにソプラニーノからバスまでの全部で7本のリコーダーを入れて持ってきたのですが、これはこの本数を持ち歩くにしては、かなり軽くて持ちやすいことも分かりましたし、これからも持ち歩くときには活躍しそうです。ケースの中にリコーダーの保護のために入れていたバスタオルは、一緒につれていったむすめ1のお昼寝のための肌がけにもなってとっても便利!というおまけつきでした。練習の始めには椅子の下にもぐりこんでわたしの吹くバスリコーダーに下から指をつっこんで遊ぶので、どうなることかと思ったのですが、そのうち遊び飽きたら自分でバスタオルをかけてお昼寝していたので、良かった良かった。またまた来月の練習が楽しみです。
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第36回おけいこ (1999-08-26)
★二重奏の楽しみ
 8月のレッスンは第1週と第4週だったので今回は前回から3週間振りのレッスンでした。仕事帰りに通うリコーダーのレッスンですが、今まで、レッスンのある曜日の昼休みは定例の打ち合わせがあって「レッスンの前にもう一度おさらいしておきたい」ということができなかったのですが、今度からは定例打ち合わせの曜日が変わったので、昼休みにリコーダーのおさらいができるようになりそうです。お昼休みに少しおさらいをしてから臨んだ今回のレッスン…。発表会の曲から始めました。前回、楽譜を見ないで練習していてレッスンの時に楽譜が目の前にあるとどこを見てよいやらとても困ったということがあったので、今回は家で練習する時もなるべく楽譜を見ながらを心掛けました。それだけで、レッスン室では混乱せずに済みました。テレマンの「ドルチェ」を吹き始めると、なんだか「おおっ! 先生、今日は気合い入ってるな!」というような感じを受けて、「おっと、私も負けない〜!!」というように吹いてしまいました。吹き終わった後で、先生が「もう少し気合いを入れずに吹いてみましょうか。」とおっしゃったので、「今日は先生が気合いが入っている感じだったので、わたしも頑張って吹いちゃったんですけど…」と言いますと、「Key-Mamaさんにつられちゃったんですよ。」とおっしゃってからわたしの吹き方を真似されました。あらら、こんなに力んで吹いてるの?私って…。いやーねぇ。でも先生が「つられちゃって…」というのがなんともおかしくて楽しくて…という感じでした。
次にバッハのフランス組曲第3番の「メヌエット」。これはチェンバロ演奏のCDを買ってきて聞いてから鍵盤で演奏する曲のイメージが分かり、装飾なども少し考えて練習していました。これは先生の演奏されるアルトのセカンドが伴奏に徹しているので、トップを吹くわたしはもっと前に出て聞かせて吹いてよいとのこと。曲によって気合いを抜いて吹いたり、気合いを入れて吹いたりがあるのに、わたしはそれを反対に吹いてしまっていたので、お間抜けですね。 でもこの曲はどんなふうに演奏したらよいかということを考えてというか察知して演奏するということが楽器演奏のおもしろさ、楽しさなのですね。最後に少しだけ入れてみた装飾について、先生には「装飾なんかもっとはじめから入れたらどうですか?」と言われたのですが、なんだか装飾音って恥ずかしい気持ちがするのです。 でも割りと気張って吹いてよいみたいなこの曲にはもうちょっと気張って装飾を入れてみましょうか。でもなんだか少し曲らしくなってきたようで、ちょっとうれしい。
この後はいつものレッスンの「アルトリコーダー二重奏曲集1」イギリス組曲第1番より「ジーグ」。これは上のパートも下のパートも装飾音がそれなりにあり、音をたくさん刻みながら演奏するため、二重奏で合わせるのがいつも難しく感じていました。それに繰り返しもやってからの終わりの頃には、わたしがだいぶバテてきて、終わりまで緊張感が維持できず、終わった後には「ハ〜〜!」となった後ゼイゼイします。この曲では特に入り方を注意してダラダラとした入り方でなく、ピッと背筋を伸ばしたシャキッとした入り方にするように言われました。
最後はイギリス組曲第2番より「ブーレ」。前回うまく吹けなかった前半、後半の終わりの部分は今度はうまく指が動いて、曲が終わったら思わず「ヤッターー!」と言ってしまいました。練習の甲斐もありました。
これでしばらく続けたバッハはちょっとお休みして次からは「アルトリコーダー二重奏曲集2」にをやることにしました。8ヶ月間のバッハ。いろいろと勉強になったなぁ。バッハがだいぶ好きになりました。
 今回のレッスンでは先生との二重奏がこんなにいろいろな面を持っていたのか、と気づかされました。「つられて」演奏してしまったり、対決ムードを漂わせたり、聞かせる役や引き立て役などを演じたりと、いつも先生との二重奏でレッスンしてきたので、これがレッスンと思っていたのですが、レッスンのやり方にもいろいろあるわけで、リコーダーをやりたい、アンサンブルしたい、という希望に、そう言えばピッタリの方法だったんじゃないか、なんて今頃気がついたわけでした。二重奏の楽しみはまずはレッスンの中にあったのに、修行ということばかりに目を奪われていてその楽しさに鈍感になっていたわたしでした。
久々にレッスンが終わったらすごく楽しくてうれしくて…、心もウキウキとはこんな状態を言うんですね。一緒に合わせることのできる状態というのは一人で吹いているのとは全く違った空間の中にいることを意識させられ、その緊張感がなんとも言えません。ほんとにほんとに楽しいレッスンでした。
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夏休みカルテット誕生 (1999-08-11)
★いろんな工夫がいっぱい!
 とても楽しい1日でした! というのは、ちょうど1ヶ月ほど前にALSQのコンサートを機にお知り合いになったアンサンブルMのメンバーの方たち、わたしとほぼ同年代のMさんとNさん、それにMさんのむすめさんのRちゃん(中学1年)と夏休みの1日、一緒にリコーダーを吹きましょうと集まることになったのです。
車で2時間ちかくもかけてわたしの職場の学校のキャンパスに遊びにきてくれました。緑の芝生のグラウンドの木陰でリコーダーを吹きましょう!と計画していたのですが、当日は風が強くてリコーダーを吹くにはコンディションが良くなかったので、わたしが職場の同僚といつもリコーダーアンサンブルの練習をしている部屋で4人でリコーダーアンサンブルをやってみることにしました。
今までに1度会っておしゃべりしたり、それ以降はメールでやりとりしたりしてはいたのですけど、一緒にリコーダーを吹くのは今度が始めてでした。当日演奏しようという楽譜もあらかじめ準備していたので、さっそく吹いてみました。Mさんがソプラノからバスまでの4本、Nさんがアルトとバス、Rちゃんがソプラノとアルト、わたしがソプラノからバスまでの4本を準備して、みんなでパートチェンジしながら演奏してみました。演奏したのは「エーデルワイス」、「グリーンスリーブス」が2曲、「もろびとこぞりて」、「荒野の果てに」、ルネサンス舞曲集が10曲ですから、全部で15曲くらいでした。中学1年生のRちゃんがとても上手でびっくり!ソプラノやアルトの高いところを担当することが多かったので、みんなを引っ張ってくれてとっても愉快な演奏ができました。
今回集まってみんなそれぞれの持っているいろいろなリコーダーを吹いてみたり、Mさん手作りのとても素敵なバスリコーダーケースやわたしの手を加えて改良したソプラニーノからバスまでの7本が入るリコーダーケースのそれぞれの工夫を披露しあったり、Nさんにはバッグのストラップを使ったというNさん式バスリコーダーストラップを見せてもらったりしてとても楽しい時間を過ごしました。みんなリコーダーを吹くために、また持ち運ぶためにいろいろな工夫をしていて、すごく参考になりましたし、首つり方式でないNさん式バスリコーダーストラップはぜひ真似させていただきたいものでした。まだまだヘタッピーのわたしにくらべてMさんもNさんもまたとても上手な方たちで、アンサンブルしながらいろいろと教わることがたくさんありました。でも何よりもみんな、リコーダーを吹くのが好き!という気持ちがあふれていて、一緒にアンサンブルしているとイキイキとしています。みんなのノリにわたしの身体もフワーっともっていかれるみたいにノセられてしまいました。特に最後にやったルネサンス舞曲は踊りの曲でもあるので、きれいな曲、テンポの早い曲など、それぞれに楽しめる短い曲をいくつもやってみて、踊り出したいくらいのノリになり、最後は「やったー!」という感じで3時間ほどのカルテットでの演奏を駆け抜けました。
演奏の後は近くのレストランで4人で食事&おしゃべりでこれまた3時間くらい、あれこれのおしゃべりとお笑いで時間のたつのも忘れて本当に楽しく過ごすことができました。
Mさん、Nさんとはホームページやメールを通じてお知り合いになったのですが、実際に会って話したり、そしてリコーダーアンサンブルをしてみたりして、とても楽しい仲間となることができたのは、なんという幸せでしょう。リコーダーという楽器を吹くようになってこういう人たちとの出会いも生まれたのだと思うと、リコーダーがわたしの人生にもたらしてくれたものの大きさ、豊かさに感謝せざるを得ません。 またぜひ会ってカルテットしたいですね。
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第35回おけいこ (1999-08-05)
★楽譜を見ながら…
 今回は発表会の曲よりもいつもレッスンしている曲から始めました。「アルトリコーダー二重奏曲集1」イギリス組曲第1番より「ジーグ」です。前回はだいぶ指が動くようになっていたのですが、せっかく動いていた指もしばらく間を置いてしまうとまた集中がとぎれています。発表会の曲の方をやっていたので、やはり練習が少なかったのですね。
先生と一緒に吹き始めてから困ったことが1つ。家で練習しているうちに曲を暗譜してしまって、練習しているときに譜面を開かずに吹いていることが多くなっていたので、レッスン室で譜面台に譜面を立てて吹こうとしたら、譜面が邪魔になって吹くことに集中できなくなっていたのです。いつも吹いている感じと違うので、どこを見てよいやらほんとうに困ってしまいました。譜面とは違うあらぬ方向に目をやってみたり、目を閉じて吹いてみたりしたのですが、そんなことに四苦八苦していると指も動かなくなってしまうのですよね。音や指に集中していることが多かったのに、なんだかいきなり目からいろいろな情報を受け取らざるを得ない譜面に出くわしてすっごく混乱してしまいました。1曲吹き終わってから、先生に暗譜しているので、譜面を立てたらどこを見てよいやら困ってしまった、とお話しましたら、「わー、暗譜してるんですか?!」と言われました。何度も吹いているので、自然に覚えてしまうわけなのですが、譜面を見ながらではこの音形は前のタイプと違っているからこんなふうに演奏しよう、とかここは別パートがこう動くから自分はこう吹こうとかいうことを考えながら吹くことができるのに対して、中途半端は暗譜は自分の吹くパートの繰り返し「同じ」練習をした結果、頭に残ったものなので単なる「癖」として動いているにすぎませんでした。やっぱり譜面を見て、そこからの情報もちゃーんと受けとめながら、吹くことが必要なのだと分かりました。目の前にある譜面を見るのを、苦痛に感じながら演奏してしまうなんて、すごく変な体験でした。
家で練習するときにちゃんと譜面台の前に座って練習せずに、どこででも吹いていたのが、今回の困った体験の元になっているのだと思います。それに今回も先生にわたしの「変な」ビブラートを指摘されました。自分で意識して「棒吹き」してみたら、その「変な」ビブラートは消えるのですが、これでは「吹いた」気がしないし……。のどによけいな力が入っているみたいなのですが、自分ではふだん気がつかないこともあってこれを矯正するのは、むずかしいです。意識して「棒吹き」してまず「変な」ビブラートを取ることからしか始まらないのでしょうか?やっぱり力んでいるのですね。
この後は次のイギリス組曲第2番より「ブーレ」も久々に吹いてみました。これは前半、後半の終わりの部分が指を動かすのがむずかしく、まだまだ動いていないので、もっと練習!
最後に発表会で演奏する予定のテレマンの「ドルチェ」を吹きました。これもほとんど暗譜していたので、譜面が邪魔という問題が出てきて、譜面をみながらだとどこを演奏しているのかわからなくなってくるのです。練習するとき、はじめは譜面を見ながら、そして次に頭に浮かべながら吹いていたのですが、曲を覚えるにしたがってそのうち思い浮かべていた譜面は頭から消え、音と指の動きのみが自然と出てくる状態になっていたので、譜面を見ると「えっ?!こんな曲を吹いていたのだっけ?」というくらい音符と音とが結びつかない状態になっていたのです。ですからこれも譜面を見て吹いたら、しどろもどろになってしまいました。良くも悪くも練習の状態が反映されるということが分かりました。やっぱり毎回レッスンのたびに発表会の曲もさらっておかないといけないね。ということになったので、次回からはこちらの曲もレッスンの時にちゃんと見ていただくことにしました。譜面と暗譜の関係、他の方はどんなふうになさっているのでしょうか?
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夏休みの銀座めぐり (1999-07-29/08-01)
★リコーダーケースづくり?の巻!
 前にガラスのショーケースの棚落下という事故のためにリコーダーが傷ついてしまったというヤマハ銀座店で4月はじめにアルトリコーダーを買ってから4ヶ月がたちました。今度は職場でリコーダー同好会を一緒にやっている友人とヤマハ銀座店に出かけてみました。
友人はテナーリコーダーを買おうかと思っていたので、いろいろと吹いて試せる銀座のヤマハまで行こうと夏休みの1日に一緒に出かけたわけです。私はひそかに今度はソプラノリコーダーが欲しいなぁと思っていたので、テナーの他にソプラノも少し出してもらって試奏しました。友人はいろいろと試してから、取りあえずはわたしの持っているのと同じYAMAHAの樹脂製テナーを買うことにしました。わたしはボックスウッド製のソプラノを試したのですが、そこに置いてあったものだけでは購入する気持ちになれませんでした。お店の方に相談しましたら、候補としていたメック、アウラ、モーレンハウエルのボックスウッド製のものをそれぞれ複数取り寄せていただけるということでしたので、お店からの連絡を待つことにしました。納得できるまで試したり、外国のメーカーのものも複数試したりできるというのはヤマハ銀座店の良いところですね。その日は地下の楽譜や書籍売り場もうろうろして吹いてみたくなる楽譜をさがしたり、CDを買ったりしました。また他にフルートケースも見て、使い勝手のよさそうなのをヤマハ銀座店で1つと山野楽器のフルート売り場でももう1つ、合わせて2つですが、買ってきました。
前々からリコーダーのケースをどうしようかと考えていたのです。バスを別としてその他のリコーダーを大きなバッグに入れて持ち運んでいたので、バスのいらない時にはバス以外の4〜5本が入るようなケースが、そしてまたソプラニーノからバスまで少なくとも5〜6本くらいが一遍に入る軽くて持ちやすいケースの2通りがないものかと考えていたのです。自分で手作りすることも考えたのですが、なにしろお裁縫が得意でないわたしのこと、なにかいい方法はないかとずっと考えていました。
ヤマハではピッコロケース付きの内側ボア付きフルートケースを買いました。これにはショルダーストラップもついていて肩にかけることもできます。これは定価7800円でしたが、オール2割引のセール中だったのでラッキー!。バス以外の4〜5本のリコーダーが入れられます。
山野楽器で購入したのはそれよりももっと大きな「Jean Cavallaro」の内側ボア付きのブリーフケース(大きさ35cm X 48cmくらい。マチは3cmくらいでしょうか。ついているファスナーが大きく開いて、開くとほぼ平らに倍の大きさにまでなります。蓋側には内側にポケットがいくつかついており、外側には横幅いっぱいのファスナー付きポケットがついているので、楽譜入れになります。)です。これを見た時に、「これに全部入りそう!」とひらめきました。これを買ってから早速我が家にあった1.2センチ幅のゴムテープを縫い付けて、リコーダーの各部品を固定できるようにしてみました。 我が家にあったのは真っ赤なゴムテープだったのですが、それを使って表側にひびかないように、各部品を置く位置を決めてからループ状にして手縫いであちこちにつけてみました。そこにリコーダーの部品を通してケースを持った時に部品がケースの下の方に落ちてしまわないように固定したのです。「Jean Cavallaro」のブリーフケースは紺、ピンク、緑、黒くらいの色揃えがあって、わたしは黒を買ってきました。他のメーカーにはリュックとしても使える大きなブリーフケースもありましたが、いろいろ考えて「Jean Cavallaro」のものにしました。9000円という値段はちと高いかもしれませんが、全部入って軽いというのと、わたしの持っているテナー、バスが樹脂製であるということもあって、これで行けそうに思いました。テナー、バスが木製ならばもっとガードのかたいケースも必要かもしれませんが…。 やってみたら、結果はすっごくOK!!でした。 ループ状のゴムテープで固定したリコーダーの上にクッションの役目のバスタオルを一枚載せてから蓋をする要領でファスナーを閉めると、ちょうど良いこともわかりました。ソプラニーノ1本、ソプラノ2本、アルト2本、テナー1本、バス1本それにバスのクルークや直吹きキャップなど付属品一式、コルクグリースやリコーダークリームも内側のポケットに入りますし、外側の大きなファスナー付きポケットには楽譜もはいります。楽譜を入れた方が保護になると思います。
ということで、「Jean Cavallaro」のブリーフケースはほんのちょっと手を加えただけで、わたしのひらめきどおりになりました。ショルダーストラップもついているので肩にかけられるもの良い点です。
こうやってリコーダーケースを準備した後に、銀座のヤマハからリコーダーが取り寄せられたとの連絡があったので、日を置かずにまた出かけました。候補の3つのメーカーのものを2本ずつ吹きくらべてから、今回はメックのロッテンブルグシリーズのボックスウッド製のソプラノを買うことにしました。これは音の響きがとても良く、特に高音のノビがきれいで吹きやすかったのでこれに決めました。その日は1階のスペースで「スーパーサンバセッション」の演奏があり、思わず身体が動いてしまうサンバを楽しみました。暑い夏の1日、サンバのリズムとサンバホイッスルの音が耳に残って、「いやー。音楽ってほんとにいいですねぇ。」夏休みの銀座めぐり…、あ〜ぁ、楽しかった!!!
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第34回おけいこ (1999-07-22)
★スウィートでやさしく…
 10月末の発表会で演奏する予定のテレマンの「ドルチェ」をまずは吹いてみました。はじめの1小節を吹いたら、先生から「テンポはもっと遅く…」と言われて、遅めに柔らかく吹いてみました。「ドルチェ」は甘く、優しくの意味のようですが、これは2重奏の上と下のリコーダーが互いに「やり合う」ような気迫も時折感じさせる曲であるらしく、ところどころの掛け合いのような部分は「自分こそは…!」の気持ちで吹いてもいいようです。指は前回以来の練習で大分動くようにはなりつつありますが、高音のfの音はまだ、オクターブ孔の塞ぎ具合が決まっていないので、ちゃんとした音が出ていません。この曲は2重奏の対決が面白く、とても好きになれそうな感じがします。
もう1曲のバッハのフランス組曲第3番の「メヌエット」も吹いてみました。これは自分なりに少しはこんなふうに吹きたいというところはあるのですが、まだまだ工夫の余地がありそうです。発表会のための曲のチェックを一応していただきましたが、次回からのレッスンでは発表会用の曲の練習もやってはいきますが、バッハの曲集も進んでいこうということになりました。
この2〜3回のレッスンではいままでのように先生の前で、なんだかアガってうまく吹けない、練習の時のように吹けないということがなくなってきています。ほとんど練習のとおりが出ているのは、どういうわけでしょうか。やっぱり練習のたまものでしょうか。まずは指が動くようになるまでが第1段階で、それからが曲づくりみたいなところがあるので、まずは第1段階を越えないと第2段階へ進めません。レッスンを始めてから約1年半で、ある意味でやっと開き直ることができるようになってきたのかもしれません。練習であれこれ吹いているのは楽しいのですが、(今のところ、練習すればするだけうまくなれる気がしていますから)それでも家でリコーダーの練習をしている時、この頃眼を閉じてリコーダーを吹いていると、かなり気が遠くなって半分寝ているような時もあります。リコーダーを聞きながら寝ちゃう人ってきっといると思いますが、吹きながら寝ちゃう人って珍しいかもしれませんね。
AURA A9BU

この4月に購入したアウラのグラナディラ製アルトはだいぶん慣れてきたようで、だんだん音が出しやすくなりつつあります。同じ曲を吹いてみても去年の12月に購入したアウラのボックスウッド製アルト(AURA A9BU)は、高音も出しやすく、吹きやすくて明るく軽やかな透明感を感じさせますし、グラナディラ製のはやはりより独奏向きで厚みのある凝縮した音が出るように思われます。レッスンの際、ここしばらくはボックスウッド製のを使っていたのですが、ここにきてグラナディラ製のを使おうかと思っています。今回のレッスンでリコーダーを組み立て、指かけの位置を決めていた時に、先生から右手の親指の位置が高すぎるとの指摘をされました。私は下から4番目のホールの裏側に指かけをつけていたのですが、それは高すぎで、3番目のホールに右手親指がくるくらいに構えるはずだということです。リコーダーの構え方で右手の親指の位置について図で示されているものが身近にないので、どれが標準的な指の置き方なのか、よく分からないのですけど、先生に指摘されたように右手親指の位置を下にずらして構え、演奏してみましたら、それ程違和感はなく、指かけが指かけの役目をちゃーんと果たすのでこの方がよさそうです。
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アンサンブルのおけいこNo.14 (1998-07-17)
★ルッキみたいに…。
今回のアンサンブルのレッスンはY氏、T氏、Iさん、それにわたしの4人がそろいました。
10月の発表会で演奏するために先生が選んでこられたホルボーンの「パヴァーヌ、ガリアルド、アルメイン集」よりの五重奏SATTBで練習しました。
T氏がソプラノを、アルトをIさんが、テナーをY氏と先生が、そしてバスをわたしが担当しました。この担当でほぼ決まりみたいです。今回わたしは自分のバスリコーダーを持っていって吹きました。バスリコーダーを持ち歩くのはなかなか大変ですね。
家でALSQの「The Image of Melancolly」というタイトルのCDにはいっているA.ホルボーンのパヴァーヌ、ガリアルド集の演奏を聞いていたので、曲の感じは一応分かっているつもりでしたが、自分の担当の練習はまだほとんどやっていなかったので、はじめはちょっと不安でした。あまり早いパッセージはなかったので、なんとか吹くことができました。拍子の取り方、ノリがわかると、たいへん楽しくハーモニーもきれいな曲なので、気分よく演奏できそうですが、そこに至るまでがなかなか大変そう。五重奏になると、曲の厚みも出てきてなかなかのものです。あとは個人の練習を基礎にみんなで合わせての練習を重ねていくと、発表会が楽しみです。ルッキみたいな演奏ができるといいんだけどなぁ。
先生もルッキの演奏するCDを持っていらして、その演奏が頭にあるのではないかと思います。私達の演奏はなかなかそんなふうにならず、先生は発表会にむけてはちょっと心配そうな様子。大丈夫大丈夫。先生、これからですってば。メンバーのみなさん、次回の練習では先生を少し安心させてあげましょうよ。「いけそー!」って。
練習の後でわたしが持って行ったALSQのCDをみんなで少し聞いてみました。ALSQは全体に低い音の楽器で演奏しているようで、パイプオルガンで演奏しているみたいな響きに、みんなで「おーっ」という感じでした。このCDをメンバーでまわして聞いてみようということになりました。みなさん、このCDを聞けば驚くほど上手になれますよ。だって発表会で演奏する曲だと思って、コンサートを聞きに行った時にALSQにこのCDにサインしてもらったのですから。聞くだけできっとALSQが乗り移ったように演奏できるはずです。また来月の練習が楽しみです。
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.23) (1999-07-11)
★拍子ぬけ!
 今回はH氏、MA氏、A氏、I氏、SUさん、私の6名の参加でした。
バードの「葉は緑に」という5声の曲や前にも練習した「ファンタジア」6声、フレスコバルディの「カンツォーナ第1番」4声に取り組みました。
わたしは「葉は緑に」ではSUさんとアルトのセカンドを重ねてみたり、「ファンタジア」6声ではソプラノのセカンドを担当し、「カンツォーナ第1番」ではアルトやテナーをやってみたりしました。
どの曲も拍子の変化とテンポの変化がとらえにくく、「葉は緑に」はまだどこを演奏しているかわかったので、落っこちてもまた復活できたのですが、「カンツォーナ第1番」は拍子の勘定もむずかしくてほとんど初見での演奏ができずに練習時間も終わりました。「カンツォーナ」は楽譜をもらって宿題ということになりました。
例会の最中にMA氏が「アムステルダム・ルッキ……聴きにいったんですか?」ときかれたので、追っかけのように2日も続けて聴きにいったことを話しました。
MA氏も秋川キララホールの公演にご夫婦で出かけられたそうで、話しを聞けば席もとても近くてサイン会にも並ばれたそうなのに、お互いに全然気がつかなかったのです。このおけいこ日記でわたしがコンサートに出かけたことをお知りになったみたいで、それならコンサートの前に行くことを触れ回っておくんだったなぁ、と思いました。
 むすめ1は7月から日曜日の午前中にスイミングスクールに通うことにしたので、かなりバシャバシャやった後、午後は疲れてこの例会の最中は音楽室でお昼寝することになり、おかげでわたしは練習に集中できるというわけで、とりあえずは日曜日の午前中のプールは正解というところです。
家に帰ってからALSQのCDの中の「カンツォーナ第1番」を楽譜を見ながら聴いてみると、ああ、そうかと拍子とテンポの変化がよくわかりました。楽譜を見るだけではなかなかこの変化をイメージすることができないので、楽譜を見ながらCDやMIDIの曲を聴くのはとても役にたちます。次回は拍子ぬけしないように少し練習しておきましょう。
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第33回おけいこ (1999-07-08)
★発表会での曲は?…?
 10月末に行われる予定の発表会で個人で演奏する曲は、前々回のレッスンの時に決めたはずでしたが、2曲のうちの1曲、バッハのフランス組曲第2番より「メヌエット」を今回吹いてみたら、以前練習していたころに注意された「レロレロ」の吹き方(タンギングがはっきりしない吹き方)が残っているようで、的確なタンギングにならずなんとも情けない状況でした。
そこで、「わたし、この曲あんまり好きくない……。他のをやってもいいですか?」なーんてズーズーしくも先生に申し出て「これはどうでしょう?」と同じくバッハのフランス組曲第3番の「メヌエット」を吹いてみました。
これは少し前に練習した曲ですが、合格した後も結構吹いていたのは好きな曲だからだと思うのです。今回先生と一緒に吹いてみて、あまり間違えずに吹けたし、この曲はなんだかしょっちゅう吹きたくなる曲なので、これを発表会で演奏することに変更しました。もう1つのテレマンの「ドルチェ」は楽譜を手に入れたばかりでしたので、次回までに練習してくることにしました。
発表会用の曲の練習は一段落して、次に吹いてみたのはいつもレッスンしている「アルトリコーダー二重奏曲集1」イギリス組曲第1番より「ジーグ」です。今回はだいぶ指が動くようになっていて、息継ぎが前よりもスムーズに出来るようになっていたのであまり苦しくありませんでした。まだトリルで遅くなるクセは直っていませんが、曲をどう演奏しようかとか、焦らず余裕をもって吹くとかいうことはある程度指が動くようになってから考えられることで、練習量が一定量を越えないと指はスムーズに動かないのです。早い曲は特にそうで、指が動かなければどんなふうに演奏しようとか言う以前の問題になってしまいます。
同じ曲ばかり練習している訳ではありませんが、わたしの場合は1日に1時間半から2時間くらい練習すると練習量にもある程度自信を持ってレッスンに臨める気がします。
先生の前でアガるっていうのはやっぱり練習不足というのも根底にあって自信を持って演奏できないからだと思いました。前回のレッスンで「あれれ??」というふうに何気なくレッスンが終わったというのは、実はあまりアガらずに吹けたということだったのかもしれません。
日々の練習時間というのはかなり個人差があると思いますが、わたしは何度も吹いて練習しないと吹けるようにならないタイプだと思っているので、いくら練習しても足りないのです。「これでOK!」なんてことは全くありませんし……。もう遅いから止めなくちゃ、という感じです。でもリコーダー吹いてばっかりも居られませんし、1日に1時間半から2時間の練習というのはふだんの日では限界でしょう。
サイレントリコーダーなんてのがあれば、朝早くでも夜遅くでも練習できるからいいんじゃないかな。リコーダーを吹くようになってからはテレビを見る時間が激減しました。(おかげで流行りものやニュース、ワイドショーねたにはてんで弱くなっています。まあこのごろは我が家ではテレビを見る時間は家族みんなすごく少ないのですけどね。)
練習はだんだん吹けるようになるのがうれしくて、自らすすんで取組んでいる時はいいのですが、一旦、「レッスン近い!ああ〜、練習しなくちゃ〜!」なーんて後手に回ると、レッスンの時やっぱり先生の前でアガって吹けなくなるのではないかしら。
 レッスンが終わった後は、先生にアムステルダム・ルッキ・スターダスト・カルテットのコンサートに行ったことなどをお話しして、サインしてもらったCDもお見せして「すっごく良かったです!」とまたまたハシャイでしまいました。
ホルボーンのパヴァーヌ、ガリアルドなどをALSQが演奏しているCDにサインしてもらったのは10月末の発表会でアンサンブルのグループでこれらの曲に取り組むからなのです。ALSQみたいに優雅にハモれるようにと願ってサインしてもらい、握手もしてもらったのですから。
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アムステルダム・ルッキ・スターダスト・カルテット (1999-07-03/04)
★FUGUE AROUND THE CLOCK
 待ちに待ったALSQこと、アムステルダム・ルッキ・スターダスト・カルテットのコンサートに2日続けて出かけました。
7/3(土)は秋川キララホールで、そして7/4(日)は横浜のひまわりの郷での公演で、キララホールは家から車で1時間半、ひまわりの郷は家から電車で2時間かかるのですが、2年に1度のコンサートなので頑張って聴きに行きました。
ALSQはなにせ私がリコーダーを吹きたい、リコーダーを習いたい、と強く思うようになったきっかけをつくってくれたグループなのです。
2年前に聴いたALSQも素晴しかったのですが、今回はリコーダーを吹きはじめたわたしがここにあるのも彼等の演奏のおかげだと思うと、感動で胸がふるえました。
CDの「リコーダーの世界」を毎日のように聴いていましたが、その音よりも生演奏は何倍も感動的でした。
特に秋川キララホールでのコンサートは音響の点でもすばらしく、ルネサンスの曲が大地から響いてきて天へのぼっていくように聞こえました。はじめから3曲ほどのルネサンスリコーダーでの演奏は幻想的な豊かな響きで、始まりからわたしの魂をつかまれたように感じ、涙が流れて仕方がありませんでした。
シャイトの「傷つき、みじめな私」によるファンタジア はテナー以下の低音がファンタジア特有の幻想的、呪術的ともいえる音を重ねて演奏され、全〜然気持ち悪くないファンタジアでした。
パッヘルベルの「カノン」は柔らかい音色のテナー以下の楽器で演奏され、テナーのトップの澄んだ音がとても魅力的でした。
ヴィヴァルディ/J.S.バッハの「協奏曲二短調作品3の11番」はSSTBで早いパッセージのすごい技術が披露されました。
ひまわりの郷では休憩の後で、吉沢実氏とALSQによるボワモルティエの「5本のリコーダーのための協奏曲」二短調が演奏され、5本のそれぞれ違ったアルトリコーダーの共演が素晴しく、それぞれの美しいリコーダーを見るのもとても楽しいものでした。
それから吉沢氏の指導した小学生たちとALSQの共演となり、〜学校では教えてくれないリコーダー〜 としてスザートの「戦いのパヴァーヌ」ほか3曲が演奏されました。小学生の演奏も素晴しく、小学校でよく聴くあまり美しいとは言えないリコーダー合奏に比べてこんなスザートの曲を演奏するなんてすごい!ソプラノからバスまでを吹いていましたが、みんな良く音が出ていてALSQと立派に共演していました。
後半はJ.S.バッハが中心で「フーガト短調BWV542」はSATGBの中のアルトの響きが美しく、「フーガの技法」からのコントラプンクトス7、9、キララホールでの最後の「未完のフーガ」はコンサートの終わりに相応しく、聴衆の感動を最高潮まで高めて、アッ!と終わるので、聴衆はALSQにもっともっとと際限なくアンコールせざるを得ない状況にさせられてしまうのでした。本当にホール中が感動していたのがとても良くわかりました。アンコールにはクライネソプラニーノの高音が美しいJ.S.バッハの「フーガト短調BWV550」アラ・ブレーヴェ・エ・スタッカート、「七つの子」などが演奏されました。鳴り止まない拍手と本当に素晴しい演奏で、なんだか夢のような時でした。コンサートの後はサイン会もあって、4人のメンバーにサインと握手してもらいました。あの大きな力強い手と指が私に力を与えんことを祈って…。
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