Key-Mamaのリコーダーのおけいこ日記(2000年その2)
 ( 2000-05-09 − 2000-08-31 )     
2000-08-31 更新 
ノンキー・プロジェクト(No.11) (2000-08-31)
★夜の練習
 青葉台のフィリアホ−ルの練習室でNONKY PROJECTの練習がありました。今日は夜の練習です。午後6時から10時までの予定でしたが、メンバーが揃ったのが7時くらいでしたので、計3時間の練習でした。
 今回は「マ−ジ」「ノンキ−」について、それぞれかなり密度の濃い練習をしました。わたしはアルト担当ですが、自分の手持ちのリコーダーの中でどれを吹けばよいか、悩んでいました。先週はオイリングしてみて、また違った様子になるかな?と思っていたのですが、どれを吹こうかまだまだ悩んでいます。これにしようとアウラの黄楊製のものに決めていたのですが、もう一つ個人レッスン用に持ってきたアウラのグラナディラ製のものも結局吹いてみることにしました。どちらも一長一短あって、これ!というリコーダーになりません。悩ましいところです。
 今回は「マージ」「ノンキー」の練習で、テンポや息継ぎ、16分音符の吹き方、また音程のこともメンバーのそれぞれでいろいろな意見を出し合いながら、こっちでいこう、とか、こっちの方がいい、とかを決めていきました。しばらくぶりに吹いてみると忘れていたり、いい加減になったり、注意が足りないままに吹いていることも多くて、ほんとに参っちゃいます。夜の10時までの練習でもみんな集中して頑張りました。わたしの癖のあわててせっかちに吹いてしまうことなどもわかって、課題は山積です。でもみんなで練習すればほんとにしただけのことはありますね。初めに吹いているのと、練習してからの曲はずいぶん注意しているところがわかりますし、改善されています。でも10月のレコーディングに向けてはまだまだ猛練習が必要ですね。
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第58回おけいこ (2000-08-31)
★狂ったように…
 10月末のリコーダーのレッスンの発表会で演奏する曲の練習をしました。イギリス・ルネサンスのロックの「組曲第2番」の中のファンタジアを2曲とクーラントを1曲演奏することに決めました。まだちゃんと曲を決めていなかったので、今回のレッスンで決めたこの3曲をこれから集中的に練習することになります。曲を決める時に、「これは吹きたい!」というのが2番目のファンタジアでした。気味の悪いような変な曲がだんだん病みつきになってきて、是非これを演奏したい!というところまで来たのです。先生との二重奏をやってみましたが、もっとやりまくって…狂ったように…とのご指導を頂きました。いやはや狂ったようにですか。う〜ん、自分ではかなりやっているつもりなんだけど、もっともっとってことですね。わかりました。どこまでやりまくれるか、そしてどこまで狂えるか、後2ヶ月頑張ってみますね。今年の発表会ではアンサンブルには参加せずにくらばやし先生との二重奏だけを吹くことにしました。この二重奏に集中して取り組んでみます。
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リコーダーアンサンブル「青い風」例会(No.10)  (2000-08-30)
★もっと練習しなくちゃ!
 リコーダーアンサンブル「青い風」の合宿からほぼ1ヶ月が過ぎて久しぶりに集まっての例会でした。一泊二日の合宿のおかげでメンバーの皆さんともだいぶ親しくなってきて、みんなで助け合いながらリコーダーを楽しむ良いグループに入れてもらったなぁと思っています。参加するようになって半年ですが、まつしま先生による厳しくもとても勉強になるご指導と、皆でリコーダーアンサンブルを楽しもうという気持ちとが一緒になったこのグループでの活動はとても充実しています。合宿以来、久々にお会いした方々もありましたが、先週開催されていたリコーダーセミナーにご一緒した方々もいらして、いろいろな意味で刺激を受けるグループなのです。
 今回の参加メンバーは女性が5名(SUさん、Aさん、SAさん、Yさん、わたし)、男性が2名(SI氏、H氏)の7名で、他に見学にいらした方もあり、テレマンの「コンチェルトa-moll」、ハイドンの「ディヴェルティメント」、モーツアルトの「オーボエ協奏曲」を練習しました。どれも合宿で練習した曲で、やっぱり日々練習しなくてはいけないなと思ったところでしたのに、そのときに思ったようには練習できていなくて、今回はなかなか指が動かない状態でした。まつしま先生には複符点音符の吹き方やヘミオラのかっこいい演奏の仕方、弱く吹くための替え指、テンポ、アーティキュレーションなどいろいろな事を教えていただきました。こういうことを身につけていくのにはほんとうにもっと日頃練習しなくてはと思いました。
 ふだんの練習の区切りとして発表会をしてはどうかとの先生からの提案は、今年は発表会はしないものと思っていたわたしにはびっくりでしたが、メンバーでよく話し合って決めることになりそうです。わぉ、どうしましょう。
 練習では先生のご指導に緊張して、震えてしまったり、習った替え指をやろうとして出来ずに変な音を出して止まってしまったのでみんなで大笑い…などなど、なかなかうまくいきませんが、先生のご指導に「ハイ!」とよい返事はするものの、お得意のボリボリと頭を掻いて「デヘヘ…」。気持は明るくもって、課題に取組みましょう。見学にいらした方もやってみようということになって練習に参加されるようです。みんなで少しずつでも上達して、楽しいアンサンブルが出来るように頑張っていきましょう。
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リコーダー・デュオ(山岡重治・本村睦幸)コンサート (2000-08-28)
★二重奏の醍醐味
 山岡重治と本村睦幸によるリコーダー二重奏のコンサートに行ってきました。コンサート会場である新大久保の日本福音ルーテル教会には開演30分くらい前には着いて、開演を待ちました。
 山岡氏、本村氏の演奏はわたしは初めて聞きましたが、みごとな二重奏に大変感動しました。バロック(a=392)、ルネッサンス(ガナッシュタイプa=440)、ヴォイスフルート(a=415)と3種類のリコーダーを持ち替えてそれぞれ種類の違ったリコーダーの特質をよく伝えていて、アルトを中心にテナーも交えての演奏はルーテル教会のすばらしい響きともあいまって、生き生きとした、そして夢見るような音色が美しく映えるコンサートでした。
 聴きに行きたいコンサートはいろいろあるものの、仕事が終わったafter 5や休日のスケジュールの合間をぬって、コンサートに出かけるのもしょっちゅうというわけにいかず、今回のリコーダーのコンサートは久しぶりに出かけたものでした。
 演奏を聴いて、「二重奏はこういうものだ!」というのを突き付けられたように思いました。テレマン、モーリー、フィリド−ル、オトテ−ルとそれぞれ赴きの違った作品を、使用するリコーダーの特質がうまく支えてほんとうにほんとうに素晴らしい演奏でした。夢見るように、悲し気に、時にはいきいきときびきびとリズミカルに、躍動感に溢れ、柔らかいけれど艶のある豊かな力強い響き……。天井が高くて響きのよい教会で、ドイツ後期バロック、イギリス末期ルネサンス、フランス後期バロックと作家、時代、場所の異なる作品のそれぞれの傾向がよく感じられた演奏でした。「これぞ二重奏の醍醐味!!」という演奏を聞かせていただきました。聴いている人はたぶん50人くらいだったのではないかと思いますが、静かな感動が満ちていたように思われます。胸がキューンとするような演奏だったり、軽快でワクワクドキドキするような演奏だったりで、聴いているうちに涙が出てきそうでした。やっぱりこれだからリコーダーはいいです。素敵なリコーダーの響きには我を忘れさせるようなところがあります。

1 ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681〜1767)
  カノンによるソナタ作品5の3(1738)
2 トマス・モーリー(1557〜1602)
  2声部のカンツォネット集(1595)より
   悲しみのファンタジ− 
   カンツォネット「夜明け」
3 ピエール・ダニカン=フィリドール(1681〜1731)
  組曲作品1の3(1717)
4 ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681〜1767)
  ソナタ作品2の5(1727)
5 トマス・モーリー(1557〜1602)
  2声部のカンツォネット集(1595)より 
   狩りのファンタジー 
   カンツォネット「雷光」
6 ジャック=マルタン・オトテール<<ル・ロマン>>(c.1680〜1761)
  組曲第1番作品4(1712) 

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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.45) (2000-08-27)
★そろそろ担当も決めて…
 8月は夏休み中とあっていつもよりも例会への参加者が少なめ。今回の練習の参加メンバーは、H氏、I氏、SIさん、Mさん、そしてわたしの5名でした。
 今回はMichel Blave の「Duet」(A,A)をH氏とI氏が、それ以降はみんなでジョスカン・デ・プレの「アヴェ・マリア」(S,T1,T2,B)、Claude Jeuneの「La belle Aronde」(S,A,T,B)、アントニー・ホルボーンの「舞曲集」から(S,A,A,T,B)、「Fine knacks for ladies」(S,A,T,B,Lute)、ジューリオ・カッチーニの「アマリリ麗し」(S,A,T,B)を練習しました。
 今年初めに発表会をした時のメンバーの数よりも現在はだいぶ少なくなっており、実働7人で発表会に演奏予定となっている20数曲を担当するとなると、大変そう…。いやいや大変そうなんて受け身で言ってないで、今度は演奏の完成度を少しでも高めるように頑張りましょう。(発表会に向けてはこれは当然のことでしょうけれど、このTMAの発表会は楽しみなようで、恐いようで、何か複雑なのです。)やっぱりどうしても練習不足になりそうなので、自信を持って臨めないのが大きなストレスとなるのだと思います。曲数も多いけれど個人練習をしっかりして例会でのアンサンブルに臨まないといけないのですね。発表会までに例会以外に練習日をどれだけとれるかもポイントになるように思います。
今回の練習では四重奏、五重奏の曲を演奏したのですが、いつものように一応の音合わせをしてから始めた練習でしたけど、いつもより音程が合っていたのできれいに聞こえました。いつもははっきり言ってもっと汚い音だもの…。合わせようという気持ちがメンバーの中でかなり感じられた練習でした。
 一つの曲を練習する時に、1回目に演奏するのは自分のパートの譜面を追いかけるのに忙しいのだけれど、2回目以降の演奏ではなるべく他のパートも聞くように心掛けてやってみると、なるほどそれだけで曲の表情がずいぶん違うのですね。聞くことの大切さをもっともっと意識しないといけませんね。
 今回わたしはテナー、バス、そしてソプラノを担当しました。ソプラノはこの頃とても苦手になっています。曲づくりのリーダーとしてはかなり頑張ってやらないといけないのでしょうね。ソプラノがだんだん苦手になってきているのは、自分の演奏を聞いていて「いや」なのです。「よくないなぁ」と思いながら自信無く吹いているので、どうしてもそういう音になってしまいます。下手でも「わたしの演奏、聞いて聞いて!」って思って楽しく演奏していた頃の方がうんとよかったような気がします。ソプラノを吹いてこの頃は楽しいと思うことがないのは悲しいのですが、以前に比べてソプラノを吹くチャンスがうんと減っていることも関係しているかもしれません。アンサンブルの中でソプラノを吹くにはアルトやテナーを吹く時とは違ったある種のハリというのか自信みたいなのがないといけないように思います。テンションが高くないと吹けないのです。これは困ったことですよ。やっぱりソプラノを吹くチャンスが少ないことが原因にあると思います。
 参加メンバーで来年の発表会について会場や日程について話し合いをしました。演奏順やパート編成なども徐々に決まってきつつあります。
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第26回リコーダーセミナー (2000-08-22〜23)
★とても充実した講習会でした。
 東京リコーダー協会主催のリコーダーセミナーに参加しました。もう26回を数えるセミナーですが、わたしは今までこのようなセミナーのことを知らなかったので今年初めて参加しました。8/22〜23の2日間、大井町の品川区総合区民センター、「きゅりあん」の講習室でセミナーが行われました。わたしの参加するリコーダーアンサンブル「青い風」のメンバーから指導を受けてみることを勧められた、藤田隆先生の初級講座を受講しましたが、とても楽しく充実した日々で、「参加してよかったなぁ〜」、そしてまたまた「リコーダーっていいなぁ〜」と思いました。
 でもおかげで(?)このところおさまっていた肩凝りがこの2日間でしばらくぶりで再発しました。初級と言えども譜面のとおりに指使いできるというだけでなく、もちろんタンギングに関してもあれこれの基本的なことを教わり、25名くらいのクラスで一人ずつ演奏する場面も何度かあったので、やはり緊張したのでしょう。肩凝っちゃったんです。
 初級用のテキストとされた楽譜は主にBrian Bonsorの「Enjoy The recorder」(SHOTT)の中からのもので音は少ないけれどとても素敵な曲がたくさんあって、それを使ってかっこよく吹くということでした。譜面はやさしい曲が多いのですが、とてもきれいな曲で、ピアノ伴奏をして下さる先生もいらしたので、ピアノ伴奏と共に吹くととても「かっこいい」曲になりました。藤田先生は大阪弁で大変面白く熱心に指導をなさる、そしてとてもかっこよく素敵に演奏なさる先生でした。やさしい曲を演奏されても、違うんですねぇ。わたしの演奏とは。クラスのメンバーが一人ずつ演奏するのを聞くのもとても勉強になりました。自分のことはなかなかわからないものですが、人の演奏を聞いてそれに先生がアドバイスなさるのを聞いていると、どんなところが良くて、こんなところをこう吹くともっと良くなるというのが良くわかります。「聴く」ことの大切さを教わりました。また「ブレス」についてもこれは次の部屋のドアをあけるようなもので、次の部屋はどんなんかなぁと予感させたり、楽しみにしてもらったりするようにしなくちゃいけない、大きくて重いドアもあれば軽いドアもある、なんてことを分かりやすく教えてくださることに、とても感動しました。
 2日間の講習会では藤田先生、松浦先生、金子先生が3つの講座を持たれていたのですが、講習会の最後には東京リコーダー協会の理事をつとめられる先生方も一緒にミニコンサートがあり、また、参加者全員で合奏した「威風堂々」の演奏もとても楽しかったです。アウロスのハーカモデルの木調アルトリコーダーをお土産にもらい、またリコーダー関係の楽譜などの販売もあり、ふだん楽器屋さんであまり見られない楽譜などをたくさん手にとってみてから買うことができたのがとてもよかったです。小中学校の先生方が多く受講されているようでしたが、わたしのような一般のリコーダー愛好者の参加も増えているらしく、また年配の方の姿もあちこちに見られました。初めてのセミナーで教わることがいっぱいでも楽しくて充実していたのですが、肩凝り・・・。今年の夏はNONKYの練習・初演、「青い風」の合宿、リコーダーセミナーとリコーダー関係のイベントに参加できて吸収することがた〜くさんありました。来年の夏もまたこのセミナーを受講したいなぁと思いました。
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.44) (2000-08-13)
★繰り返して何度も練習
 お盆休み中の今回の練習の参加メンバーは、H氏、MA氏、SI さん、Mさん、そしてわたしの5名でした。
 今回はGuillaume Costeleyの「Allon, gay, gay, gay, bergres(元気を出して)」(S,A,T,B)、Dowlandの「いにしえの涙」、「いつも悲しいダウランド」、「Gile氏のガリアルド」(S,A,A,T,B)、クリストバル・デ・モラレスの「Emendemus in Mulius」(S,A,T1,T2,GB)、ルカ・マレンツィオの「Madrigal in five parts」(S,A,T,T,B)、Thomas Weelkesの「Five voices madrigals To shorten Winter's sadness」(S,S,A,T,B)、ギョーム・ド・マショーの「Rose, liz, printemps, verdure」(A,A,T,T,T)を練習しました。
 わたしはずっとテナ−を吹いていました。このごろはここではテナーしか吹いていないみたい。ずっとテナーばかりを吹いているのも、久々だと右手が痛くなってきます。竹山のテナーはキー無しの低音にも慣れてきて、だいぶ音が出るようになってきました。
 わたしとしては個人的には初めからブーブー鳴るリコーダーよりも少しずつ吹込んできて鳴るようになるものが何となく好きなのですが、こういった楽器選びの方法、どんな楽器を選べばよいかというのもちゃんと先生から教えていただくものなのでしょうか。吹き込んでいく時間とオイリングなどの手入れの度に少しずつ音色が変わっていく木製のリコーダーの変化も楽しいのですが、ふだん持ち歩いているものはプラスチック製のリコーダーであることも多く、時間があったら練習して吹こうという時には便利です。すぐに楽譜を開いて練習というのは難しく面倒なので映画「M.I.2」のトム・クル−ズがかけて指令を見たり聞いたりしたようなサングラス風のコンピュ−タがあるといいなぁと思います。眼鏡をかけると楽譜が見えるっていうのがあると便利ですよね。ページめくりも簡単にできそうなのですけど。
 今回の練習では主に5声のものを練習しましたが、まずは自分で譜面どおりにうまく吹けないところを何度も練習してみんなで合わせてみるということを繰り返しました。まだ曲の楽譜はそれぞれが持っているのでなく、練習の時に配られて演奏パートを選び、演奏が終わったら楽譜は回収ということになっています。曲、パート決めをして楽譜も配られれば各自の練習ということになりますが、今のところはまだ。ですからその場で部分ごとに自分である程度吹けるようになって、その部分の合わせの練習をしてからはじめから通しで練習ということをやっています。そういうことを何度か繰り返しているうちに難しそうな部分にも慣れてきて、また他のパートの音も聞こえるようになってきてということになってきます。
 練習の最後はわたしの好きなマショーの「Rose, liz, printemps, verdure」を演奏しましたが、この曲は延々ずーっと吹いていたい感じです。アンサンブルのグループごとにいろいろな練習方法もありますが、このTMAみたいな練習の仕方もわたしにとってはかなり重要なやり方だと思うようになりました。初見の苦手なわたしでも恐れずに楽譜に向かい、奮闘し、奮闘むなしく討ち死に…を繰り返すうちに少しずつは楽譜に慣れてきているようにも思いますし、集まって何か演奏しようっていう楽しみを、初見の苦しみだけでなく、修行のおかげでわたしも楽しみとなってきていることを感じます。
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ノンキー・プロジェクト(No.10) (2000-08-12)
★甘くない!
 先月の初演以来ほぼ1ヶ月ぶりにNONKY PROJECTの練習でした。今回は三軒茶屋の区民集会所多目的室が練習場所で我が家から電車でほぼ1時間くらいで目的の場所に到着しました。多目的室にはむすめ1とわたしが1番乗りでしたので、お昼ご飯も済ませ、メンバーを待ちました。今回はなかなかメンバーの集まりが悪かったのですが、車での移動は混んでいたようでなかなか大変そうでした。
さてメンバーも集まり(みおりさん、Hopiさん、Iwaoさん、クニーGさん、洋一さん、Yurieさん、Yoshieさん、わたしの8人)、はじめは初演のときのステージの写真を見せてもらったり今後のスケジュールとしての録音のこと、練習日のことなどをみおりさんが話し、集まったメンバーもそれをほぼ了承してから、練習開始です。今回は初演のステージで出来の良くなかったシャッフル系の曲、「さあ!」と「ラン」を中心にスキップするような感じのノリをみんなで合わせる練習をしました。スキップするときの体重移動や重心のかけ方のように弾んだ感じ…、ボールが跳ねながら回転していくような感じをイメージしての演奏がなかなか難しいのです。でもそういう跳ねる感じやポップなノリがこれらの曲のポイントなのでこれをみなでマスターしないと、幼稚なべったりとした感じの曲になってしまって、作曲者が目ざしているようなオシャレでカッコイイ曲にならないのです。それにこういう曲は特に低音部のブンブン言うような強さとリードが大事だということもわかりました。低音部がブンブン言わせて引っ張っていくようなところに中音部、高音部がのっかって軽やかに吹くと素敵に聞こえるのですね。
メンバ−が一人ずつ順番に聞き役にまわって問題の箇所の演奏を聞いてみると、演奏の弱点や改善すべきところ、改善されたところなどがわかってきますし、「あ、この曲ってこんな感じだったんだ!」というような演奏する側でなく聞く側として初めてわかったことなどがあり、とてもよい経験でした。前から問題になっていた音程のことはかなり改善されているので、今度はリズムというかノリを合わせてよりレベルの高いものを目ざすことになります。また「さあ!」ではわたしはいろいろと知らなかったことだらけで演奏の技術にしても未熟もいいところでした。それらの1つ1つを自分のものとしていくにはかなり練習が必要です。ルネサンスやバロックの曲を演奏するのとはまた違ったノリっていうのがあり、技術的にはもっと臨機応変にテクニックを柔軟に使い分けることやそのそれぞれのテクニックの確実性も必要です。そこだけに限らずもういたるところそうなのですが、例えばダブルタンギングの箇所なんかはもうわたしはメタメタで、ほんとにこれはもっともっと練習しないといけませんね。次回の練習日まで自分で辛抱づよく練習しようと思います。ノンキーの物語の曲を一つ一つを丁寧に心を込めて演奏するのは甘くない!のです。聞いてもらって、いい!と思ってもらえる演奏をすることは、ほんとうに甘くはないのです。
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第57回おけいこ (2000-08-03)
★やりまくり…
 10月末のリコーダーのレッスンの発表会ではイギリス・ルネサンスのロックの「組曲第2番」の数曲を演奏することにしました。先週は良く譜面も読めず、もちろん吹けもしませんでしたから、「練習してきます!」と1週間頑張ってみました。
 この曲は楽譜の中の音符はごちゃごちゃしてはいないのですが、不思議な曲で、バロックバロックした曲とはどうも赴きが違い、メロディを覚えるのに苦労します。なんか変な曲なのです。でも練習するにつれて、この変なところがだんだん好きになってきてしまいました。この曲を演奏するには、どのくらいなりきれるか、どのくらい集中できるか、どれくらい惚れ込めるかにかかっているような気がします。前回のレッスンから1週間で少しは指も動くようになって6曲を練習していったのですが、先生と一緒に吹いてみると、あぁ、まだまだ足りない・・・惚れ込みようが、明らかに先生に負けているのです。
 これでも今までよりもずっと「やってる」つもりですし、自分で思うだけではなくて、きっと今までよりも「やれてる」はずだと思うのですが、それでもまだぜんぜんやりたりないのです。「やりたい」だの「やれてる」だの「やりたりない」だのと何言ってるんでしょうねぇ。でもなんだか先週のリコーダー合宿から帰ってきてから自分の中でこの曲をどう吹くか、このフレーズをどう吹くかってことに興味が涌いてきたように感じるのです。今までは楽譜どおりに正確に吹ければそれでよしだったのだけれど、もちろんそれは大切なことなのだけれど、演奏した曲の中で何かを伝えたいという思いが涌いてきたような気がするのです。それだからって吹き方が急にうまくなったわけでもないし、何かが伝わる演奏になったわけでもないことはわかっているのですけど、でも伝えたいっていう思いが出てきたってのは1つの進歩じゃないかと思います。
 くらばやし先生と何曲か吹いてみて、「この曲はどうぞやりまくってください。」って言われました。その「やりまくり」の意味は具体的にはどうするのかは言い表わすことは、わたしには難しいのですが、そう言うふうに先生に言われると、「はい、頑張ってみます。」「またしっかり練習してきます。」と思わず答えてしまったのです。先生が「ほんとにいいなぁ。この曲…」とおっしゃるように、わたしも負けずに「いいなぁ。」って言えるくらいになりたいのです。まだまだ惚れ込みようが足りないのですね。このロックの「組曲第2番」はどの曲も始める時にかなり集中して始めないといけないのです。いい加減に吹きはじめてしまうと、曲の緩急、緊張と弛緩がいいかげんになってしまっていけません。かなりスリリングな曲なのです。不思議なメロディのなかにぐーっと引き込まれていくような感覚があります。演奏はまだまだだけれど、これから10月の発表会までこの曲とつきあうことになるのが、すごく楽しみで、どれくらい「やりまくれるか」頑張ってみます。
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リコーダーアンサンブル「青い風」合宿  (2000-07-28〜29)
★止むにやまれぬ想い
 7/28の朝からリコーダーアンサンブル「青い風」の合宿に行ってきました。指導してくださっているまつしま先生と一緒に埼玉県比企郡嵐山の国立婦人教育会館で一泊二日のリコーダー合宿。わたしにとっては初めての合宿でした。「青い風」は毎年発表会をするとかいうよりもどちらかといえば楽しくリコーダーアンサンブルをしたいという集まりですが、まつしま先生のご指導のもとにいろいろな曲に取り組んでいます。夜に公民館の音楽室で集まって練習しているので、昼間は仕事を持って働いているメンバーがほとんどで、ふだんはあれこれと忙しくて練習もままならないため、集中して練習できる合宿はとても楽しみなのです。家庭を離れて一泊二日、都下からも近くて料金も格安の施設で、1日中リコーダーが吹けるなんて夢のようです。
 28日の午前中、午後は音楽室でのまつしま先生のご指導による練習、夜は体育館での宴会&演奏、29日の午前中のまつしま先生ご指導の練習と大変充実した、そして楽しい時を過ごしました。参加メンバーは女性が5名(SUさん、Aさん、SAさん、Wさん、わたし)、男性が2名(SI氏、H氏)の7名でした。Bachの「管弦楽組曲第2番」のロンド、サラバンド、ブレー、ポロネーズ、メヌエットや「管弦楽組曲第3番」の中から「G線上のアリア」、モーツアルトの「オーボエ協奏曲」、ヘンデルの「Suite from the Balet "Terpscicore"」、 ハイドンの「ディヴェルティメント」、テレマンの「コンチェルトa-moll」などを練習しました。初めての曲もあったり、久しぶりに練習する曲もあったりでしたが、その中で心に残った先生の言葉がありました。
「音楽を演奏するというのはフレーズの連なりを演奏していく時に、このフレーズの中で、実現できることを最大限こめて、やむに止まれぬ想いで演奏するのが本当の演奏だ」というようなことをおっしゃったのです。小節の拍数を数えて音符を追っていくだけでなく、フレーズというまとまりを感じ、これを演奏するうえでは拍数を勘定することなど重要ではない、リズムももはやどうでもいい、でもこのフレーズを演奏する人は止むにやまれぬ想いで演奏する、ということが演奏する時の集中なり、その前の練習なりに通じるのでしょう。いくら上手でも吹きちらかした演奏には感動はなく、演奏する人の止むにやまれぬ想いのこもった演奏にこそ、人を惹き付ける何かがあるのだろうと思いました。合宿でのみんなの熱心な練習で先生からのいろいろなご指導もいっぱい受けられたし、みんなで楽しく飲み、吹き、歌い、おしゃべりしとわたしにとっての初めてのリコーダー合宿は一泊二日でもとても充実した、厳しくも楽しい、まるで夢のようなリコーダー三昧の時間でした。
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第56回おけいこ (2000-07-27)
★ロックの「組曲第2番」
 発表会で演奏する曲を決めなければなりません。前回わたしが希望した曲よりも先生が考えてくださった曲の方を今回は演奏することにしました。イギリス・ルネサンスのロックの曲です。わたしの希望していたフランス・バロックのものはまた別の機会に演奏するチャンスもあるでしょう。
 ロックの「組曲第2番」の中の曲を順番に吹いてみましたが、ほとんど初見で音符を追うのもままならず、まだまだどんな曲かつかめていません。リコーダーを習いたてで初めて吹いたときは「気持ち悪い」ように感じた曲が、この頃はその気持ち悪さがちょっと別のものに変わってきてルネサンス期の曲の不思議な感覚が楽しく感じられるようになっているのは確かです。なんだかわたしの奥底に眠っていてずっと気づかなかった何かに触れ始めているように感じるのです。言葉ではうまく言えないのですが、音楽的な経験の乏しいわたしでも、その音楽で何かが眠りから覚めたように思えるのです。今年の秋の発表会ではこのルネサンス期の音楽を楽しむことにしようと思いました。
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ヤマハスケルトンタイプリコーダー(ソプラノ) (2000-07-18)
★あなたは何色がお好き?
 7月6日付けでYAMAHAのホームページにソプラノリコーダーのスケルトンタイプ発売のニュースが載っていました。ピンク、ブルー、グリーンの3色でジャーマン式、バロック式の両方があるので全部で6タイプがあるとの事。わたしはこれを見てからヤマハ銀座店に電話で注文しました。もちろんバロック式で何色にしようかと考えたのですが、え〜い、3色全部買っちゃえとばかりに1本ずつ注文し、発売日の7月15日には入荷したとの連絡を受け、その3日後のMYROTの練習日に購入してきました。値段は1本2000円です。色はとても涼し気できれいですし、メッシュのケースもオシャレな感じ。夏のおねーさんがバッグから取り出して、ササっと組み立ててその場で吹きはじめるときっとすごく受けると思います。音は…まあ、ふつーのプラスチック管の音ですが、吹き始めるとすぐに頭部管の中がさーっと息で曇るのがよく見えます。吹くにつれて次第に水分が頭部管から中部管へと落ちてくるのも見えるので、むすこは「なんか、いやじゃない」なんて言っておりましたが、わたしはこんな風になっているのが見えるのはとても面白くて好きです。
AppleのiMacの登場以来、「スケルトン」と呼ばれるiMacカラーの透明グッズが出ましたが、このリコーダーは少々遅れてきた感はあるものの、リコーダー愛好家なら1本は買ってみようか、って気にさせるものだと思います。いままでも東急ハンズやディスカウントショップ、そして100円ショップにもジャーマン式のあまり音程のよろしくない透明、またはラメ入り透明リコーダーがあったのですが、このヤマハのスケルトンタイプのリコーダーはバロック式のものもちゃんとあるというところで、玩具とはちょっと違った趣があります。
ソプラノだけでなく、アルトもあると、いいなぁ。スケルトンタイプのリコーダーのソプラノとアルトの2本でひとりアンサンブルなんてのも、カラフルなこのリコーダーならよけいに楽しい芸になりそうですよね。これはひみつですけどね、今、さっそく手持ちのアルトとスケルトンタイプのソプラノの2本で「メリーさんの羊」でひとりアンサンブルの練習中なのです。こんなことをしてみようって思ったのも、スケルトンタイプの3色を買った時に、「3本一緒に吹くの?」なんて言われたからなんですけど。ソプラノの次はアルトも透明なのが欲しいなぁ。ヤマハさん、作っていただけませんか? だって、色違いがあるからって、ピンクとブルー、グリーン、はては、えぇい面倒だい、3色買っちゃえって同じものを2本、3本って買うわけでしょう。夏の季節に発売されたこともあって、結構売れるんじゃないかなぁ。
我が家の4歳のむすめ1もかわいいピンクの色に惹かれて「わたしも吹きた〜い」っていうんですもの。見た目も楽しいスケルトンタイプリコーダー。あなたは何色がお好き?
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リコーダーオーケストラのおけいこNo.11 (2000-07-18)
★いろいろと盛り沢山
 昨年9月から発足したMYROTも今月の例会で1サイクルが終わることになります。8月はお休みなので、今年度の活動は今回で一応の区切り。9月からはまた新しい運営方式でMYROTが始まることになります。
 さて練習は「リコーダーアンサンブルの基礎と技法」の14〜16ページのC-Durの音階・和声練習、35〜36ページのd-mollの「イエス、我が喜び」、88ページの定旋律「インノミネ」で音程をとる練習、ブレスの位置決めをしながら演奏しました。
 次は「リコーダー四重奏のためのずいずいずっころばし」。これはリズム感とテンポの変化がポイントとなる曲で、吉沢先生と手拍子、足拍子でのリズム練習をして手を真っ赤にしてから、演奏してみました。のっけからサンバっぽいリズムなぞ出てきて知ってるわらべうたといえども、むずかしい。テンポの変化も随所にあって、これがちゃんと演奏できたら、かっこいい「ずいずいずっころばし」になりそうです。
ほかにはHilmarの「F-Dur四重奏」の2曲目のAndante、3曲目の長いAllegroを練習しました。なかなか骨のある曲です。最後はヴォーン・ウィリアムズの曲(題名がわからない…)を通してみました。まだ譜面を追うのに必死。
 1時間半の練習時間に演奏会の予定や、新年度の登録のことなども含めての話しもあり、手拍子足拍子あり、いろんな曲の演奏あり、と今回の練習ではいろいろと盛り沢山な内容でした。わたしはヤマハ銀座店に注文していたスケルトンタイプのリコーダーを3色購入したり、NONKY PROJECTのメンバーとは「この前はお疲れ様」の挨拶をしたりもあったので、WOW-WOWな夜でした。(何言ってるんでしょ。)
あぁ、このMYROTで1年間やってきたんだなぁ。なんだか夢のように思えるMYROTでのリコーダー練習…。ここで初めて一緒になったメンバーとまた別のグループで一緒に演奏するようになったりと、新たな出会いも生まれてきたことも考えると、リコーダーを軸に、吉沢先生を中心に、素敵なリコーダーオーケストラに入ることができてほんとうによかったなぁと思っています。
 ではみなさん、新しい年度もまたお逢いしましょう。(あ、9月の例会は里帰りのために参加できない予定。この場で業務連絡。どうぞよろしく。)
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ノンキー・プロジェクト(No.9) (2000-07-16)
★「ノンキー物語」初演
 今日は旗揚げ以来半年の準備を経て、「ノンキー物語」というひつじたちを主人公にした、ほのぼのとしてしかも恋と冒険に満ちたお話をお客さまの前で映像と語りつきのリコーダーコンソートでご披露する日です。横浜は青葉区の青葉公会堂で「青葉キッズ」というコーラスグループ主催のコンサートのゲストとして出演しました。前々日の最後の練習から個人別の楽譜のチェックなどをして、10時には青葉公会堂に集合しました。控え室は立派な和室でNONKY PROJECTのメンバーの楽屋としては十分な広さでした。和室での練習ではリコーダー演奏が、どうも尺八風になってしまいそう。楽屋での練習、本番前のリハーサルで、最終チェックをしながら、15分の持ち時間を一杯に使って「ノンキー物語」レッツゴー編ともいうべき故郷ハイランドからの旅立ちをOHPを使ってスクリーンに映像を写しながら、語りと共にリコーダー演奏をしていくという方法で綴っていきます。
600人が入る青葉公会堂のホールは親子室などの施設もあり、とてもりっぱで新しいホールでした。こんなりっぱな大きなホールの舞台で演奏するなんてわたしにとっては初めてのことです。本番は中学2年生のRioちゃん、小学1年生のHiromu君の2人で担当した語りも素晴らしく、「さぁ!」「ノンキー」「マージ」「ラン」「ハイランド」「旅立ち」の6曲を演奏しました。アートチームが準備したひつじたちを用いての立体造形はとても素敵なものでした。OHPの操作も含めてChieさんとIkukoちゃんが担当しました。たくさんのお客さまがいらしたのですが、このステージでリコーダー演奏の楽しさを感じることができました。上がってしまうというよりも演奏しているうちにほんとにメンバーが楽しそうに吹いてるのがよくわかりました。「わたしたちの大好きなノンキーの曲を、みなさんどうぞ聞いてくださ〜い!」って思いながら吹きました。軽快な曲は客席の子供達が身体を動かしてノっていました。そして故郷を思わせるハイランドではスクリーンに写し出された緑の丘の風景とリコーダーの音色は大人の人たちに心地よさを感じてもらえたような気がします。
わたしの仲良しのMさんとその6歳のむすめのM子ちゃん、我が家の中学生のむすこ1、4歳のむすめ1もはるばるやってきてくれて客席で聞いていました。15分の持ち時間ぴったりに演奏を終えて、挨拶をし、緞帳がおりると、嬉しさでいっぱいになりました。まだまだ不十分なところもありますが、みんなで「ノンキー」の曲を演奏できたことは、わたしの誇りですし、とても充実した時間でした。この演奏のあとで、NONKY PROJECTの仲間たちみんなで、お好み焼き屋さんに押し掛けて乾杯しました。ステージデビューを果たし、まずはここまでやってきた仲間として、素晴らしい13人+αの仲間としての乾杯でした。リコーダーを吹くって、どうしてこんなに嬉しいのでしょう。どうしてこんなに楽しいのでしょう。どうしてこんなにも幸せなのでしょう。
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ノンキー・プロジェクト(No.8) (2000-07-14)
★最後の練習
 前回の練習で本番前の最後の練習のはずだったのですが、「10年早い!」というみおりさんの師匠の斉藤ネコさんの言葉がメンバーに伝えられ、やっぱり練習しようということで、ステージデビューの前々日にメンバーでできるだけ集まって最後の練習をすることになりました。
世田谷区の池尻中学校の音楽室にみおりさん、Hopiさん、Iwaoさん、クニーGさん、清美さん、洋一さん、Yurieさん、わたしの8人のメンバーが集まりました。音楽室は音が良く聞こえて音響効果もよい部屋で、そこで2時間くらいの練習をしました。曲の一部をカットしたりの最後の調整や語りから曲に入る段取り、進行表の席順、楽譜、出や終わりの合図、そしてみんなでステージでの準備作業などなどを確認し、通しも何度かやって見ました。先々週の練習が本番前の最後の練習ではあなく、今回直前に練習できたことは、やっぱりとても良かったのです。これをやらなかったらどうなっていたやら…。「10年早い!」と言われたネコさんに感謝でした。メンバーとも「明後日はがんばろうね!」と言ってステージデビューに備えることにしました。わたしたちリコーダーチームの他にアートチームの方たちも映像づくりや楽譜カバーの準備などをやってくださっているそうなので、当日のステージを迎える準備も着々と進んでいるようです。みんなで創りあげていくNONKY PROJECTの醍醐味。わたしたちの大好きなノンキーの曲を、みなさん、どうぞご期待ください。
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第55回おけいこ (2000-07-13)
★何を吹こうか
 10月末にある発表会で演奏する曲について、今回は自分の希望の曲、先生が考えてくださった曲などをやってみました。フランス・バロックの作品とルネサンスの作品とが候補になりましたが、う〜ん、どちらも捨てがたい。もうちょっと考えましょう。今回のレッスンの課題曲は「アルトリコーダー二重奏曲集2」−フランス・バロックのフルート作品から−の中のNaudotの「ソナタ2」4曲目のAllegroです。速くて長い曲で、私が練習してきたテンポよりもちょっと速めで先生と合わせたので、自分ではずいぶん練習したように思っていたのに、焦ってしまって指もなめらかに動きません。先生と合わせるととたんになんだか緊張してドキドキして指が動かなくなるという少し前に良くやっていた現象は少なくなりましたが、いつも余裕なく吹いている感じなので、もっと落ち着いて吹きたいものと思っています。
 発表会で演奏する曲の候補を5曲も吹いたので、今日は課題曲を練習する時間が少なくなりましたが、う〜ん、発表会で何を吹くか…悩むところです。
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リコーダーアンサンブル「青い風」例会(No.9)  (2000-07-12)
★合宿へ向けて
 5月6月とまつしま先生がいらっしゃる例会には参加できなかったのですが、まつしま先生ともご一緒の、わたしにとって初めてのリコーダー合宿を今月末に控えて、楽しみにしているところです。
 今回の参加者は、女性が6名(SUさん、Aさん、SAさん、Yさん、Wさん、わたし)、男性が2名(SI氏、H氏)の8名でした。1ヶ月前にBachの「管弦楽組曲第2番」のロンド、サラバンド、ブレー、ポロネーズ、メヌエットの5曲についてパートの担当を決めてあったので、全員が揃った今回はこれらを練習することになりました。それぞれがアルトのトップのパートを1つは担当することにして割り振りを決めたのですが、わたしは最初のロンドでYさんと一緒にトップを吹くことになっていました。家で少しは練習していたのですが、まだまだ音符を追い掛けるのに一生懸命です。この「管弦楽組曲第2番」の曲はどれも美しいハーモニーでメンバーはみな、とても気に入っていますが、吹くのにはなかなか難しいものがあります。これら5曲を練習した後の、お茶を飲みながらの休憩では合宿のための打ち合わせをしました。メンバーの何人かの方が車を出してくださるので、それに分乗して埼玉の国立婦人教育会館へ向かい、そこの音楽室で練習をし、宿泊する予定です。宿泊費用も格安ですし、音楽室は無料だそうですし、食事はカフェテリア方式の食堂でとることができますので、合宿にはもってこいの場所といえそうです。全員が参加というわけに行かなかったのはとても残念ですが、なんだか1日中リコーダーを吹ける合宿なんて、とても楽しみで今からワクワクしています。
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.43) (2000-07-09)
★発表会にむけて少しずつ
 7月に入って暑い日が続いています。今回はまた中央公民館の音楽室での練習で、H氏、A氏、I氏、SIさん、MBさん、Mさん、そしてわたしの7名の参加者でした。
 今回はThomas Weelkesの「Five voices madrigals To shorten Winter's sadness」(S,S,A,T,B)、John Farmerの「Fair Phyllis I saw」(S1,S2,T,B)、ティルマン・スザート舞曲集、ギョーム・ド・マショーの「Rose, liz, printemps, verdure」(A,A,T,T,B)、ジョスカン・デ・プレの「アヴェ・マリア」(S,T1,T2,B)を練習しました。
発表会用の曲を30曲近く候補にあげてそれの中から練習していますが、「この曲の、このパートをやりたい」「この曲はやりたくない」を言い合って少しずつ曲とパートの割り振りが決まっていくようです。今回の練習もわたしはテナーを中心に演奏しましたが、自分で吹いていてテナーの音が何とも心地よく、アンサンブルをするならテナーかバスがいいなぁ、と思えました。バスも吹いてみたのですが、今回はバスの鳴りがあまりよくなくて、いつもよりも音が小さく、つまった感じになってしまったのはどうしてでしょう。
まだ楽譜どおりに吹くのが精一杯で、オクターブ上げで吹いたりということはすぐにはできないのが残念なのですが、これもやはり慣れ…かしら。でも練習しないとできるようにはなりませんよね。ト音記号、ヘ音記号、オクターブ上げ(下げ)、C管、F管が自由に演奏できるようになるには、どのくらいかかるのでしょう。今のわたしはやっとト音記号の楽譜でソプラノ、アルト、テナーが吹け、ヘ音記号の楽譜でバスが吹け、ときどき間違った音を出してしまったりもするけれどアルトとテナーの持ち替えができるようになってきて…というところです。ですからオクターブ上げやヘ音記号でテナーや、あまり吹いたこともないこともありますが、へ音記号でグレートバスなどはまだまだこれから修行が必要です。
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ノンキー・プロジェクト(No.7) (2000-07-01)
★本番前の全員集合!
 先週に引き続いて今週も練習という「ノンキー・プロジェクト」でした。
7月16日のステージデビューに向けての追い込みの練習で、全員集合! 青葉台のフィリアホール練習室にみおりさん、Hopiさん、Iwaoさん、クニーGさん、清美さん、ToIさん、洋一さん、Mさん、Hさん、わたしの10人のメンバーが揃いました。パート替えをしたのは前回の練習でたいたい感じがつかめましたし、楽器を持ち替えなくてよくなった分、音程の問題もだいぶ改善されてきたように思います。音程やノリにみんなで気をつけて、演奏できるようになってきています。
でも大きな変化が1つ。もともとはフルート吹きでリコーダーを吹くと息が余っていたIwaoさんが、コントラバスを初めて吹いてみたのに、最初からブカブカ吹けて速めの発音も調子がよさそうなので、それまでコントラバスを吹いていたMさんから付きっきりの指導を受けながら、もうすっかりコンバス吹きになってしまったことです。
Iwaoさんとは今回のパート編成では共にアルトを受け持っていたのですが、そのとなりのメンバーが適材適所とは言え、遠く離れたところで吹くようになったので、ひとり残ったアルトパートとしては心細いかぎりです。
でも今回の練習の成果としては、わたしの場合やっと他のメンバーの音が良く聞こえてきたことがあります。自分の吹く音を聴くのに精一杯で他のパートとの音のつりあいや、ハーモニーが良く聞こえていなかったのに、今回は他のパートの音も、そしてみんなで出している音の重なりあい、まじりあうのが以前にくらべると驚くほど聞こえてきた気がしました。
練習には10名の参加でしたが、ステージデビューには都合で参加できないMさんが聴いてくださっていました。清美さんからのいろいろなアドバイス、みおりさんのこんな曲のイメージなのだという主張、何度も何度も納得できるまで繰り返す練習、テンポの確認、音程や音色をそろえようなんて、今までうまくいかなかったところも、いろいろと気をつけながらなんとか全曲通して演奏できるようになりました。衣装やステージでの位置、OHPの場所などいろいろと話し合いながら、少しずつデビューに向けての足場が固まってきている感じがします。背景に映す画像もプリントアウトしてものをもう一度見ながら、6時間の練習でみんなの気持ちもずいぶん響きあってきたなぁと感じられるようになってきました。狭い練習室で10人ものメンバーが一生懸命に演奏し、気持ちを合わせてノンキーを伝えよう、聴いてもらおうという気持ちが高まっているのが感じられました。曲を作っていく苦しみ、喜びがメンバーの中に渦巻いているように思いました。6時間の練習ではリコーダーもちょっと限界みたいで今回はアルトを3本持っていったのですが、そのうちの2本を吹き、いままでにない長時間の練習で、大した休憩もとらずに突っ走りました。
8時に練習が終わったら、喉が乾いてお腹が空いて、最後まで残った数人で乾杯したビールの味は最高でした。
あとは16日の本番に備えるばかりです。この素敵な「ノンキー組曲」を多くのみなさんに聴いていただきたいです。もっともっと練習して実力をつけたいね。もっとやりた〜い。っていう気持ちも高まってきました。そして幾分涼しくなった夜もふけたころ、本番に向けて頑張りましょうね!と声をかけ、健闘を誓って別れました。
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.42) (2000-06-25)
★ソプラノはまだまだ無理です。
 選挙の投票日で中央公民館の音楽室がとれなかったので、H氏のお宅での練習となりました。今回も雨降りの日曜日。参加者はH氏、A氏、I氏、SIさん、MBさん、Mさん、それにわたしの7名でした。
 今回練習したのは来年の発表会で演奏する曲の候補となっているもののうち、クリストバル・デ・モラレスの「Peccatem me Ouotidiae」(S,A,T,B)、「Emendemus in Mulius」(S,A,T1,T2,GB)、Guillaume Dufayの「Vergine Bella」(T,B,GB)、「 Bon jour, bon mois」(S,T1,T2)、ジューリオ・カッチーニの「アマリリ麗し」(S,A,T,B)、アントニー・ホルボーンの「舞曲集」(S,A,A,T,B)などでした。難しい曲も多く、今回はパートを複数で担当せずに吹いたので、緊張しました。
 今回わたしはテナー、アルトを主に担当しましたが、ソプラノでも1曲吹いてみました。ふだんソプラノはめったに吹かないし、テンポを決めたり、メロディラインを吹いて、よく聞こえるソプラノは、わたしにはまだまだ荷が重く、できれば担当したくないパートです。このパートがひょろひょろ、うろうろ、バタバタしていてはそれより下のパートが崩れてしまうし、オーケストラでいうと第1バイオリンのコンサートマスターというところなのでしょう。まだまだうんと修行が必要。荷が重すぎます。
 今回、男性のメンバーで演奏したGuillaume Dufayの「Vergine Bella」(T,B,GB)は低い方の楽器での演奏がとても素敵でした。テナーもバスもグレートバスもよく聞こえて、始めて合わせた演奏のはずですが、聴いていた女性のメンバーも思わず拍手してしまうくらいでしたので、発表会の時はこのメンバーでの演奏に決まりでしょうか。
 最後に演奏したアントニー・ホルボーンの「舞曲集」はやはりノリが重要ですね。初見の演奏は以前ほどビクビクしないようにしていますが、やっぱり難しいし、それでノレるところまではなかなかいかないのがつらいところです。
 今回、練習中にMBさんが初めてバスを吹いてみましたが、とても初めてと思えないくらいによく音が出ていて、みんなで「すごいねぇ」って言いました。やっぱりいろいろな楽器にトライしてみて、体験することってとても大事だし、世界も拡がって楽しみも2倍にも3倍にもなっていきますね。
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ノンキー・プロジェクト(No.6) (2000-06-23)
★「吹く」のではなく「吐きながら」
 今回からメンバーの増えた「ノンキー・プロジェクト」での平日の練習にわたしも参加しました。いつも休日グループで練習している青葉台のフィリアホール練習室にみおりさん、Hopiさん、Iwaoさん、クニーGさん、わたし、そして新メンバーのMさん、Hさんが集まって7人での練習でした。7月16日の青葉公会堂での演奏のためにパートも組み替えて、ステージで同じ楽器でそれぞれが演奏できるような編成にしての練習でした。わたしはアルト担当になり、「ノンキー」「さぁ!」「マージ」「旅立ち」「ラン」を吹きました。練習に参加する前はメンバーと合わせられるかという少々憂鬱になるくらいの心持ちと「ノンキー組曲」が演奏できるという楽しみな気持ちとが交錯しているですが、4時間の練習のうちに、憂鬱は忘れて、音程やリズムに気をつけながら、とにかく何とか吹かなくちゃ、そして今回の練習で一番大事だと感じたみんなでの「ノリ」によってなんとか曲を生かそうと頑張ることになります。ひとりで練習している時とは違った他のメンバーの音を聞きながらの練習はほんとうに勉強させられることが多く、初級者のわたしには荷の重いことも多いのですが、でもそういうこと以上にリコーダーの吹き方にしてもタンギングにしても指使いにしても音程の取り方にしても「ノリ」方にしても「あ、ほんとうにそうだなぁ、そうするといいんだなぁ。」ということをボスのみおりさんはもちろんメンバーの方々に教えていただきながらなので、わたしにとってはとても中身の濃い練習になります。その中でも「吹く」のではなく「吐きながら」演奏するということを教わったのは、目のさめる思いでした。いつまでもメンバーの方たちのお荷物にならないようにはやく自信を持って演奏できるようになりたいと思っているのですが、なかなか一朝一夕には上達しないものだということも確か。作家のみおりさんの頭の中に鳴っている「ノンキー」たちの曲に近付き、できればそれ以上に素晴らしい「ノンキー」たちを演奏したいものと思っています。日々のリコーダーの練習にも一層励まねば…。合わせての練習ももっともっとしたいなぁ。
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第54回おけいこ (2000-06-22)
★も〜っといろいろやってみて
 レッスン室に入ると、「いやぁ、腰が痛くってねぇ…」とくらばやし先生がおっしゃいました。まぁ、腰痛ですか。座ってるのがしんどいんですよねぇ。わたしは中学高校の時から腰痛持ちで牽引、温熱、針、マッサージなどいろいろとやってみました。痛いの、わかります、先生。どうぞお大事になさってくださいね。「ま、それはいいんですけどね。…」と先生、椅子に座りなおしてレッスンが始まりました。
「アルトリコーダー二重奏曲集2」−フランス・バロックのフルート作品から−はNaudotの「ソナタ2」2曲目のAllemandeです。出だしのアウフタクトはあまりためないで、さりげなく、パパンと始め、やわらかく吹いていきます。なるべく力まずに吹いてみたつもりなのですが、先生が演奏なさるのを聴くと、もっとやさしく切ないくらいにきれいです。プラスチックのアルトリコーダーでも先生の音色はとても素敵です。お手本を聴いているのに、思わず「いいですねぇ」なんて言ってしまいました。中盤に同じようなリズムでうねうねとメロディが続くところがありますが、そこはもっと揺らしたり、だんだん早くしてみたりと吹き方をもっともっと考えても〜っといろいろとやってみて、と言われました。わたしの演奏は一本調子になってしまうので、聴いていて面白くないんですね。かなりの自己顕示というか、自分はこう吹くんだという意志が必要であるようです。伸ばし気味にふいたり、ためてみたり、などを曲調に合わせて吹いていくのがやはりこのところの課題でした。ほんとにちょっとした吹き方の変化づけではだめで、かなり大袈裟なくらいに変化させながら、吹かなければいけないのですね。先生がいろいろと演奏してくださるたびに「あぁ、もっとやらなきゃいけないんだなぁ」と思うのですが、自分ではなかなかできていないことなのです。
 3曲目のAffetuosoは早いテンポ、遅いテンポとやってみましたが、繰り返しがあるのであまり遅いテンポではダレてしまいそう。結局中間くらいのテンポで演奏することにしてもう一度演奏してみました。トリルもチャと瞬間的にやるのとタララとちょっと優雅にやるのと区別して吹くことになり、瞬間的なトリルが続くところでは、ダレないようにしてどんどん前のめりで進んでいくようにしなければなりません。次回は4曲目のAllegroからです。
 さて例年のように、10月末に発表会がありますので、「何の曲を吹きたいか、吹きたい曲は?」と先生に尋ねられました。「これが吹きたい!」というのがなかなかなくて、すぐに思い浮かばないのですが、「アルトリコーダー二重奏曲集3」−ルネサンスの音楽から−に取り組んでみようかなと先生がおっしゃいました。その中から選んで先生の二重奏を演奏しましょうか。ルネサンスのものも楽しみです。
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リコーダーオーケストラのおけいこNo.10 (2000-06-20)
★Hilmarの四重奏
 先月の例会は体調悪くてお休みしたので、2ヶ月ぶりの吉沢先生のご指導を受けました。今回は参加者も多く、レッスン室にぎっしり。こういうのもリコーダーオーケストラの迫力でしょう。
 「リコーダーアンサンブルの基礎と技法」の14〜16ページのC-Durの音階、和声練習を、またF-Durの音階練習を行ったのち、前回から取り組んでいるという、Hilmarの「F-Dur四重奏」を練習しました。バスの楽譜をもらって、初見での演奏にチャレンジです。ぶっつけ本番での演奏は…う〜ん、臨時記号がしんどい、まだまだヘ音記号の譜面は慣れてない…のですが、少しずつパート別に練習していくので、他のパートが吹いている時に、それに合わせて指の練習をカチャカチャやってました。
 この春あたりからでしょうか、リコーダーを始めてから2年経ってみると、8分音符や16分音符がたくさん並んでいるような楽譜は勘弁勘弁ですが、初見でも少しは演奏についていけるようになってきたように思います。ついていけるというよりもあんまりドキドキ、ビクビクしなくなってきたので、ずうずうしくなってきたというべきなのかもしれませんが、1小節がちゃんと吹けなくっても、次の小節で挽回しようとか、どこかで復活してやろうとか、の気持ちで吹いていけるようになってきています。もちろんまちがいもたくさんあるのですが、以前よりも気持ちを楽に、前向きの姿勢で「初見」に取り組めるようになってきたと思います。「初見は苦手…」とことさらに意識せずに、初見で少しでも曲の感じがつかめればいいって思えるようになってきて、少しは譜面に慣れてきたのだと思います。
 で、夢中で演奏しましたが、1曲目のAllegretto、この曲、わたし好き! おもしろそう。やりがいがありそうですね。
スタカートを強調するくらいに、伸ばす音は膨らませる感じで伸ばす長さを予測させる、息継ぎの位置、歌うように、などなど吉沢先生の歌う声と機関銃のような指導の言葉…、メンバーがみな、すごく集中して演奏しています。そして集中している中でも楽し気なのです。2曲目のAndanteまでを練習しました。いつもながら、1時間半の練習はとても密度の濃いものでした。
 今回の練習の前には幹事役の方々のお世話でアンケートが実施され、集計され、その報告がメンバーそれぞれに郵送されてきたり、メーリングリストが出来て、いろいろな意見を交換することができたりとこのMYROTの運営面でもめざましい進歩がありました。お世話役のK氏、Mさん、ほんとうにいろいろとありがとうございました。メンバー皆で心からの拍手を送りました。感謝しています。
 練習の後は、まっすぐ帰宅しました。とても
幸せな気分で…。ではみなさん、また来月。
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.41) (2000-06-11)
★もうそれは中毒ですよ。
 今回の例会は中央公民館の音楽室がとれなかったので、仲町公民館の学習室にての練習でした。梅雨入りした雨降りの日曜日の参加者はH氏、MA氏、A氏、I氏、SIさん、それにわたしの6名でした。
 このところ参加メンバーはメンバーの入れ代わりはありますが、6名をキープ。H氏が発表会に向けて作られたパート割りの表を参考にしながら、練習していきました。
今回、わたしはテナーを中心に吹いたのですが、昨年末にリコーダーフェアで購入した竹山のテナーがだんだん馴染んできて、だいぶ吹きやすくなってきました。高音はともかくも、低音がなかなか吹けないでいたのが、わたしがこのリコーダーに慣れてきたためでしょう、音を出しやすくなってきています。やわらかくていい音のするテナーです。
 今回練習したのは、ルカ・マレンツィオの「Madrigal in five parts」(SATTB)はじめ、Dufayの「Bon jour, bon mois…」(ST1T2)、クリストバル・デ・モラレスの「Peccatem me Ouotidiae」(SATB)、Dowlandが3曲、ギョーム・ド・マショーの「Rose, liz, printemps, verdure」」(AATTTB)他、もう1曲でした。前回癖になりそうと言っていたマショーの曲はやっぱり不思議な魅力に満ちた曲で、14世紀の原初的な音楽を前回よりもテンポをあげて吹くことができました。SIさんと一緒に「何かいいんだよねぇ。」と言っていたら、「そうなったらもう中毒ですよ。」とはA氏から言われてしまいました。いやいや、確かにちょっと中毒になりそうな感じはありますね。何度も演奏したくなる感じ…でした。まだ曲とパートは決まっていませんが、発表会に向けてこんな曲を演奏するかと思うと、ワクワクします。
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第53回おけいこ (2000-06-08)
★曲調を考えて…
 前回からほぼ1ヶ月ぶりのレッスンでした。「アルトリコーダー二重奏曲集2」−フランス・バロックのフルート作品から−はJacques Christophe Naudotの「ソナタ1」の4曲目のAllegroのおさらいです。これは「パンパパパッパッパーンパ、パンパパパッパッパーンパ」っていう感じで吹きはじめたのですが、先生の音は「パァパパパァパパ〜ンパ、パァパパパァパパ〜ンパ」って聞こえる吹き方なのです。Allegroといっても先生が演奏されるように、やわらかく吹いた方が良さそうです。16分音符の早いパッセージもわたしの揺らし方は音のつぶが揃っていなくて、不安定に聞こえてしまうので、その揺らしはもう少しつぶの揃った状態で行った方がよさそうでした。自分ではこの1ヶ月の間にいろいろと考えて練習したつもりでしたが、曲調を良く理解しておらず、ワンパターンで吹いているようでした。そして16分音符のパッセージは指とタンギングのタイミングが合っていなくて、前の音が残ってひっかかるように聞こえてしまいます。音が滑らかに移行していないのが自分でもよく分かるのですが、これを克服するにはかなりの練習が必要ですね。
 次は同じくNaudotの「ソナタ2」です。Vivaceの1曲目はまた、「パンパパパッパャャャャ、パパパッパャャャャ」と吹きはじめ、先生に「パンパパパッ」でなく「パンパパパァパャャャャ…」とやった方がいいですよ。と指導を受けました。もう一度吹いてみても、「パンパパパッパャャャャ」とやっぱりやってしまうんですよね。気をつけないといけませんでした。この最初の曲は後半にはトリルが多く出てくるので、テンポが不安定にならずに、テンポはきちんと刻みながら、毅然としてトリルをつづけていくっていうパワーがないと、途中でテンポも演奏もダレてしまうようです。これが難しいのです。なんとかおしまいにたどりついても、「えええ?、わかんなかった」って感じしか、まだ持てないのでした。
 2曲目のAllemandeはわたしが吹きはじめたとたんに、先生に止められ、Allemandeでの吹き方を考えさせられました。今回のレッスンではどうも「パンパパパッ…」というようにどの曲も弾んで吹いてしまったので、曲調を良く考えて…と先生に言われてしまいました。自分では考えたつもりでしたが、やっぱりワンパターンで吹いてしまったのは否めません。「曲調を考えて」というのが当面の課題のようです。
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リコーダーアンサンブル「青い風」例会(No.8)  (2000-06-06)
★演奏を楽しむこと。
 今月は公民館の音楽室がいつものように確保できずに、第1、第3週を練習日にあてることになりました。そして困ったことには今後もいままでの練習日では音楽室が確保できない様子なので、練習日を変更せざるを得なくなってしまったのです。今回の参加者は、女性が5名(SUさん、Aさん、SAさん、Yさん、わたし)、男性が2名(SI氏、H氏)の7名でした。Bachの「管弦楽組曲第2番」の中からメヌエット、ロンド、サラバンド、ブレー、ポロネーズを選んで、パート決めをしてから練習に入りました。ほとんどの曲がA1、A2、T、Bで編曲されているので、それぞれ2人ずつが各パートにはいり、一応パートを決めて練習することになりました。ほぼ全員がA、T、Bをみんな演奏するように曲ごとにパートを組んでみて、そのパート表が決まってから実際の練習にはいったのです。
 曲ごとに座る場所を移動しながら1曲を2・3回ずつくらい練習しました。わたしは前にはバスを担当していたので、アルトやテナーのパートはほとんど初見でしたが、2人ずつでパートを担当するので、初めてでもずいぶんと気持ちを楽に演奏できました。「管弦楽組曲第2番」の1曲1曲はほんとに美しいハーモニーで、吹き終わった後に「いいわねぇ」って思わず声が出ます。
 お茶とお菓子の休憩の時間はメンバーの方たちとのいろいろなおしゃべりもとても楽しい時間です。またH氏には「差音」についてのお話や実演をしていただき、とても興味深く聞かせていただきました。
 この
「青い風」のメンバーの中でもパソコンを使う人たちがだんだんと増えているようで、日頃のメールのやり取りもまた輪が拡がりそうです。休憩の後はあまり時間もなくなったのですが、Bachの「管弦楽組曲第3番」の中から「G線上のアリア」を演奏してみました。前に演奏した時と同じアルトパートを同じくAさんと一緒にテンポを間違えないように演奏してみました。今回はずっとBachばかりを吹いていたのですが、いいですねぇ、Bachは。ゆったりと演奏を楽しんでいるこの「青い風」のみなさん、そしてわたしもここに加えていただいて、リコーダーを演奏することで気持ちがとてもリフレッシュされます。
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.40) (2000-05-28)
★癖になりそうな…
 今回の例会の参加者はH氏、MA氏、SIさん、Mさん、MBさん、それにわたしの6名でした。
 前回、今回と参加メンバーは少し異なりますが、参加者の数は同じでしたので、今回も4声、5声の曲に取り組みました。その中でも前回もやった曲なのですが、5声と太鼓で演奏する、ギョーム・ド・マショーの「Rose, liz, printemps, verdure」」( AATTTB)は今までに経験したことのない面白い曲でした。これは後にMA氏が調べてくださった内容のフランス語の歌詞のついた、4声のロンドだそうですが、少々無気味な始まりでテーマが繰り返され、うねるように動き、それに太鼓が加わっているので、原始的な感じがする曲です。14世紀に生きたフランスの作家の曲ですが、「気持ち悪いなぁ…」と思いながらもこれはなんだか癖になりそうな曲です。アルトパートが少々難しくてMBさん、Mさんが苦労しながら吹いていましたが、フレーズの終わりに印をつけて吹いてみると、だんだん合わせられるようになってきました。マショーの曲はもう1曲やったりもして、このルネサンス期の「気持ち悪いような、優雅なような、…ポリフォニー…」の曲はSIさんもそうだとおっしゃっていましたが、「癖になりそうな」曲、太鼓も加わってとても楽しい演奏でした。他にはダウランドの曲をMA氏のリュート演奏とともに吹いたり、「リコーダーアンサンブルの基礎と技法」から「スパニョレッタ」を練習したりしました。
 最近このグループに参加されるようになったMさん、MBさんが譜面を見ながらの演奏に四苦八苦なさっていたのを見ると、ほんのちょっと前の自分のことのように思います。わたしもTMAに加わって2年あまりが経ち、リコーダーで演奏する曲のあれこれにも少し慣れてきたからでしょう、そんなにたくさん音符が描いていない楽譜は少しは初見でも吹けるようになってきたようにも思います。少し前のわたしは、譜が読めなくて落っこちてばかりで、ちーとも吹けないで落ち込んでいましたもの。そんな中でも「それは慣れですから…」とおっしゃるI氏や、「大丈夫」と大胆にも無責任(?)にもおっしゃるMA氏、練習のためにMIDIの曲をくださったA氏などなどのメンバーに励まされながら続けて来られてよかったなぁと思っています。Mさん、MBさん、大丈夫!きっともうすぐ慣れてリコーダーがもっと楽しくて好きでしようがなくなりますよ。
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ノンキー・プロジェクト(No.5) (2000-05-20)
★幸せを贈る?もらう?プロジェクト
 「ノンキー・プロジェクト」の5回目の集まりは、いつもは休日グループ、平日グループを分かれて練習しているメンバーが合同で集まっての全体練習でした。
 みおりさん、きよみさん、洋一さん、Hopiさん、ToIさん、山さん改めIwaoさん、クニーGさん、そしてわたしの8人が集まるのは12月のプロジェクト立ち上げの時以来、久しぶりです。それ以来、休日、平日とグループで分かれて練習していたので、それぞれで数回の練習をした後にみんなで集まって演奏するのをとても楽しみにしていました。
 東急新玉川線のあざみ野駅近くの山内地区センターの音楽室での練習は、グランドピアノ、折りたたみ式でない譜面台、オーディオセット、それに照明はスポットまでついている素敵な会場でした。「旅立ち」「ハイランド」「マージ」「ノンキー」などの今まで練習してきた曲を割り振られたパートで演奏してみました。そして新曲の「ラン」やきよみさんが初めて作曲してきたというまだ名前のついていないサーカスのパレード風の曲も練習しました。練習の途中でみおりさんの師匠である、斉藤ネコさんがいらしてくださって演奏を聞いての感想やアドバイスをいただきました。「いいですよ。だいじょうぶですよ。」の言葉に励まされて、ドキドキが少し静まって、さあ、もっと!と演奏しました。
 わたしは前回の休日グループの練習では、いろいろと難しい課題を前にして「ああぁ……」と目の前にはハイランドならぬ暗くて深い夜の海を見ていたのでしたが、(これは自分の力不足を感じてしまい、また楽しく吹くことができないことに対してなんだかとても申し訳ない気持ちになってしまっていたのでした。)
 今回は結果としては幸いなことにそういう暗い海の風景は見ずに、気持ちとしてはとても嬉しくて、楽しくて…で吹き続けてしまったのでした。やっぱり前回あっての今回でしたので、練習にはとても緊張して臨んだのですが、そんな緊張や暗い海…は練習を始めると忘れてしまって、一生懸命に吹いてしまいました。自分の力不足はあるにしてもこのメンバーの中で精いっぱい、自分なりに頑張って、耳を澄ましながら、そして楽しく吹くことしかできないという気持ちになってしまったのです。
 特にわたしがソプラノパートの出を待っていた「ノンキー」の目覚めるノンキーのイメージでのおとなりのアルトのきよみさんの演奏は、凄くエキサイティングでしたし、「ラン」は駆け足しながらエアロビしている感覚、ちょっとクールダウンしてからまたもう一丁って感じが、わくわくしました。そしてきよみさんの曲は譜面ではちょっと難しそうでしたが、ぞうのババールのサーカスパレードって感じがとっても楽しかったし、こんないい曲がいっぱいのノンキー組曲を演奏できるのがうれしくてたまりませんでした。心の中で「わああぁぁっっっ!」って叫んでいた気がします。この嬉しさが聴く人にも伝わってほしい、聴く人にわかってほしい、とほんとに思ったのです。
 今回わたしはソプラノ、アルト、テナーの3種類のリコーダーを曲によって持ち替えて、場所も入れ代わりながら演奏しました。音程をとるのが難しくて、前回の練習の時の録音を聴いてからかなり低めの音を出しているのにやっと気がついたので、「高め」を心掛けて吹いてみました。
 家で練習する時はチューニングメーターを出してそれを見ながら吹いてみたりもしてみました。楽器もあれこれ試してみて楽器による個性も考え、また音階のこの音は高めだとかあの音は低めだとかいうこともあってそれを考慮しながら吹くのはとても難しいことも少しずつわかってきました。基本的にはテンションをかなり高めにとることを心掛けた練習をして今回の練習に臨んだのでした。音楽室での4時間の練習を終えると、ノンキー・プロジェクトのアートチームの方達もいらしてリコーダーチームと合流し、練習の後は近くの居酒屋さんで親睦会を兼ねた集いがありました。「ノンキー」の絵本の筋やアートの面での幹となる部分についての話しを聴いたり、試作品として作ってきてくださったかわいい羊たちにも会うことができました。親睦会には件の斉藤ネコさんや今回も一緒の我がむすめ1も含めて13名もの方々が集い、いろいろな話しをしながら、焼肉の煙りもうもうの中、アルコールも入って、もうすごく充実したい時間を過ごしました。リコーダーチームについては男女半々、年代もいろいろというメンバーに、アートチームのYさん、Sさん、Iさんととてもパワフルな女性たち、そして物語を担当するうら若き乙女、Rioちゃん(むすめ1がなついちゃってほんとにお世話かけました。)が加わって、ほんとにほんとに楽しい時間を過ごしました。
 ノンキー・プロジェクトはこんな和やかな雰囲気も含めて、心の奥底に誰もが持っている、誰もが求めている温かいものを、たとえば「幸せ」と言うのかもしれませんが、それを「ノンキー」に触れてもらって、伝えたいという熱い気持ちをもった人たちによって構成されています。そしてこの「ノンキー」を見てほしい、聴いてほしいと思うのと同時に、「ノンキー」に込められている「それでいいんだよ。だいじょうぶだよ。」ってうなづいて見守ってもらう幸せ、見守ってあげられる幸せが伝えられるようになりたいなぁと思ったのでした。練習の厳しさも楽しさもそのための大事なハートの部分なのですね。
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リコーダーオーケストラのおけいこNo.9 (2000-05-16)
★またお休みしたのですが…
 日曜日から喉が痛くなってきて、身体の節々が痛くなってきて、頭痛、腰痛…と熱はそれ程高くはありませんでしたが、風邪様の症状で体調悪くMYROTの例会はお休みしてしまいました。
 でも嬉しいことにはMYROTのおしどり夫婦メンバーのMさんから翌日にメールが届き、練習内容が簡単に書かれていました。次のレポートはMさんのメールから、ご本人の了解をとったような、とらないような、ですが、やっぱり載せることにいたします。Mさん、ほんとにありがとうね。もう、頼りにしてます!

ざっと昨日の練習の様子をお知らせいたします。相変わらず吉沢先生は100%のテンションで、出だしから飛ばしておりました。少しだけチューニングの後、教科書(「リコーダーアンサンブルの基礎と技法」)14ページの和声音階を2回程、いつものGiving Treeの10番を、その後、一昨日の母の日にちなんで「お母さんの歌」をやりました。あの「母さんが夜なべをして〜」という曲の編曲版です。歌の背景が現代の状況と全くの不一致となってしまい、吹きながら想像できる風景はあのNHKの「おしん」だけになってしまいましたが、メロディーは哀愁タップリで、背景に実感はなくても吹き易くなっておりました。
 その後は新曲です。ヒルマーという方の作曲で16世紀の曲を演奏しました。今までとはちょっと違った曲想で掴むのに少〜し時間かかりましたが、なかなかやりがいのある曲でした。これはSATBの編成です。このシリーズであと4曲あるそうです。

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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.39) (2000-05-14)
★あれこれ…
 今回の例会の参加者はH氏、I氏、A氏、SIさん、Mさん、それにわたしの6名でした。
 いつもより参加者が少なめでしたが、またそのために声部の多い楽譜を選ばなくても良くて、今回はH氏が作ってきてくださった発表会を意識しての曲の楽譜を皆で見ながらの練習となりました。曲にも作家にも明るくないわたしですので、どんな曲を練習したは覚えきれませんでした。H氏がまた楽譜は検討してくるということで練習の後は回収されましたので、楽譜は手許になく、メモもとっていなかったので、えっと、たぶんルネサンス後期から前期バロックにかけての曲をいくつかあれこれ…、なんてわけのわからないことを書いておくことにしましょう。、メンバーが少なめだと練習も少しのんびりめにできる気がします。わたしはこの前日に自分の持っている木製のリコーダーを出して久々にみんなオイルを塗って手入れをしていたので、この日の練習にはプラスティック製のリコーダーをソプラノからバスまで持参していました。わたしはこの日はテナーを中心に吹くことが多かったのですが、ちょっとしばらくぶりに吹いたアウロスの樹脂製木目調テナーも鳴りが良く、吹きやすいのを改めて認識したものでした。
 でも練習で演奏しながら、だんだん喉が痛くなってきて、「変だなぁ、どうしてかなぁ」と思っていましたので、家に帰って熱を計ってみると37.8度。喉はますます痛くなってくるし、頭痛もしてきました。背中や腰も痛くなってきました。その日の夕飯の支度はおとーちゃんに頼んでダウン…。連休明けからわたしの職場でもけっこう流行っていた風邪にかかってしまったようです。結局それから月、火と2日も休んでしまいました。う〜ん、あれこれと予定もあったのに月曜、火曜の予定はキャンセルになってしまって残念でした。今年の5月は例年にくらべてあまり暑くないようです。雨も多いし冷える日もあったからでしょう。温度調節のむずかしい頃ですね。
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第52回おけいこ (2000-05-11)
★やっぱりやっぱり楽しい個人レッスン
 仕事帰りに通っているくらばやし先生との個人レッスンですが、この時はいつもむすめ1の保育園のお迎えはオットさんにお願いしているのが、オットさんがお通夜で出かけるとあって、わたしが保育園にむすめ1を迎えにいってから一緒に個人レッスンにでかけることになりました。習い始めて2年以上になりますが、個人レッスンにむすめ1と一緒に行くのは初めてです。レッスンの時間は30分ですが、いつもむすめ1とほかのリコーダーアンサンブルの練習に出かける時のように、小さなぬいぐるみやお絵書き用の紙や色鉛筆をリュックに入れて出かけましたので、それでおとなしく遊んでいてくれるだろうとは思っていました。レッスン室は狭いので、ドア1枚隔てた待合室のホールのいすとテーブルで遊んでもらい、またレッスン室のドアはガラスが入っているので、むすめ1はそこから母をにこにこしながら覗いてもおりました。
 さて、レッスンは「アルトリコーダー二重奏曲集2」−フランス・バロックのフルート作品から−はJacques Christophe Naudotの「ソナタ1」の3曲目のSarabande。前回ゆっくりと吹いてみて、あまりにゆっくりなので「間」が持てないように感じていました。意識的なタメができるかどうかですね。これはおさらいとして2回くらい吹いてみて次へと進みました。4曲目のAllegroは数カ所に16分音符の早いパッセージがあり、そこがポイントとなる曲です。これは暇さえあれば練習していたこともあり、その早いパッセージの指もだいぶ動くようになってはいました。先生と一緒に二重奏を吹いてみましたら滑り出しは順調で早いパッセージもなんとか通過し、繰り返しもやってからほとんどつっかえることなく演奏を終えることができました。先生と吹き終わってから「あー」と安堵のため息…。曲づくりということをおさらいしてみると、今度はうまく吹けなくなっています。指がなめらかに動き、アーティキュレーションもくふうしながらという先生の演奏を聞いていると、「わああぁ、いいですねぇ。」と思わず言ってしまいました。(だからリコーダーっていいんです。)自分の演奏とは全然ちがう曲を演奏しているみたいです。(あぁ、わたしもあんな風に吹いてみたい。)と思ってしまいます。この曲ももう少し練習してくることになりました。
 レッスン室の外で待っていたむすめ1は、受付の方からヤマハ音楽教室の子供用のぬりえの用紙をもらってそれを色塗りしながら、レッスンの次の方、優しそうなお姉さんとお話もしていたようです。この4月からむすめ1も近所のピアノの教室に通うようになって少しずつ音楽に親しんでくれるようにと願っているところです。今まで習っていたむすこ2が自分がやめるかわりにむすめ1を連れていってくれるというのでむすめ1がピアノを習うように交代したのです。むすこ2はもうサッカーひとすじになってきて、ピアノはレッスンの時しかさわらなくなっていましたから、もう止めたくてしかたなかったようでした。自分が止めるかわりにむすめ1をつれていくことになり、やさしく頼もしく行き帰りには手を引いているようです。
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リコーダーアンサンブル「青い風」例会(No.7)  (2000-05-09)
★楽しくあれこれ…。
 第2週目の自主練習です。今回の参加者は、女性が4名(SUさん、SAさん、Yさん、わたし)、男性が2名(SI氏、H氏)の6名でした。今回の練習ではどんな曲を練習しましょうか、と初めに曲選びをしてから楽譜をそろえ、それを練習することになりました。
 まずは「リコーダー四重奏曲集[中級編]」(全音楽譜出版社)から34〜35ページのJ.S.Bachのコラールを3曲、そして「麗しのアマリリ」などを演奏してみました。コラールからはじめたので、この曲が大好きだとおっしゃるYさんがチューニングメーターを取り出して、音合わせをしながらの練習となりました。いいですねぇ。Yさんならずともこの曲を聴いて、演奏して、心が洗われるようですもの。もっともっと美しいハーモニーが聞こえたら、きっと涙が出てきそうです。「麗しのアマリリ」はテンポを決めるのが難しく、遅すぎたり、早すぎたりでしたが、きれいな歌の曲でした。次には「リコーダーオーケストラ曲集」から映画サウンドオブミュージックの中の「すべての山に登れ」を演奏してみました。映画の最後に山越えをする場面にかぶさって歌い上げるこの曲はわたしも大好きな曲です。大勢のリコーダーオーケストラで演奏するときっと素晴らしいと思いました。
この後休憩して、お茶を飲みながらのおしゃべりも弾んで、とても楽しい時間を過ごすことができました。その中で「集中してリコーダーの練習をしたので、腱鞘炎になって注射を打ってもらった」ということを聞きました。わぁ、すごいなぁ。腱鞘炎になるまで練習するなんて! また、リコーダーを演奏してみたいという人もいるのに、それをサポートするところがなかなかない、ということも話題になりました。わたしは音楽教室で個人レッスンを受けているとお話ししましたが、リコーダーのレッスンする場は少ないので、みなさん、これまでになるのにはどんな道のりをたどられたのでしょう。アンサンブルのグループに加わりながら、自分で練習を積んでということが多いのでしょうか?
 休憩の後は前回にも練習したBachの「管弦楽組曲第2番」の中からメヌエット、ロンド、サラバンド、ブレーを演奏しました。やっぱりとても美しい曲なので演奏していてとても楽しいのです。みんながそうなのを感じられてとてもうれしくなりました。
 いろいろな曲に取り組めるということで、この「青い風」での活動をわたしはとても楽しみにしています。合宿でもいろいろな曲に取り組めそうでまたたいへん楽しみです。ゆったりとリコーダーもおしゃべりも楽しみながらの練習は、それもまたとても楽しく気持ちが豊かになる集まりです。みんなでリコーダーを楽しみましょう、という「青い風」。参加させてもらえてよかったなぁと思った練習の夜でした。
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