Key-Mamaのリコーダーのおけいこ日記(1999年その3)
 ( 1999-10-15 − 1999-12-26 )   
1999-12-28 最終更新
「多摩ムジカアンティカ」例会(No.29) (1999-12-26)
★まだまだ…
 12月第2回目の例会で1999年最後の練習です。今回は練習後の忘年会を国立にお住まいのMA氏宅でやらせていただくこともあって、MA氏宅そばのマンションの集会室で練習することになりました。いつもの楽器・楽譜の荷物に加えて忘年会用の持ち寄りの料理などを運ぶことになるので荷物運びが大変です。H氏はキャスター付きのスキーバッグ、私はいつものAll in oneのリコーダーバッグと楽譜バッグ、それにおでんの入った直径30センチ近くの鍋とおにぎり入りのお弁当箱などを持ち、11階のMA氏宅に上がるエレベーターを探し回ってもう泣きそうでした。まあ鍋をかかえて電車に乗ってきたわけではなく、オットさんに送ってはもらったのですが、いやぁ、こんなことおばちゃんじゃないとできない技ですね。
 さて発表会まで1ヶ月を切った今年最後の練習はさすがに参加したみんな気合いも入っていましたが、まだちゃんと楽譜のそろっていないものもあったりして初級者としては不安この上ない…。同じ不安をかかえるSIさんと発表会後の活動や運営方法なども帰りに少し話したりしました。練習した曲は「インノミネ」2曲、「ファンタジア」「カンツォン」2曲、「ブラウニング」、「フーガの技法」などでした。4時間ミッチリの練習ですが、時間が取れればもっともっと練習したい。個人の練習ももっと必要だし、みんなで合わせるのももっとやりたい。今年は3月に発表会をやったのに来年は1月なので、その分練習時間が少ない感じがしています。わたしにとってこのTMAでの活動はほんとに初心者としてリコーダーもアンサンブルも始めたので何ごとも初めてのことばかりですが、とても勉強になっています。わたしが参加しているグループの中では一番むずかしい譜をもらい(わたしにとってはです。)それを短時間で吹きこなせることを要求(?)されるので、できないことも多くて自己嫌悪になることもしょっちゅうです。なにせ今までに聞いたことのない曲を演奏するのが、急に楽器を始めたわたしの弱点ですが、こういうグループに入れてもらって初めて演奏できる曲ばかりですので、初級者としてはかなりつらい部分もありますが、ここでの「修行」はきっと役に立つと思って頑張っていこうと思っています。でも「修行」もなるべく楽しいものにしたいと思っていますよ。ハイ!
 練習の後は夕暮れの富士山がきれいな11階のMA氏宅での忘年会。忘年会には参加せずに練習だけで帰られたMO氏は残念でしたが、MA氏はじめ、H氏、I氏、F氏、SIさん、SUさん、SGさんご夫妻プラスMA氏夫人の元TMAメンバーだったというSさんという顔ぶれでMA氏所蔵のたくさんのCDをBGMにいろんなおしゃべり…。アンサンブルの奥義をH氏に聞いたり、いろいろなリコーダーとの出会いを聞いたりと楽しい宴会でした。
 今年のわたしのリコーダーアンサンブルなどの練習はこれでおしまい。来年はどんな目標を持ってリコーダーを吹こうかな…。今年もやっぱりリコーダーは愉しでしたが、それだけでなく「むずかしいなぁ」と思えた年でした。また来年の新たな挑戦にファイトが湧いてきます。
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1999年の職場の忘年会にて (1999-12-22)
★一人一芸
職場でささやかながら開かれた忘年会でのアトラクションとしてわたしと「Cherry Pie」のメンバーのけいことでリコーダー演奏をしました。やっぱりお昼休みに数回練習していたのですが、「We Wish You A Merry Christmas」と「The First Noel」をソプラノ二重奏で演奏しました。クリスマスソングの2曲ですが、きれいな曲がクリスマス前の忘年会にふさわしい(?)ものでした。短い演奏でしたので、もう1曲、わたしの好きなディズニーのアニメ映画「ポカホンタス」の中の「The Color Of The Wind」をアルトリコーダーで演奏しました。インターネットのホームページで見つけたmidiファイルから起こした楽譜をつかったのですが、とてもきれいな曲です。忘年会では詩吟や尺八演奏、マジック風パフォーマンス、ダンスなどいろいろなアトラクションが披露され、一人一芸風の楽しい忘年会でした。今年は「Cherry Pie」のデビュー演奏も含めて、12月はいつもに比べて多めのステージでそれなりの練習も必要で忙しかったけれど、演奏する方もとても楽しい季節でした。心を合わせて演奏するというのは何をおしゃべりするよりもなんだか充実することもあって、お互いを感じながら自分もパートナーも見えてくるようです。今年はいろいろなグループやパートナーとの演奏を経験してそれぞれコミュニケーションの1つとしての演奏もできたのではないかと思っています。楽器を演奏することの意味はどんなことでしょうか? 人に感動を与える演奏ができるようにというのも大きな重要な目標でしょうが、演奏している人同士の言葉を越えたコミュニケーションをはかるということも目標とはいえないかもしれないけれど、大きな産物の1つだと思います。流行りの「癒し」という言葉はあまり好きではないけれど、リコーダーを演奏することによって、そして素晴らしい演奏を聞くことによって、わたしの心、いえ身体全体に生まれる震えるような喜びをこの年になって新たに実感することができるのはとても素晴らしいことです。一人一芸とはまた、こんなこととも相まって、とても意味深い言葉と忘年会を終えて改めて思いました。
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リコーダーオーケストラのおけいこNo.4 (1999-12-21)
★クリスマスキャロル…
吉沢実先生のご指導によるMino-Yoshizawa Recorder Orchestra Tokyo(MYROT)の練習の4回めです。「リコーダーアンサンブルの基礎と技法」を使ってSATBで14ページの和音と和声とリズムバリエーションの練習をした後は吉沢先生がもってきてくださったクリスマスキャロルの楽譜をみんなで演奏しました。「グロリア」「コヴェントリー・キャロル」「メリークリスマス」「あまき喜び」「聖夜」の5曲です。クリスマスを控えた夜の練習に相応しく、30人くらいのリコーダーの音色が響きわたりました。クリスマスに演奏する音楽にリコーダーの音色はぴったりですね。吉沢先生のご指導の言葉を聞きながら、それに気をつけて演奏すると曲がその表情を変え、前とすごく違って美しく聞こえるのが不思議です。
 次は「リコーダーアンサンブルとナレーションのためのThe Giving Tree -大きな木-」をはじめから通して演奏してみました。ソロのパートはメンバーから何人かをピックアップしながらの演奏で、わたしも10番目の「だけどそれはほんとかな」でバスを担当しました。始めから14番目まであるナンバーの練習をしてから、最後はクリスマスキャロルも5曲を通して演奏し、今回の練習を終えました。練習は9時までにもおよびましたが、クリスマスの曲も演奏して、心もあたたかくなって銀座からの家路につきました。リコーダーを大勢で演奏し、その全体の響きを楽しむというのはふだんなかなかできないことです。小学生が大勢でソプラノリコーダーだけで演奏するのとは違った奥行きや幅や厚みを感じさせるリコーダーオーケストラの素晴らしさをまた感じてしまいました。こんなグループに参加できること、ほんとに幸せです。
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1999年恒例の保育所のクリスマス会
 (1999-12-18)

★ステージ研究
 わたしがリコーダーを習いはじめ、こんなに好きになるきっかけとなったのは今から5年前にその時は職場の同僚であったMさんと一緒に職場内にある保育所のクリスマス会でソプラノ・アルト二重奏を吹いたことでした。クリスマス会でなにか演奏しようと計画し、曲を決めてお昼休みのグラウンドで冬の寒い中、毎日練習したのが始まりでした。
あれから5年。同僚だったMさんはその間に退職して専門学校に入り、今年卒業して今は音楽療法士として働いています。わたしは彼女と一緒に練習したリコーダーをなんとかもっと上手に楽しく吹けるようになりたいとレッスンに通い始め、あちこちでリコーダーアンサンブルのグループに参加し…となりました。親友と思う彼女が職を辞して音楽療法士の道を目指そうとするのをなんとなく感じながら「今年のグラウンドでの練習はどうなるかなぁ?」と思っていた3年前のあの頃。職場の昼休みに一緒に練習することはできなくなったけれど、やっぱり毎年2人で練習する時間をつくってお互いの子供たちがお世話になった保育所のクリスマス会でリコーダーを演奏してきました。それはそれでわたしたちにとっては大事な行事であった気がします。今年は5年前に初めて演奏した時の曲、バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」に再度挑戦しました。それ程多くない保育所関係の人々の前で演奏した5年前、わたしは緊張して息が浅くなり、息も絶え絶えに吹いたことを思い出します。今までにあれ程緊張したことはなかったかもしれません。5年経って再度挑戦というわけです。それ程多くはないわたしのステージ経験で、あれ以上緊張して演奏することはおそらく2度とないであろうと思われるくらいでしたから、それ以降の人前での演奏で「あれ以上上がることはない!」ということが却って自信となるくらいになっていました。
サンタクロース風の帽子とエプロンのコスチュームで演奏するのがいつものスタイルです。今年はテナー二重奏で「あめなるかみには」、ソプラノ二重奏で「ひいらぎかざろう」、そしてソプラノ・アルト二重奏で「主よ、人の望みの喜びよ」の3曲を演奏しました。ステージ5回めの今回はたいして上がることも緊張しすぎることもなく演奏できました。やはりステージ慣れというのも大切で、それにせっかく演奏するのなら、ステージ映えのする曲を演奏しようなんていろいろと研究するくらいになってきました。自分たちの満足だけでなく、聞いて楽しんでもらえる演奏はどうしたらいいか…、どんな曲がいいか…などなど場に応じて考えるようになってきました。好きな曲を演奏するのが基本ですが、アンコールとしてわたしの演奏するメロディにMさんがオブリガートをつけて演奏した宮崎駿アニメの「君をのせて」はやはり心を合わせて吹こうというお互いの思いが通じた気がします。こういうことはリコーダーに限らないのでしょうが、楽器を一緒に演奏したり歌ったりすることによるコミュニケーション=心の触れあいというのをこの頃強く感じています。
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第43回おけいこ (1999-12-16)
★練習量
 いつもは2週間のインタバルのあるレッスンですが、今月は年末のために第4週のレッスンが第3週になったので、1週間のインタバルしかありません。1週間の間に練習して先生のレッスンを受けるのはなかなかしんどいことでした。この頃は練習の時もレッスンの時も樹脂製のリコーダーを愛用しています。アウロスの受注生産のハーカモデルのソプラノとアルトの木目調を手にいれましたが、特にこのソプラノは樹脂製とは思えないくらい伸びのある美しい音色です。アルトも吹きやすくて比較的柔らかい音がします。樹脂製のリコーダーもあれこれ吹きくらべてみるとそれぞれ特徴があって面白いです。ヤマハの木目調2種類もそれぞれ個性のある音です。赤っぽいものはよく英語でreedyと表現される音に近く(たぶんこんな音をいうのじゃないかと思っていますが)、ちょっと水づまりしやすいということもこのモデルの場合はよく見かけます。黒っぽいものは音量が豊かで音に艶があり、掠れた感じがないため、少し大きなステージでの演奏にも耐える楽器のように思います。全音の木目調のステンズビージュニアモデルのソプラノ、ブレッサンモデルのアルトは一番ウィンドウェイの狭そうな、それこそreedyな音で、そのため少々音量が小さめ。これはこれでとてもリコーダーらしい音色のする楽器です。アウロスのハーカモデルの木目調のものは最後に手に入れた楽器ですが、受注品のため納期が少々多めにかかりますが、これは待っても価値のあるもののように思います。他のアウロスの樹脂製のリコーダーに比べて値段も少々高いのですが、特にソプラノはへたな木製のリコーダーよりもかえって良い音だと思いました。音程も音量も吹きやすさ、3オクターブめも楽な発声、表情の豊かな音色などなどがとても洗練されています。そして総じて木目調のコーティングされたものの方が、そうでないものよりもより豊かな洗練された音がするのはどうしてでしょう。木目調という見た目の違いだけでない、何かがありそうな気がします。同じモデルでも木目調のものの方がずっと良い音になっているものもありますし…。さて、そのハーカモデルのアルトで吹いた−フランス・バロックのフルート作品から−「アルトリコーダー二重奏曲集2」のシェドヴィーユのソナタから「アンペラトリス」は取り組むのも3回目でだいぶ吹込んだ感じになってきました。まだまだ表情豊かに、いろいろやってみるということが足りないようですが、たくさん練習するうちに「恥ずかしさ」も薄れてきて、あれこれとやってみようという気持ちが自然と出てきます。こういうことがキャリアのゆえんなのでしょう。私の場合は初めは恥ずかしくてそんなことできな〜いと思っていても練習量に比例してアーティキュレーションの工夫や揺らしたりやビブラートなども考えられるようになって来ます。そのかわりかなり指が動くようになるまでが時間がかかり、何度も何度も練習あるのみという感じです。遅く始めた楽器の演奏はこういうことがすんなりといかないものなのでしょうか?でも先生に「これくらい練習してきてもらえば一緒に吹いていても楽しいですね。」と言っていただけて、「アンペラトリス」は一応合格となりました。
 次の「パラティーヌ・ミュゼット」はまだ指が十分動いていませんが曲の感じが少しはつかめてきたみたいです。さらに次の「ガボット」はまだまだ…です。もう練習量が如実に演奏の出来不出来に表れるので、練習量の少ない曲はつっかえてばかり…。音符を見て、その指使いをする、吹くという動作がぎくしゃくしてます。さあ来年は「パラティーヌ・ミュゼット」と「ガボット」から出発です。
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.28) (1999-12-12)
★交代要員制
 12月第1回目の例会。1月下旬に予定されている(している?)発表会について不安を表明していたのはわたし一人ではありませんでしたが、「やりますよ!」とメールが返ってきたので、もう観念するしかないようです。今回の参加者はH氏、MA氏、F氏、A氏、I氏、SIさん、SGHさん、久々のSUさん、それにわたしの9名でした。前日のヤマハ銀座店でのリコーダーフェアに多くのメンバーが出かけていて、それぞれに銀座店の売り上げに貢献していました。わたしが竹山のテナーを買ったことももうすでにみんなにバレていて、メンバーに吹いてもらって、「う〜ん、なかなか!」と言われたりしました。かなりのリコーダー吹きが銀座に集まってあの場でリコーダーを買っていたわけですね。SIさんも去年はアルト、今年はテナーとリコーダーフェアでそれぞれにわたしと同じようにリコーダーを揃えていっているわけで、今年は一緒に行ったわけではないけれど、やっぱりあれを選んだか!という感じです。
 さてリコーダーフェアの話題も一段落して、いよいよ練習。ブラウニングの「葉は緑…」(バード)、3声のもの、「涙のパヴァーヌ」、「カンツォン」(ガブリエリ)「ファンタジアNo.2」(バード)、「今こそ別れ」(ダウランド)などを練習しました。○と△で曲の担当表がつくってあり、○が主担当、△がピンチヒッターというわけです。主担当が練習に来られなかったり、本番に出られない場合は△が出ることになるので、△の人も練習は欠かせません。個人の練習もまだまだ必要なのですが、やはり1月下旬の発表会目指して皆で頑張ることになりそう。プログラムの見直しはまだありそうですけど…。さあ、2000年を迎える年末年始はリコーダー練習になりそうです。うーん、ブルブル…。武者震い武者震い! のはず。見学の方もいらして、新たなメンバーに加わっていただけそうです。
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第42回おけいこ (1999-12-09)
★「恥ずかしいんです…」
 前回のレッスンはわたしが風邪をひいてしまい、1回お休みしてしまいました。笛吹きに風邪は大敵でレッスンだからまだお休みということもあり(?)でしたが、演奏会前なんかに風邪をひいたら、ほんとにどうしたらいいのでしょう。風邪ひきのときは笛を見るのもつらいですものね。
 さて、この前のレッスンでくらばやし先生に見せていただいた全音楽譜出版社のクヴァンツの『フルート奏法』。わたしも注文して買いました。奏法についても有用な本ですが、師匠と弟子の関係や演奏会での心得なんかも書いてあって読み物としても面白い本でしたので、今や5500円もする本を買ったことなどを先生と少しお話しました。
 さてさて、わたしのレッスンは−フランス・バロックのフルート作品から−「アルトリコーダー二重奏曲集2」のシェドヴィーユのソナタから「アンペラトリス」。前のレッスンでいろいろな工夫をしながら、吹いていくことを教えていただき、先生のまねをしながら、自分なりに吹いてみました。少しは吹けるようになったかなと思っていますが、また先生が「ここはこんな風に揺らして…」と吹いてくださるのを聞いていたら、なんだか思わず「ニタニタ」してしまったのです。「あぁ、そんなふうに吹くんだ!」と思うのと同時に「わたし、そんな風に吹くの恥ずかしくて…」て思うのです。「先生、そんなふうに吹くのは、わたし恥ずかしんですけど…」って申しますと、「かなり大袈裟かなーって思うくらい吹かないと、人には伝わらないんだよ。」と先生はおっしゃいました。「そうそう、それはよくわかっているんですけど。」と自分の発表会の時に撮影したビデオのことを思い出しながら答えたのですが、自分で吹くときは揺らしたり、情感たっぷりというか豊かに吹いたり、ビブラートをつけたりとかいうのが、苦手というか恥ずかしくてなかなかできないのです。「だんだん恥ずかしくなくなりますか?」なんて聞いてみたりする始末。いやはやこれは楽器を演奏したり、歌ったりなんて時のわたしの精神的な課題ですね。お粗末な自意識を捨てましょう! 楽しくないよ。
 次は「パラティーヌ・ミュゼット」でミュゼットという楽器のことも少し伺いました。フランス式バグパイプらしいですね。これは先生によればフランスの田舎のロココ調の絵画をイメージするとよろしといういうことでした。「えっ?ロココ調??」わっ、またわたしの苦手な分野かしら。おとーちゃんのアトリエの画集でそれ風の絵を探そうと思います。
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ノンキー・プロジェクト(No.1) (1999-12-04)
★あっという間の5時間!
 「ノンキー」というひつじの物語とその音楽「ノンキー組曲」を作ろう!という趣旨で誕生した「ノンキー・プロジェクト」というのは「 MIORI'S PAGES」を作っているみおりさんのページにある、インターネットでやりたい人を募集して、「ノンキー」をつくっていこうという新しいプロジェクトです。半年くらい前にメールのやりとりから始まったみおりさんとのおつきあいで、かなり意気投合してしまったわたしもこの「ノンキー・プロジェクト」に参加することにしました。その第1回のメンバーの顔合わせがあり、みおりさんをはじめ、K氏、O氏、Hさん、Wさん、Kさん、I氏、Mさん、Nさん、わたしの10名の参加者で自己紹介やらプロジェクトの骨子、今のところの考えていることなどを話しあったり、事前に配付されていた「ノンキー組曲」のいくつかの曲のリコーダーアンサンブルをしたりということを5時間、やってきました。横浜市青葉区の集合場所まで友人のMさんと一緒に子連れで車で1時間半くらいかけて出かけました。みおりさんの「Key-Mamaさんちからだとそこ(集合場所)まで3回曲がるだけで着く!」という言葉に勇気づけられ近所しか乗り回していなかった車での遠征を決心したのです。渋滞もあるからきっと3時間くらいかかる!と思って出かけたので、肩透かしをくったような所要時間にびっくりするやらうれしいやらでした。待ちに待った「ノンキー」を演奏できる日とあって、とても楽しみにしていたお出かけで、思ったよりも行きはよいよいとばかり集合場所には一番乗りでした。
 昼食をはさんだ5時間が、もうあっと言う間でそれぞれ個性のあるメンバーのリコーダーの音色を聞きながらの「ノンキー」の演奏はやっぱりすごく楽しかった。わたしはまだプロジェクトの入口にたったばかりですが、いろいろな人生の中に共通に出会った「リコーダー」という宝をそれぞれが手にして集まり、そこでその人の「リコーダー」の音を出すのです。ある目標に向かってそれぞれの「リコーダー」を捧げものとして、創っていくことのよろこびを感じることができました。楽しいことばかりではないかもしれないけれど、プロジェクトとしてよい作品ができるように、そしてそれを仲間みんなで創っていけるように願わずにはいられません。メンバーのみなさん、心から、これからどうぞよろしくお願いしますね。
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東京ブロックフレーテンコーア第18回演奏会 (1999-11-30)
★リコーダーオーケストラ!
 今年のリコーダー合奏団「東京ブロックフレーテンコーア」第18回演奏会にも去年のようにむすこ1と出かけたかったのですが、今年むすこ1は中学生となり期末テスト前という状況の変化により、わたしひとりででかけることにしました。今年もよいお天気で暖かい夜でした。上野学園石橋メモリアルホールは去年とは違って今年はもう上野駅からさっさと迷わず歩いて出かけることができました。月1回集まって練習している吉沢実先生の「MYROT」のリコーダーオーケストラの同じメンバーとなったリコひろさんやholy-pondさんが出演されるのでとても楽しみにしていた演奏会です。
 演奏はとても素晴らしいものでした。プログラムにはいくつもの組曲があったので、プログラムに載っている大きな題としての曲数はそれ程多くはないのですが、組曲の中には4〜5曲もあり、とても聞きごたえのある演奏でした。わたしが聞いていてとても楽しかったのはテレマンの「リコーダーとオーケストラのための組曲 イ短調より」で古山和男さんの独奏とブロックフレーテンコーアの「リコーダーオーケストラ」が絶妙のバランスで演奏されました。目のさめるような独奏とそれを支えまた、あおるようなリコーダーオーケストラの演奏が一緒になって、聞いていて踊り出したくなるようにとても楽しいものでした。リコーダーはもともと木の笛なんだということ、そしてその響きをとても大切にしているのだなぁとも感じました。「東京ブロックフレーテンコーア」は22人もの出演者があり、20代から60代までの方々の構成だということです。リコーダーがこの頃ややもすると子供と年寄りものになりがちで、気楽にできるということで中高年に人気があるのもそれは大変良いことなのですが、やはり若い人の演奏は勢いがあって、たとえ荒削りでもとても元気な力を感じさせてくれることもあり、そういう若い団員もいらっしゃる合奏団はとても素敵だなぁ、と思いました。わたしが大人数で演奏するリコーダーオーケストラに参加することになったこともあって、またたくさんの人数でリコーダーを演奏する「リコーダーオーケストラ」の魅力に、この演奏会でも改めて気づいた気がしました。
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.27) (1999-11-28)
★ほんとにやるの??
 11月第2回目の例会です。10月第2回目と11月第1回目の例会を都合でお休みしていたので、久々の参加でした。今回の参加者はMA氏、MO氏、F氏、SIさん、SGT氏とSGHさん御夫妻、それにわたしの7名でした。例会の少し前に発表会での演奏曲と担当表が発表され、それに従って練習しました。今回練習したのは、「蛙のガリヤルド」、「今こそ別れ」(ダウランド)、「インノミネ」(タヴァナー)、(タイ)、「カンツォン」(フレスコバルディ)でした。3時間結構みっちり練習したのですが、演奏予定の曲は多いので、まだまだなかなか最後までたどりつけない曲もあり、1月の発表会の予定は大丈夫かしら??という不安がいっぱいです。でもパートの担当をメインとサブの2人ずつで練習するのは、とてもよいやり方のように思えます。お互いをチェックしあいながら練習できるので、どちらがメインでどちらがサブということはあまり関係なしにパートの練習ができるし、2人で同じ楽譜を見ながら吹くというのはやっぱり安心感があります。パートを重ねるというのは本番ではやらない方がいいということになっていますが、練習ではこうやった方がいいと思いました。コーヒーブレイクの時間もちゃんととらず、コーヒーをそれぞれに配って飲みながらの練習となり、熱心な練習が続きました。でもでも……、お正月を挟んでほんとに大丈夫かなぁ? メンバーのみなさん、いかがですか〜? 不安なのはわたしだけなのかも…。トホホ。
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第41回おけいこ (1999-11-11)
★クヴァンツの『フルート奏法』
 前回のレッスンで苦手なダブルタンギングに関してくらばやし先生にお聞きしたら、全音楽譜出版社のクヴァンツの『フルート奏法』や日本ショットのハウヴェの『現代リコーダー教本』などを教えていただきました。今回のレッスンでは先生がタンギングに関するテキストとして、彼が大竹尚之氏に師事されていたころのレッスンを彷佛させるクヴァンツの『フルート奏法』を見せていただきました。 「トゥドゥトゥドゥ…」はもちろん「ティリティリ…」とかそれに強弱をつけるというようなことから、もっとずっとむずかしいタンギングのあれこれ、装飾法のあれこれなどいろいろな練習をなさった跡をその本を通じて見せていただきました。「わぁ、すごい!」とびっしりと書き込まれたテキストやそれを吹いてみてくださる先生に、思わず言ってしまいました。やっぱりそういう練習、努力の連続がみんなに聞かせる演奏の影にびっしりとあるのだな、と思いました。表現のためのテクニックはこういう地味でややこしい練習の積み重ねなしにはあり得ないのですね。
 さて、今度はわたしのレッスン。楽譜をスキャナで読み込んでその楽譜からMIDIの演奏が聴けるという私にとっての初めての音楽系のソフト、KAWAIの「スコアメーカー」で印刷してきた楽譜を4枚綴りにして楽譜のページをめくらずにすむように用意してきました。このソフトで二重奏の練習が出来るのでときどき使っています。−フランス・バロックのフルート作品から−という「アルトリコーダー二重奏曲集2」のシェドヴィーユのソナタから「アンペラトリス」は2拍子の早い曲でこれも二重奏の掛け合いが楽しい曲です。長い曲なので、飽きずに、メリハリをつけて吹くにはそれなりの工夫も必要なのですが、私はなかなかその工夫が出てこないのです。先生が吹いてくださるのを、「あぁ、そんなふうに吹けるんですか!!」なんて驚いてばかり。まだまだ楽譜というか音符を追いかけるのに夢中で聞かせるような余裕がないのですね。この次はもうちょっとあれこれ、やってみますね。次の「パラティーヌ」も宿題になりました。発表会も終わって、またいつものレッスンに戻りました。またまた頑張っていきたいと気持ちも新たに思いました。
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アンサンブル「ラピュタン」 (1999-11-03)
★−イタリアバロックの風と光−
11月3日の文化の日には東京は立川にあるSDA立川キリスト教会で開かれたアンサンブル「ラピュタン」のコンサートに行きました。このコンサートは先日の発表会のアンサンブルでご一緒したY氏に教えていただきました。とても楽しみにして出かけました。SDA立川キリスト教会はよくコンサートが開かれているのは知っていましたが、今回初めて出かけてみました。ビルの5Fのチャペルに入るとステンドグラスから午後の光がさしてとてもきれいでした。
さてリコーダーまたはフラウトトラベルソ、バロックチェロ、バロックバイオリン、チェンバロの四重奏はイタリアバロックを取り上げて初期の軽快なリズムと美しい旋律、躍動感と中後期のさらに洗練された音楽とを聴かせてくれました。1曲目のカステッロの「ソナタ3番」はオープニングに相応しい明るく力強いイタリアバロックを印象づける素晴らしい演奏でした。2曲目のフレスコバルディの「カンツォーネ ラ・ベルナルディーニア」はリコーダーの高音が特によく響いて感動的でした。4曲目のガブリエリの「リチェルカーレ3番ニ長調」はバロックチェロの無伴奏ソロで、一見ずり落ちそうに足の間に挟んで演奏するバロックチェロの倍音の響きが美しく、また力強く、胸が高鳴るようでした。
休憩を挟んだ後半はまず、チェンバロソロでフレスコバルディの「トッカータ1番」。チェンバロの響きが印象的で変化に富んだ豊かな演奏でした。コレッリの「ヴァイオリンソナタ作品5-3」では3番目のアダジオと5番目のアレグロのバロックバイオリンの演奏が心に残ります。最後の曲、ロカテルリの「トリオソナタ作品5-3」は前半に聴いたイタリアバロックの風の力強さとはまた異なった趣でより洗練された光の風景が見えます。後半に使用されたフラウトトラベルソはわたしは初めて実物を見、演奏を聴いたのですが、どこからあんなやわらかい音が出るのか不思議なくらいの夢見るような音色でした。素晴らしい演奏に聴衆も惜しみない拍手を送りました。聴いていたわたしたちの感動が演奏者にも伝わったでしょうか? 演奏者はプロフィールを見る限り、プロなのかアマなのか判然としない方たちのようですが、とても嬉しくなるような心浮き立つ演奏で、文化の日のコンサートに相応しい演奏を聴いて、帰りはルンルンして自転車に乗って帰りました。あぁ、楽しかった〜!
プログラムをよくよく見ると端っこの方に
「ラピュタン」のホームページが載っていました。
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リコーダーオーケストラのおけいこNo.3 (1999-11-02)
★「大きな木」を駆け抜けて…
吉沢実先生のご指導によるMino-Yoshizawa Recorder Orchestra Tokyo の練習の3回めとなりました。今回私は仕事の都合で少し遅れて参加したのですが、レッスン室の外から聞くリコーダーの音はとても迫力のあるものでした。和音、和声練習を川きりに練習を始め、「リコーダーアンサンブルの基礎と技法」を使ってSATBで14ページの和音と和声とリズムバリエーション、15〜16ページの非和声音の練習、23〜24ページのコラールの練習を行いました。徐々にメンバーの気持ちを高めていく吉沢先生と、それに呼応してノっていくメンバーとがとてもよく感じられました。わたしが凄く困ったのは、みんなでソプラノのメロディを吹いてみましょう、と先生から言われた時です。バスを吹くわたしはやっとヘ音記号の譜面に少しは慣れたところだったのですが、ト音記号のそれも譜面上では同じF管のアルトよりも1オクターブ低いものを見て、それをバスリコーダーで演奏するということに頭がこんがらがってしまいました。ほとんどそのメロディとやらは吹けず仕舞。初級者の悲しいところ、トホホ…でした。それから吉沢先生がご覧になった映画「エリザベス」の中で使われていたというスザートの曲をいくつか練習してみました。初級者にとって楽譜を配られて初見で演奏するのはなかなか大変ですが、みんながんばっている様子。ときどき、いやしょっちゅう変な音を出していたのはわたしです。ごめんなさい。でもまあ、わたしにしては初見でこのくらい出来ればいい方いい方なのですけど。
今回はいつも間でとる休憩もなしにして、次はいつものJ. D. Careyの「Choo-Choo Train」。各パートで特に気をつけて演奏するところ、演奏のポイントを指導していただきながら、いつもより時間をかけて練習しました。1回めより2回め、2回めより3回めと月に1度の練習ですが、確実に良くなってきているのが分かります。わたしは練習でこんな風に具体的に指導を受けながら練習したことが今まであまりなかったので、吉沢先生の次々にくり出されるご指導の言葉を聞きながら、その場その場で一生懸命に練習するという体験がとても新鮮で楽しくて仕方ありませんでした。今回は参加人数が30数名にもなったので、音のボリュームも大きく、すごい迫力を感じるような演奏になってきました。
 最後は、「リコーダーアンサンブルとナレーションのためのThe Giving Tree -大きな木-」です。まずは10番目の「だけどそれはほんとかな」を練習し、その後は1番目から14番目まであるナンバーを、難しいものは飛ばしながら、演奏してみました。なかなか難しいです。ソロの部分は各パートから選ばれた方たちが演奏されましたが、みんなのやる気がすごく伝わってくる演奏でした。みなさん、ほんとにお上手です。こんなメンバーと一緒に演奏できるなんて、とても幸せですよねぇ。最後は駆け抜けての練習でしたが、今回もまた充実した練習で、夢のような時間を過ごしました。
このリコオケに登録されたメンバーが43名にもなったので、一応参加登録は打止め ですって。練習の後は休日前ということで、20名近くで近くのビアホールにくり出して乾杯、そして自己紹介などして大変楽しい夜を過ごしました。このリコオケのメンバー募集をグループ紹介のホームページに載っていた記事や、吉沢実先生のホームページでの紹介によって、インターネットを通じて知り、メールでアプローチという方がとても多く、口コミとはまた違ったネットでの繋がりで集まった方々が多いのです。こういうリコーダーを趣味とする人たちのコミュニケーションの手段としてネットは凄い力を発揮していることを改めて感じたものでした。
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2回めの「大人のはれ舞台」 (1999-10-24)
★演奏できることの喜び
 わたしの習っているリコーダー教室の発表会が武蔵小金井の宮地楽器ホールで開かれました。生涯学習コースでいろいろな楽器を練習されている方々の発表会なのです。ちょっと照れちゃうネーミングの発表会…。開演の30分以上前にアンサンブルのメンバーも集合して音合わせ、通しの練習をしました。アンサンブルではみんな気合いが入っているなと感じさせられました。さていよいよ発表会。わたし達のリコーダー演奏の前には三味線合奏があり、実際に三味線もまたその合奏を聞くのも考えてみればわたしには初めての体験かもしれませんでした。ベンベン…の音が力強く響きとても楽しい時間でした。今回の発表会ではリコーダーは先生とのデュエットで個人で演奏する部と休憩を挟んでのアンサンブルの部があり、まずは個人の部。
わたしの番です。演奏者の紹介ではホームページにおけいこ日記を書いていること、それを知ったら先生も迂闊なことは言えないと気をひきしめて臨んでいるということをアナウンスされました。譜面を前に、一生懸命吹こう!とまず念じてから、テレマンの「ドルチェ」。……。やはり音響のよいホールでの演奏で、今まで聞いたことのない自分の音の響き…。演奏に集中できました。次にバッハのフランス組曲第3番の「メヌエット」。これも曲に集中できて、先生との音だけが聞こえてきて、レッスンの時には感じたことのない気持ちになりました。なんでしょう。これは…。去年の発表会と同じ場所なのですが、去年このステージで演奏した時感じたのとは違うわたしがいました。出演2度目にして、発表できること、演奏できることの喜びを感じました。もちろんいろいろとミスはあったんですけど、でも先生とのデュエットで演奏できること、そしてましてやそれをみなさんに聞いていただけること、それが嬉しくて仕方ありませんでした。演奏がなんとか無事に終わって、みなさんにご挨拶。わたし、もう嬉しくて嬉しくてって顔をしていたはずです。大きな破綻なく演奏できたことに感謝。わたしに発表会でリコーダーを吹かせてくれた何かに感謝!でした。
休憩を挟んだアンサンブルでは休憩中に再度、音合わせ、入りを練習して臨み、ホルボーンのパヴァーヌ「パラダイス」、ガリアルド「ため息」、パヴァーヌ「葬儀」、ガリアルド「私のリンダ」の4曲を演奏しました。いやぁ、本番が今までで一番良かったです。はっきり言って…。わたしはバスをとても気分良く吹けましたし、みんな一応個人の部を経験したので、もう緊張しすぎでなく、頑張って演奏できました。ALSQにはまだまだ及びませんが、みんなが楽しくアンサンブルしているというのが伝えられたのではないかと思います。なんと言っても本番が一番良かったなんて、もう何という嬉しさ。ほんとに「ヤッター!」て感じでした。
リコーダー演奏の後にはウクレレ合奏があり、トロピカルな衣装をつけた方々が歌を歌いながらウクレレを手にハワイアンのきれいな曲を演奏してくださいました。演奏の間にみなさんの顔がだんだん弛んでにこやかになるのがよくわかりました。楽しいんだなぁというのが見え見え!いいですねぇ。
発表会の後は出演者の茶話会があり、楽しい歓談のひとときでした。楽器を、音楽を楽しむ仲間として、手にする楽器は違っても楽しむ気持ちは一緒でした。
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アンサンブルのおけいこNo.19 (1999-10-23)
★発表会前夜…
 さていよいよ発表会前夜の最後のアンサンブルの練習です。今回初めて発表会に出られるY氏が、発表会前の緊張を話していらっしゃいましたが、わたしも去年初めて参加した時はやっぱりすごく緊張して気合いの入りまくったソプラノを前日の練習で吹いたことを思い出しました。練習のしょっぱなに本番さながらにホルボーンのパヴァーヌ「パラダイス」、ガリアルド「ため息」、パヴァーヌ「葬儀」、ガリアルド「私のリンダ」の4曲を通して吹いてみました。どの曲もはじめのテンポをとるのが難しく、なかなか一斉に入れない、わたしも繰り返しを間違えるなども問題続出…。1時間ちょっとの練習時間中に演奏する曲順と逆にみんなで練習していきました。前回の練習で「頑張りましょう!」と誓いあったアルト担当のIさんも、緊張すると水泳と同じで息を吹くことが浅くなり、吸ってばかりいて苦しくなるというテナー担当のY氏も、「もっとピヤーッとやっていいよ」と先生から言われるT氏も、そして「もっとぐいぐい歌ってよ」と喝をいれられるわたしも、なんか前回までの練習の時とはちがって、必死の様相です。もうあとは本番を迎えるのみ! 最後に「楽しそうに演奏しましょう。間違ってもニコニコしてましょう。」とみんなでお約束。先生ももう細かいところはおっしゃらず、いかにそれぞれが頑張って歌えるか、そして人の音を聞けるか、リズムにのれるか、入りと終わりなどの注意をされました。わたしは去年もそうだったのですが、繰り返しを間違えることによくよく注意した方がよさそうです。五重奏の厚みを楽しみたいし、聞いていただく方にも感じていただけるよう、ガチガチにならない程度の緊張感となによりもリコーダーを吹いてて楽しい〜という気持ちを込めて本番に臨みましょう。メンバーのみなさん、ファイトォ!
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第40回おけいこ (1999-10-21)
★緊張感を持って吹こう!
 いよいよ3日後に迫った発表会のために先生とのデュエットの練習。前回はYAMAHAの樹脂製アルトを使って演奏してみましたが、やっぱり木製で演奏することにしました。つまりやすく音がまだ小さめなので、黄色い容器にはいったメックのつまり防止液がやっぱり欠かせませんね。これを少したらしてから吹くと通りがよく、音の響きがよくなります。去年の発表会前にもこれのお世話になったのを思い出しました。一緒にアンサンブルをやっているT氏に教えていただいて譲っていただいたのでした。
 さてテレマンの「ドルチェ」。先生と一緒にこれを吹いたら、「慣れてきてませんか? もっと…という気持ちがない。漫然と吹いている。……。」と先生に言われてしまいました。変な気合いを入れずに緊張しないで吹こうとするあまり、漫然とボケーっと吹いていました。「たとえばもっとこんな風にも吹けるかも…」ということをいくつか試してみせてくださった先生に、「そこまであれこれ試してみてもいいのですか?」と逆に質問してしまいました。なにか無知なわたしの知らない演奏上のお約束があって、そんなことやっちゃいけないとかあるのでは…。と思っていたので、そこまでいろいろとチャレンジしてみるか!といった吹き方をなさる先生に、「現代に生きてる私達が自由に吹いていいんですよ。」と言われて、なんだかすごく肩が軽くなったみたいで世界が広がった気持ちがしました。でも、またそんな自由を手に入れるとほんとに自分の力で吹かないといけないという逆の責任(?)みたいなのも感じました。いろいろの事を考えた後に、「先生、もう一度お願いできますか?」と「ドルチェ」をかなり緊張感を持って吹いてみました。発表会に臨む前のレッスンとしては、技法や吹き方の細かいところでなく、やるぞーということとそれに伴う緊張感、勝負とでも言えそうな姿勢とそして自分が音楽を楽しむという心意気を教えていただきました。
 バッハのフランス組曲第3番の「メヌエット」も長く取り組んできた曲ですけど、今まで自分なりにこう吹こうと工夫してきたことを注意しながら吹いてみました。先生とのデュエットはあとは発表会本番を待つばかりです。日頃の練習の成果を発表する会で、わたしなりに緊張感を持って臨み、それを楽しみたいと思っています。
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.26) (1999-10-17)
★嬉しい悲鳴!
 10月第1回目の例会です。今回は総勢10人の参加者があり、だんだん増えてくる参加者のために6声、7声、8…とその都度楽譜を選んでくじ引き。くじ引きっていうのはH氏が後ろ手に隠した楽譜の「上から何番目?」に質問に早い者勝ちで「7番目!」とか「2番目」とか言って、恐怖の楽譜をいただき、それを演奏するわけ。これがこわいんだなぁ。いつも「やさしーのがいい…」と言っているわたしなのですが、これも修行修行。苦手な初見もこの恐怖の楽譜選びで少しは上達するでしょうか…。参加者はH氏、I氏、MA氏、SIさん、A氏、F氏、小学5年生のまゆみちゃん、わたし、それに今回から参加されたSGさんご夫妻(これからTさんとHさんと呼ぶことにしましょう。)を加えて総勢10人! いやぁ、なんとも大人数になったものですねぇ。今までは人数が足りなくて5声のアンサンブルの練習ができなーい。ということもあったのに、これはすごい人数です。大人数になるとわたしにも都合がよいことが…。このごろ参加者が多くてパートをひとりで担当するのでなく複数で吹くこともあるので、それがわたしにはとても練習になっていると思うのです。パートの人同志での合わせということもありますが、それがそのパートを初見で吹いたりするときにはとても心強く、たとえ途中で落っこちたとしてもまた復活することができますし、メインとサブみたいにして上手な方と組むといつものわたしのように落っこちてばかりで練習にもならずに落ち込んでしまって自己嫌悪…ということにならずにとても安心して演奏できるのです。
 今回はパーソンズの「インノミネ」7声の1(SSATTBB)と2(SAABBBGB)を練習しました。これも2本重ねたパートをつくったりしてみんなで練習。次にガブリエリの「2つのカンツォン」(2 X SA/TB)の大編成で音楽室の両側に4人ずつ並び、まん中に指揮者がいての演奏でした。今は「模倣」をテーマに発表会のための曲を選んで練習しているので、追い掛けっこのような、響きあうような曲を演奏しているのですが、相手のフレーズの終わりを待って、こちらがメインだというように演奏するんだよ、とのご指導をうけるのですが、わたしには全然相手のフレーズなど聞こえず、譜面を追うので精一杯。ちゃんと一緒に終われるか、落っこちないかどうかだけが問題なので、まだまだ先は長そうです。
 練習の合間に豪華な(?)なコーヒーブレイクもあって、楽器フェアに出かけた方たちも多く、そんな話しにも花が咲きました。わたしはここ3回ほどコーヒー係をつとめてコーヒーメーカーでいれたコーヒーをポットにいれ、紙コップを持ってきていますが、他のメンバーの方がどなたか必ず「おやつ」を持ってきてくださるのが、う〜ん嬉しいですよね。まあ、こんな和やかな雰囲気の中でリコーダーも演奏したいじゃぁありませんか。SGさんご夫妻のようにインターネットを利用して、「リコーダーの広場」の仲間募集を見て、わがTMAにいらっしゃる方も増えています。コーヒーブレイクの後はまゆみちゃんも一緒にダウランドの「今こそ別れ」(SATB)、同じくダウランドの「ホワイトヘッド氏のアルマンド」(SAATB)を演奏しました。これは今年3月の発表会の時に演奏した曲ですが、新しいメンバーもいらっしゃるので大人数での演奏は新鮮です。みんなで気分よく演奏できる数少ない曲ですので、何度も演奏して練習し、アンサンブルを楽しみました。「ホワイトヘッド氏のアルマンド」はわがTMAのテーマ曲にしようと思っているので、この軽快な曲で始まると発表会のノリもきっとよくなるでしょう。
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アンサンブルのおけいこNo.18 (1999-10-16)
★あと1週間!
 テナー担当のY氏はお休みでしたが、発表会前になるべく練習しようと、T氏、Iさん、わたし、先生の4人での練習でした。ホルボーンの「パヴァーヌ、ガリアルド、アルメイン集」よりの五重奏SATTBはパヴァーヌ「パラダイス」、ガリアルド「ため息」、パヴァーヌ「葬儀」、ガリアルド「私のリンダ」の4曲を演奏します。曲が終わって次の曲に行く時に譜面を変えるのをモタモタしてはいけないと、1曲ずつの譜面にして次々に1枚ずつめくりながら演奏した方がいいのではと前々から言っていたのですが、なかなかそれを実際に作ることが出来ずにいました。それを今回、T氏がみんなの分まで作ってきてくださったので大助かりでした。今回は独り抜けての練習で、やっぱり5人揃わないと寂しいというのが実感です。四重奏よりもプラスアルファの魅力がある五重奏です。ALSQを目指してはいても実際には自分のパートをちゃんと吹くこともなかなかままならず、どうしようと思っちゃうこともありますが、そこは個人技でなく、みんなで演奏することからくる楽しさと喜びとを感じながら、それを聞く人にも伝えたいと思いながらの演奏ですので、その気持ちを大切にみんなで頑張っていきましょう。先生からも厳しい指導の声がかかります。う〜ん、がんばらなきゃ! 来週は発表会の前日にも練習する予定です。メンバーのみなさん、あと1週間です。私達が楽しく演奏できれば、聞いている人にもその楽しさが伝わるはず。みんなで頑張りましょう。ネッネッ!
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第39回おけいこの後で (1999-10-15)
★楽器フェア’99
 ちょっと雨降りの中、池袋サンシャインシティへ行ってきました。楽器フェアは2年に1度の楽器の大イベントで音楽愛好家から業界の方まで音楽好き、楽器好き、ほしい!というような人たちや商売商売という人たちも集まってきていろいろな種類の楽器からその周辺のものまでの展示を見たり実際に体験したり、演奏を聞いたりという催しです。今回は10月14日(木)〜10月17日(日)に開催されていて展示の他にも様々なコンサートなどのイベントや楽器体験などがあります。土曜、日曜の方がイベントも多くて楽しめると思いますが、人も多いでしょうし、わたしは予定があって行けないので、平日に出かけました。わたしは初めての楽器フェアで、800円の前売りでなく当日券の1000円払って入りました。楽器フェアのホームページに楽器フェアへの招待券が当たるというアンケートがあって少し前にそれにも応募したけど当たりませんでしたから。
 さて、お目当てのリコーダー関係ではもう「メック」が目立っていました。こんなに一度には見たことないというくらいの木製リコーダーがあり、あれこれといっぱい吹いてきました。いやはや楽しかった〜! ルネッサンスリコーダーも見ることも出来て、いや吹いてもみましたけど、いい音ですね。指使いがちょっとわからなかったけれど、バロックリコーダーと同じというわけではないのでしょう。軽いメープル材で作られていたあんなルネサンスリコーダーを揃えて吹くときっといい気分でしょうねぇ。わたしは今までa'=415のバロックピッチのリコーダーを吹いたことがなかったのですが、このメックのブースにはa'=440、a'=415と同じ型、材質でも2本のリコーダーがあったので、吹きくらべることもできました。415のリコーダーって、いい音するんでねぇ。それを吹いてから440のを吹いてみるとキンキンした感じに聞こえてしまいます。415のリコーダーは初めて吹いてみたのですけど、これからきっと欲しくなりそうな予感が…。こっちの音の方が落ち着いたいい感じだな、と思って吹いてみました。
 メックの合奏用のロンドシリーズがおもしろかったですね。メープル材の白っぽい色で値段も安いし、形もやわらかな感じで、吹いてみるとやさしい音が出ました。アルト、テナーはキー無しとキー付きが、バスはニック式と吹込管付きのがあって選べるみたい。ニック式って譜面が見やすいのですね。構えるのが楽そうでいいのですけど、構造上無理があるのでは、とおっしゃる方もいらっしゃいます。他にはステンベルゲンとステンスビーが置いてありましたが、これもとてもいい音が出ました。わたしにとって、いい音っていうのは楽な息でスーっと無理なく、でもある程度の質量を持った音が出るという意味です。わたしはどちらかというとステンベルゲンのつげよりもステンスビーのつげの方が好きでした。ステンスビーは材質はつげですけど、表面の仕上げの違いでナチュラルなのと模様みたいになっているのとあるようですね。ステンベルゲンはグラナディラがとても良かったです。ふだんメックのものはロッテンブルクを多く見かけますし、値段も手ごろなことから日本では一番人気ということでしたが、ステンベルゲン、ステンスビーを吹いてみることができたのはとても良かったです。こんなにたくさんを一度に試せるのはもうワクワクしました。もっと腕前がよければ、もっといいのでしょうねぇ。ネコに小判ということばもありますから。アジアの子供達向けに出しているソプラノとアルトで全音が販売しているのは、木の音のするリコーダーの廉価版ということで木製リコーダーの普及のためのものですね。日本でも小学校で使うようになってきているそうです。このブースではポスターみたいなのももらってきたので、家に帰って眺めてみると、試した時の事をあれこれ思い出せて、見てるだけでも楽しい〜のです。
 他にはプリマ楽器のブースの隅のほうにリコーダーが置いてありました。ここはモーレンハウエル、キュング、コルスマ、アウラ、レスラー、ドルメッチなどがあり、コルスマの30万円の値段のついていたのを試したら、すごくいい音でした。こんなのは音階吹いているだけで、楽しくていい気持ちになっちゃいそうです。アウラのニック式テナーも置いてありました。これはこの前ヤマハ銀座店でも吹いてみましたが、やはり軽くて吹きやすいですね。
 アウロスのトヤマ楽器のブース。樹脂製のものがほとんどでしたが、試奏もできました。箱型の木製の大きなものも置いてあり、尺八の吹き口をリコーダー風にした樹脂製の「平成尺八」というのも出てました。やっぱりちょっとリコーダーっぽい音のする尺八ですが、ほんとの尺八は音を出すのが難しいので、このように簡単に尺八の音が出せるのは楽しいです。アウロスの樹脂製テナーが3種類(キー無しの黒、キー付きの茶色、キー付きの木目調)あったので初めて吹いてみましたが、わたしの持っているヤマハの樹脂製テナーよりもいずれもやわらかい音が出ました。木目調のものは改良されたものだそうで、とても軽かったです。樹脂製でもこれは値段も結構高くなっていました。また比較すると少し重かったけれどキー無しのも案外吹きやすかったです。
 こんなところがうろうろと遊んできたわたしの感想です。会場は一応全部巡ってきましたし、抽選会のくじも引いてきました。当たりませんでしたけど…。回ってみて リコーダーの他に面白かったのはサイレントドラムのデモでした。ステージで演奏しながら説明があってとても楽しかったです。それと「ドラマニ」ってみなさん知ってますか? ゲームセンターで「ダンスダンスレボリューション」の後、「ギターフリークス」を抜いて、今一番人気の「ドラムマニア」のことです。うわさには聞いていたけど実際に見たのは初めてでサイレントドラムのデモの後にこのゲーム機でドラムたたいてる人たちを見たので、よけいにおもしろかったわけです。楽しいの。我が家のプレステでDDRをやるのが好きなわたしもやってみたいくらいでしたけど、みんな見てるから恥ずかしいですよね。すっごく上手な人もいて、ほとんどプロのドラマーみたいでした。上手な人には見てる人みんなで拍手〜。ヤマハのサイレントドラム「DTEXPRESS」っていうのに自由に触れられるということでしたけど、ここにはほとんど女の子も女の人もいなくて男の世界…。サイレントドラムもドラマニもたたいてみればよかったかな? 後のまつり…。あとはDTMソフトの体験版をいくつかもらってきました。
 一人で出かけて、4時間半過ごしてきました。1000円分は十分楽しめたと思う初体験の楽器フェアでした。
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