Key-Mamaのリコーダーのおけいこ日記（２００２年）
　　　( 2002-04-11 − 　　　 )　　　2002-12-25 更新　
リコーダーオーケストラのおけいこ　(2002-12-19)
★吉澤先生、風邪お大事に。
　結成以来参加してきたMYROTですが、昨年は仕事が忙しかったのとMYROTの練習日はずっとわたしの方のスケジュールを合わず、実質的に参加できなかったのでした。でも今年はその不都合をどうにか克服して月例の練習に参加できるようになりました。11月はどうしてもはずせない予定があって、参加できなかったのですが、今年は9月以来、9月・10月・12月と練習に参加できています。
今回の練習は大井町の「きゅりあん」リハーサル室で行われました。今回は参加者があまり多くなく、吉澤先生も風邪のためかあまり調子がよくなさそうで、お気の毒でした。いつもの青本和声練習はソプラノ担当のSさんがやってくださり、音出ししていきました。わたしはまたソプラノチームに入れてもらったのですが、ソプラノは音程を合わせるのがほんとに難しいです。
Hilmar Dreblerの「Quartett F-Dur」からAndanteとAllegroを練習してから、吉澤先生編曲の「聖夜」(Stille Nacht)を静かに演奏して、今年の練習納めとしました。
やっぱり音出し以降、だんだんとみな音程も良くなってきましたが、本当にきれいに合わせるのは難しいところです。
練習の後は、忘年会と称してメンバー10名くらいで1時間くらい乾杯して歓談の時を過ごしました。来年の合宿や演奏会のことでいろいろなプランを考えるのが楽しかったぁ。
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リコーダーアンサンブル「青い風」例会　　(2002-12-10)
★コンバス・コンバス・コンバス
　「青い風」の12月の例会。今日はSUさん、Oさん、SAさん、KIさん、Hさん、Wさん、SIさん、KAさん、わたしの9人がまつしま先生に指導を受けました。
今日はわたしは残業のため、少し遅れて参加したのですが、練習に参加したときは、Hさん編曲の「Silent Night」を吹こうとするところでした。AATBの4声は初めはなんだか変な（Hさん、ごめんなさい)「きよしこの夜」だなぁ・・・と思っていたのですが、だんだん耳に慣れてきて、まつしま先生が「8フィートの楽器でやりましょう」とおっしゃって、バス、コントラバス、それにチェロで演奏したりしていくと、なんとまぁ、すごく素敵な曲！であることがわかってきました。こんな「Silent Night」は今まで聞いたことがありません。呼びかけあうような、そして吹く息にこめた微妙なニュアンスを生かせるアンサンブルになりそうです。この曲、とっても好きです。わたしはテナーを吹いたり、バスを吹いたりしていました。

　休憩を挟んで、後半はこれもやはりHさんが編曲してくださったJ.S.バッハの平均律クラヴィーア曲集第１巻から(from Wohltemperiertes Kavier)何曲かの楽譜を演奏してみました。まつしま先生からは、Wohltemperiertes というのは『よく調律された』という意味で、これを平均律と訳すのはちょっとおかしいというお話もうかがいました。A,T,Bで演奏したこれらのフーガは、みんながワクワクして吹いているのがとても感じられました。いいですねえ。リコーダーで演奏するのは。この曲、これからも是非練習していきたいです！
　今日はまつしま先生のコンバスが大活躍でした。それに4フィート、8フィートとパイプオルガンのレジスタ（鍵盤のオクターブ切替えスイッチのようなものなのでしょうか）に対応した音の楽器の話。リコーダーではS,A,T,Bは4フィートの楽器、T,B,GB,CBは8フィートの楽器。と、1オクターブ違いで低い音を出す楽器群を使って演奏すると、音の響きがまるで違ってしまうというのを試してみました。ほんとうに納得！　先日わたしもパイプオルガンのコンサートでその響きを楽しんだばかりだったので、まつしま先生のお話もとっても納得！　コンバス・・・いいなぁ。まつしま先生も「コンバスは使いでがありますよ〜！」とどこかのリコーダー・フェアを前にしてコンバス・コンバス・コンバス・・・！の連呼でした。本当にいい響きだなぁ・・・・・。
ほら、そこのSIさん、Oさん、1本買わないかい？
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リコーダーのはっぴょうかい　(2002-12-08)
★久しぶりのステージでした。
　2時開演の今年の発表会。第1部はチェンバロがA=440Hzに調律され、モダン・ピッチ・リコーダーとのアンサンブルでした。A=440Hzから415Hzへのチェンバロの調律のためもあって、第1部と第2部との間の休憩は45分くらいも取ってあります。
　第1部はこの夏まで習っていたくらばやし先生門下の方たち、3声＋チェンバロやリコーダー・ソロ＋チェンバロ、くらばやし先生とのデュエット＋チェンバロなどに加えて、リコーダー＋チェロ＋チェンバロという組み合わせのアンサンブルもありました。ゆう子先生の門下の方達はグループレッスンでアンサンブルの指導をうけているメンバーが3組、演奏しました。
　去年、リコーダー科とチェンバロ科の合同の発表会が初めて開かれ、今回は2回目ですが、昨年はわたしは参加しなかったので、久々のステージです。わたしたちは第2部の後半に出ることになっていたので、第1部は安心して演奏を聴くことが出来ました。久しぶりにお会いするリコーダー科の皆さんは、それぞれに練習を重ねてこられ、上手になっていらっしゃるなぁと思いました。どの方の演奏を聞いても、頑張っていらっしゃるなぁ、楽しんでいらっしゃるのだなぁと感じられる演奏でした。演奏を楽しむ、音楽を楽しむというのは、わたしが最初に個人レッスンで手ほどきを受けたくらばやし先生から教わったことです。この先生に出会ってリコーダーを習い始め、リコーダーを楽しく吹く、楽しむということを教わったと思います。音程とか演奏の形式はこうしなければならないとか、こうであらねばならぬということは極力少なくしかおっしゃいませんでしたもの。みなさんの演奏を聞いていると、わたしは思わずニコニコ顔になってしまいました。演奏を聴いて、嬉しくて仕方なくなってしまいました。ゆう子先生門下のアンサンブルのグループはメンバーが仲良く練習を重ねている様子がとても表れていましたし、おそろいの手作りのきれいなベストが素敵でした。

　さて、いよいよ第2部になり、バロック・ピッチのアルトリコーダー3本とチェンバロというわたしたちの演奏が近づいてきました。ドキドキしそうになるのを押さえながら、「楽しんで演奏したい！」と強く思いました。アンサンブル全体の課題もあるし、個人的に気をつけなければいけないところもあるのだけれど、それに注意しつつも、みんなで演奏するのは楽しい、合わせるのは楽しい、吹きたいように吹くのも楽しい、という「リコーダーは楽しい！」をモットーに吹こう！と思いました。そうしたら、ワクワクこそすれ、ドキドキはしなくなりました。パーセルの「シャコンヌ」は結構長い曲なので、メリハリをつけて演奏しないと、聴く人は飽きてしまいそうな曲です。音符をただ演奏するのでなく、曲の形にして演奏したい、指もちゃんと回らないし音程もきっちりとるのは難しい、それにどんな風に吹くかは、演奏者それぞれの趣味もあるわけですが、それをまとめて１つの曲に盛り込みながら演奏したい、という風に強く思いました。
　聞きにいらした方も多く、立ち見が出るほどでしたが、熱気ムンムンのホールの中でわたしには久々のステージでしたが、あまり上がらなかったみたいでした。わたしは上がると息が続かなくなってしまって、変なところでブレスしたり、たくさんブレスしたりとなるのですが、今日はまあまあいい具合で演奏できたように思います。やっぱり本番で普段どおりに演奏できるってことはほとんどないものねぇ。演奏を録音したものを聞いてみれば出来のいかんもはっきりとわかるのでしょうが、それより今はみんなでそれぞれに演奏して楽しかった！というのをはっきり感じた発表会だったというのを大事にしたい気持ちです。T氏、Sさん、そしてチェンバロ伴奏してくださったTさん、お疲れ様でした。みんなよく頑張ったね。楽しかったね。
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リコーダーのおけいこ　(2002-12-07)
★チェンバロ入りでパーセルのシャコンヌ
　いよいよ発表会は明日に迫りました。今日は本番の前にチェンバロ伴奏と合わせる練習をしました。チェンバロ科のTさんが伴奏をしてくださるので、ご挨拶をしてから、練習に入りました。
　今まで聞いたことのなかったチェンバロの音が珍しくて、いつも聞こえない音が聞こえてくるのに思わず気をとられたりして、わたしは休符の箇所を間違えたりもしましたが、でもやっぱりリコーダーだけでなくチェンバロが入ると、グーっと音楽らしくなります。チェンバロの伴奏に乗ったり、またチェンバロがリコーダーを聞いたりというような掛け合いが、初めはなかなかわからなかったのですが、しばらく練習するうちに少しずつ音が聞こえてきました。
　リコーダーの方で後半の「難しい箇所」をみんなでスムーズに演奏するのは、なかなか困難なことですが、みんなで気持ちを合わせて乗り越えようという意志確認はできたと思います。指導してくださるゆう子先生はほんとに一生懸命になってどのように演奏するのがよいのか、テンポは、音程は、リズムのとり方は・・・と考えてくださって演奏するほうもいろいろと試してみました。もう、後は明日はリハーサルと本番で、どれだけ他の演奏者の演奏を聴きながら演奏できるかにかかっているようにも思われます。一人一人の音程や吹き方、リズムの取り方についてはそれぞれの課題がありますし、それも細心の注意を払いながら演奏したいものです。
では、明日はやるぞ〜！
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リコーダーのおけいこ　(2002-11-30)
★3人でパーセルのシャコンヌ
　12月8日の発表会の前に、バロック・ピッチ･アルトを持つ3人でのアンサンブルの練習の第2弾でした。それぞれの個人レッスンで練習を重ねながら、今日は皆であわせる練習で、3人の練習時間を合わせて1時間半のレッスンでした。
　練習不足気味のわたしはレッスンの直前に30分くらい練習して行ったでしょうか。いやいやこんな調子ではいけませんね。その練習ではメタメタを覚悟で吹いてみたのですが、案外吹けそうなので、あまり焦らずにレッスンに臨むことがでました。出来不出来だけではなくて、焦りが禁物なのだと自分に言い聞かせて臨みました。
ゆうこ先生にはそれぞれに音程を注意されることも多いのですが、ひとりひとりに的確な指示をしてくださいますし、安心してレッスンを受けることができます。なんだか頼りすぎになってしまっているかもと思うこともありますが。
今日のアンサンブルの練習で曲の全体像がだんだん見えてきた感じです。メリハリのあるアーティキュレーションを心がけて演奏したいと思います。1時間半でも集中して練習するとかなり充実したレッスンになりますし、終ったら、「ハァー」と疲れました。でもだんだんと曲らしくなってきて、Sさん、T氏ともだいぶ息があってきたように思えます。発表会まであと一週間！　前日にはチェンバロと合わせる練習がありますが、とても楽しみです。わたしにとっては久々のステージになるので、う〜んと楽しんであがらないで演奏できるといいんですけど・・・・
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リコーダーのおけいこ　(2002-11-16)
★パーセルのシャコンヌ
　国分寺で4年半習っていたくらばやし先生でしたが、この9月からは武蔵小金井でゆうこ先生に個人レッスンしていただくことになりました。
ゆうこ先生は若くて楚々とした雰囲気の、わかりやすく丁寧に教えてくださる方で30分のレッスンがあっという間に終ってしまう感じです。今回でリコーダーの個人レッスンは5回目になりますが、10月からはアイリッシュ・ウィスルも先生に習うことにしたので、月に4回教えていただくことになるわけで、「よく会いますねぇ」と今回のレッスンの始めに声を掛けられました。
12月8日にリコーダー科とチェンバロ科の合同の発表会があるので、それに向けての曲をレッスンしていただきました。この曲をバロック・ピッチ・アルトを持つ3人の生徒、Sさん、T氏、それにわたしで演奏します。3人でのアンサンブルは初めてですが、T氏ともSさんともお知り合いで、それぞれとご一緒したことはあるので、仲間で演奏するという感覚ですが、3人でのアルト3声とチェンバロで奏でる演奏はいかがあいなりますやら・・・。
テンポのキープと複付点音符でのリズムを3人で合わせるのが難しそうです。ゆうこ先生には3拍子を刻む体のゆれを出してはいけない箇所や音程のことなどをご指導いただきました。気になっている後半以降のダブルタンギングでの演奏箇所はやっぱり練習以外にはなさそうです。3人がそれぞれに聞かせるところなので気をつけなければいけませんね。
わたしがI、T氏がII、SさんがIIIのパートで演奏します。いつもは個人レッスンですが、レッスン時間が連続している3人なので、本番までにアンサンブルで1時間半の練習を何回か持つことにしています。わたしは家では時々、ブリュッヘンの「イギリスのコンソート音楽集」CDにある演奏を聴きながら、またはその演奏と一緒に吹いてみたりしているのですが、優雅な雰囲気はなかなか出せません。本番まではあと3週間です。
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リコーダーアンサンブル「青い風」例会　　(2002-11-12)
★楽しい練習でした。
　久々に書くおけいこ日記です。
書くのは久しぶりになってしまいましたが、今でもまあまあのペースでいろんなおけいこ、続けています。
　さて、今日は「青い風」の例会でした。SUさん、Aさん、SAさん、KIさん、Hさん、Wさん、Yさん、SIさん、KAさん、わたしの10人の参加メンバー。
最初は曲名をよく覚えていませんが、Hさんが持ってきたSATBの楽譜、よくわからない難しげなバルトークの曲でした。4曲くらい続けて演奏してみたのですが、変拍子の曲になかなかついていけず、まつしま先生が一生懸命にカウントしてくださって、なんとかどれも最後まで行き着いたというところでした。こういう曲もうまくできるときっとかっこいいのでしょうね。初見の苦手なわたしは、一緒にアルト・パートを吹いたSUさんにリードしてもらってなんとかついて行くことができました。
でもなんだか今日はまつしま先生が、楽しそうに教えてくださるので、わたしもウキウキしてしまいました。

　休憩のお茶の時間は12月の下旬の練習・忘年会の予定をあれこれと相談しました。もうそんな時期なのですねぇ。新入部員のKAさんの歓迎会も兼ねてにぎやかにやりたいところですが・・・スケジュールや忘年会の場所を決めるところまでは至らず、みんなで心当たりを考えてきましょうということになっています。

　休憩の後は、レイエの五重奏(h-moll)を練習しました。4パートのテナー(各パート2人か3人）とバスを担当するHさんのチェロでの演奏です。どのパートもそれぞれ聞かせるところがあるこの曲、わたしは好きなんです。先生が今日は、ここをこうやるとかっこいい！というところを聞かせて教えてくださいました。かっこいいトリル、フラットマン、ビブラート、イネガルなどなど、適度な装飾は、う〜ん、すびれる〜・・・て感じです。「ね、ね、かっこいいでしょ！」って言ってまつしま先生が何度も演奏してくださるのを一生懸命に見て聴いていました。あんなふうにはなかなかできるものじゃないけれど、失敗を恐れずにやっぱりやってみる練習も必要でしょう。4番目のAllegroは時間切れでできなかったのがとても残念なくらい、今日はとっても楽しい練習でした。このグループでは日ごろ忙しいメンバーのペースに合わせて(だと思いますが)、さっさと、どんどん曲を仕上げていくのではなく、課題曲を結構長い時間かけて練習していくので、ゆっくりとした亀の歩みのようですが、でもそれだからこそ少〜しずつ少〜しずつ慣れて上達していけるように思います。無理せず楽しんでいこうとする「青い風」のペースもわたしはとっても好きです。
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第28回リコーダーセミナー　(2002-08-08〜09)
★ブレスとは？・・・
　今年で3回目の参加になる東京リコーダー協会主催のリコーダーセミナーに、参加してきました。
会場もコースもほぼ昨年と同じで、大井町の品川区総合区民センター、「きゅりあん」で、アンサンブル入門を松浦孝成氏が、初級を藤田隆氏が、中級・コーダーオーケストラを金子健治氏が指導されました。
今年もまた、「青い風」の仲間のSさん、Oさんと共に、大阪から来られた藤田隆氏のコースを受講しました。藤田先生の指導は、40人弱のメンバーひとりひとりを集中させ、その気にさせるのがとても素晴らしく、2日間のセミナーがアッという間に終ってしまったと感じるほどでした。
　藤田先生のお話で印象深かったのは、タンギングをしない笛の音楽についてと、「ブレス」の意味についてでした。

　タンギングしない笛・・・については、リコーダーを吹く場合はタンギングをするし、それを当然としているけれど、タンギングをして吹く笛は実は数少ない狭い範囲の音楽であり、世界を見渡すとタンギングをしない笛の方が数多くあって、アイルランドやアジア、また日本の尺八についても言えるように、タンギングしない笛の方が普遍的であるともいえるということでした。
わたしはタンギングしないで吹くということを体験していなかったので、あえてタンギングしないで吹くということが、とても新鮮でかつ難しいことに感じられました。タンギングしないで吹くには、前打音をいれたり、ドローン（持続低音）に隠れるようにして音の短さ、スタカートを出すというような方法を教えていただきました。藤田先生持参のチューナーでドとソの音を出しっぱなしにしてそれを聞きながら、タンギングしないで吹く場合のパターンを取り入れて、ひとりひとり自由に吹くということをやってみました。なかなか難しいのですよ、これが。
でもこういうのってとても楽しい〜って思えましたし、「そうか、タンギングしないで吹くのもありなんだなぁ」と改めて思ったのでした。

　もうひとつ、そうだなぁ・・・と思った先生のお話・・・。 「ブレス」についての話でした。
ブレスとは何だろう。それは単に息継ぎとして空気を補給するのではなく、次に続いていく音楽がどんなものであるのかを予感させる働きがあり、だからこをブレスは大事なのだということ。そのためにもブレスは遠くを見通したうえで行われるべきであろういうこと。
　今までリコーダーを吹くときにどこでブレスするかを「考えて」吹いていたつもりであったわたしでしたが、この話を聞いたら、ただ空気を補給するためにのあちらこちらでパクパクしていたというのを改めて感じました。フレーズがどのようなものなのかを予感させるため、またはこれから演奏されるであろう音楽の準備をするためにブレスをしていただろうか。と、自分が演奏するときの心構え、譜読みを大切にしなければいけないのを教えられました。

　藤田先生のコースは40人弱の参加者でしたが、今年は音程についてはほとんど語られませんでしたが、メンバーが集中して演奏していくうちに音程についてはかなりまとまってくるものだと思いました。アンサンブルに合わせよう、汚く吹くのでなく、お洒落に吹く・・・先生はそうはおっしゃらなかったと思いますが、控えめな部分の控えめさ加減を、子供っぽくなく大人っぽく吹くことで全体が引き立つ演奏をおっしゃっているように感じました。一昨年のセミナーで藤田先生にその存在を教えていただいたB.ボンサー（それ以来、わたしのお気に入りの作曲家・編曲家となりました。）のジャズっぽい曲を第1番目の課題に持ってこられて、最初からワクワクしていました。
　今年のお土産は今までのアウロスのハーカモデルの木調アルトリコーダーとは違い、シンフォニーのアルトリコーダーで、リコーダーの楽譜もいくつか仕入れてきました。
　今年で3回目の参加となるこのリコーダーセミナーは、毎年たくさんの発見があり、いろいろと目を開かせられることがあり、素晴らしい指導を受けながら集中して演奏し、曲を創っていく楽しさがあります。受講者は小中学校の音楽の先生が多かったのですが、一般のリコーダー愛好者の受講もだんだん増えていて、今では2対1の割合になっているそうです。
　コースは違いましたが、MYROTで一緒のIさんも受講されていておしゃべりしながらお昼をご一緒したりのも楽しかったです。受講料が2日で8000円でアルトリコーダーのお土産付きというこのセミナーは、受講料もお手頃、大変お得です。来年の夏も是非参加したいです。
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リコーダーのおけいこ　(2002-08-01)
★レイエのデュエット・・・
　くらばやし先生の個人レッスンでは、フレスコバディの後はわたしの希望でレイエのアルトリコーダーのための6つの二重奏を練習していました。
　2年前に教室の生徒さんの発表会で、兄弟弟子のTさんとくらばやし先生とのデュエットでレイエのソナタa-Mollを聞いて以来、いつかこの曲を演奏したいものとずっと思っていました。ゆったりした追いかけっこの1楽章が好きで、時々ひとりで吹いていたので、「何がやりたい？」と先生に聞かれたときに、すかさず「レイエのソナタ・・・」と言ってしまったのです。
この1楽章は変なビブラートのつく癖のあるわたしにとってはそれに気をつけながら練習するのに良い曲とも言えます。

　前回のレッスンで1,2楽章までを吹いたので、今回は3,4楽章のつもりで練習していたのですが、「どんどん行きましょう！」ということで、なんとこのa-Moll以外の残りの5つのソナタ全部を通して吹くことになってしまい、初見でどんどん吹いていきました。
初見の苦手なわたしとしては困ったことになったなぁと内心思っていたのですが、吹き終わってみたら、くらばやし先生についてリコーダーを習い始めて以来、4年半になる間にはいくらかは初見の力もついてきているのだな、と自分でも思えるくらいの出来ではありました。（あくまで当社比ならぬ、当者比ですので、初見で吹けた！！ということではありませんが。）

　わたしは2声以上のアンサンブルももちろん好きなのですが、二重奏はずっとくらばやし先生に身の程知らずの自分なりの戦いを挑みながらきたので、とりわけ好きなのです。「リコーダーって楽しいね！」ということの原点となっているのはわたしにとっては二重奏なのです。
くらばやし先生を相手に手前勝手な演奏をしてみたり、先生をあおってみたり、でもやはりもちろんほとんどの場合は先生の吹き方をまねてみたりしながら、二重奏でのレッスンをやってきたのです。「もっともっと考えて、もっともっとやって！」と言われ続けているわけで、今回のレッスンでレイエの2声のソナタをダーっとやったのは、自分の演奏の未熟さと同時に、ある意味での成長もわたし自身で感じることが出来たのはなんとも感慨深いものがありました。
夏休みの間にはもっとおけいこして、先生とまた合わせるレッスンが楽しみです。
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リコーダーアンサンブル「青い風」合宿　　(2002-07-25〜26)
★緑の中でリコーダー・・・う〜ん最高！
　「青い風」恒例の夏合宿は今年は山中湖畔のペンション「セロ」で行いました。
ホームページに緑の森の中に建つペンションや、室内の写真が載っていて、どんなに素敵なところかと胸をときめかせて行ってみると、写真以上に素敵な雰囲気の静かで落ち着いた、リコーダーの合宿にはピッタリの宿＆音楽ホールでした。場所も我々の拠点、小平からは近いので、これからは毎年ここで合宿するのもよいなぁと思うくらいです。
10名のメンバーと（女性7名、男性3名）まつしま先生の総勢11名が参加した合宿は、久しぶりに長時間リコーダーを吹いたなぁという実感があって楽しく充実した1泊2日となりました。

　まず1日目はペンションに着いてから夕食前まではグループ分けして、2〜4重奏のいろいろな曲を練習し、まつしま先生に見ていただいたのを、夕食後にミニ・コンサートと称してグループごとに演奏を披露しました。
それが終ったら、夜も更けるまで、いや、夜も明けるまでと言った方がよいかもしれませんが、リコーダー吹きまくり、チェンバロ、チェロ、トラベルソの演奏、歌などみんなで入れ替わり立ち代りに演奏しては、おしゃべり＆飲んだり食べたり・・・という夢のような夜の時間を過ごしました。
　新しく加わったO氏がこのごろは練習の詳細な記録をとってくださるので、メンバーとしては、それを読むのを楽しみにしています。「青い風」のホームページの練習日記にその記録の要約版が掲載されていますので、どんな曲を練習したか、どんな様子だったかを、ご覧いただけたらと思います。

　今回の合宿では、リコーダーだけでなく、H氏のチェロ、Kさんのチェンバロなどが加わって、通奏低音つきの曲などはぐっと厚みが増して、今までにない雰囲気を楽しむことが出来ましたし、まつしま先生のトラベルソの演奏、そして詳細な記録もさることながら、リコーダーにかける情熱の熱さがいつもみんなを感嘆させるO氏の演奏も心ゆくまで聴くことができて、「いいなぁ、いいなぁ・・・」と身もだえ？することの多かった合宿でした。

　いくつかのグループに分けてのアンサンブル練習ができたのも、ペンション「セロ」の環境のよさに負うところが多かったですし、音楽ホールの響きのよさ、設備のよさに加えて、テラスやそばの林の中で数人で演奏できる環境はほんとに素晴らしいものでした。緑の林の中で、涼しい風を感じながら、鳥のさえずる声を遠くに聞きながら練習するのは、なんという幸せなことだったでしょう。そして美味しいお料理と充実した設備、行き届いたサービスがこの合宿を支えていたのは確かです。

　今回、わたしは5月に手に入れた平尾氏調整のブレッサン・アルトを持って合宿に臨みましたが、緑の中でこの新しいアルトをみんなと一緒に吹くことができて、本当に幸せでした。
2日目もグループに分かれての練習をした後にレイエの五重奏(h-moll)を全員で練習して、合宿をしめくくりました。
　青空に涼風の渡る山中湖畔のレストランで皆で昼食をとった後、解散しましたが、3台の車に分乗しての帰路、わたしの乗せていただいたKさんの車の中では、わたしとYさんの「帰りたくない、帰りたくないよ〜・・・」という声がこだまして響いておりました。いやはや今年もとってもとっても楽しかった「青い風」の合宿はこうやって終ってしまいましたが、あぁ、また来年が楽しみ〜！！！
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リコーダーアンサンブル「青い風」例会　　(2002-04-23)
★チェロの音色・・・パートを決めて
　月に2回、夜7時からの「青い風」の練習には毎回なんとか参加したいと思っているのですが、残業で遅くなって行けなくなるときもあって、今月はまつしま先生が指導してくださる今日だけしか参加することができませんでした。
メンバーの方々もお仕事の都合や体調を崩して参加できないこともあり、このごろは全員集合とはいかない状態ですが、皆さん日ごろ忙しい日々を送っているだけに、リコーダーアンサンブルに参加し、一生懸命に演奏するのは貴重な時間だということが、よくわかります。

　今日はこのところの課題曲となっているテレマンの「リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、オーケストラのための協奏曲イ短調」のパート決めをしてから、練習にはいりました。この曲はＨ氏がチェロで、チェンバロのパート（だったかな？）を演奏するという「青い風」では画期的な試みの編成になります。チェロの音は思いのほか大きくて、厚みのあるいい音です。ほかにアルトソロパート、テナーソロパート、テナーパート、バスパートがあり、本人の希望＋まつしま先生の采配でパートが決まりました。わたしが担当するのは１番目のGraveをバス、2番目のAllegloをテナーソロ。3番目のDolceはアルトソロとテナーソロだけでの演奏で、わたしはお休み。4番目のAllegloはテナーを吹くことになりました。この曲はペトリのCDに入っていて、素敵な演奏なのですが、彼女の演奏はすっごく速くて、わたしには目にもとまらぬ速さ、聞こえもしない速さで吹いているとしか思えませんが、それを参考にしながら、なかなか動かない指でテナーと格闘することになりそうです。皆で一応通して演奏してみましたが、ソロ以外は数人で演奏するのでまだ気楽ですが、ソロパートは緊張します。指が動かない・・・・これは練習不足なのですが、練習しないと吹けるようにならないわたしとしては、致命的な状況です。やっぱりこつこつと日々の練習で積み上げていくしかありませんね。

　休憩の後は、ジャン・バティスト・レイエの五重奏(h-moll)です。テナー4つのパートとバスパートですが、このバスパートをチェロが担当しました。わたしはテナー２を担当し、1パート2人ずつで演奏しました。テレマンといい、レイエといい、とてもきれいな曲で、バチッと合わせたらすごくいいだろうなぁと思います。まつしま先生が吹いてくださるフレーズを聞いているだけでなんだかすごーくうれしくなってしまうのは、このごろ不思議だなぁと思うことです。先生がお手本を示されてもわたしはなかなか吹けるようにならないのだけれど、お手本を聞いているときは、自分の腕は忘れて、「あぁ、いいなぁ・・」と思ってしまう時があって、そういうときは、自分でもわかるくらい「ニタニタ、ニコニコ」してしまっています。
来月また、まつしま先生にみていただくまで1ヶ月・・・。どのくらい練習できるか、心もとないのですが、少しでも時間をみつけて練習するように心がけましょう。練習が終って夜10時近くに帰宅するのは、疲れるといえば疲れるのですが、でもやっぱりみんなで集まって演奏することでしか得られない、満足感というものもわたしにとっては大切にしたいものです。
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リコーダーのおけいこ　(2002-04-11)
★リフレッシュ！
　おけいこ日記はしばらくお休みしていましたが、リコーダーのおけいこは細々と続けていました。
昨年10月以来、仕事が終るのが遅くなってレッスンにうかがえなくなることもしばしばだったので、4月は取りあえず、レッスンの一番遅い時間に変えていただいたのですが、それでも間に合わず、くらばやし先生にはご迷惑をおかけしています。今回もレッスンの時間に遅れて教室に入ったのですが、「練習不足です・・・・」というわたしの言葉に、先生は「・・・そうですか・・・」とおっしゃいました。そしてジロラモ・フレスコバディの「カンツォニ」の楽譜を開きました。
「こんなイタリアものをやってみませんか？」と先生が勧めてくださった曲ですが、前回はじめて演奏したときに、わたしのソプラノと先生のアルトとの重奏が、なんだかしっくりこなかったのが、とても残念だったので、今回はあまり練習はしていなかったのだけれど、前回のアドバイスを思い出しながら、演奏してみました。先生には「もっと、もっと、アグレッシブに！」という指導をされ、前回から引き続きの「Ｉ」と今回はじめての「�供廚魄貔厳�命がんばってみました。するとだんだんにフレスコバルディの不思議な世界に引き込まれていくのです。
この時代はバロックリコーダーでなく、ルネサンスリコーダーで演奏していたので、力強い伸びやかな音色の感じが出せるとよいと先生がおっしゃっていたのを思い出しながら、拍子やテンポの変化に気をつけながら演奏してみました。最後に演奏してみたときには、先生が「少しかたちになってきたね。」とおっしゃったのがとてもうれしくて、それは先生との演奏の最中にも、少しわかるように思えたので、「はい！そうですね！」と答えてしまいました。

　このところの残業続きで、リコーダーを吹く時間がなかなか取れなかったわたしですが、今日も、同僚はまだ残業していたのだけれど、えいっ！と席を立って霧雨の中、必死に自転車をこいで、はぁはぁいいながらレッスンに来たのは、やっぱり正解でした。

　「リコーダーは本当に楽しい！！」　時々、リコーダーを吹きならが、ほんとうに夢中になって心が沸き立つようになって、「ああ、リコーダー吹くのってほんとうにいいなぁ・・・」と思うことがあります。今日もそんな風に感じられたレッスンでした。忙しくてお疲れ気味のこのごろでしたが、とてもリフレッシュしました。次のレッスンにはもう少し練習して臨めるように頑張りましょう。レッスンが終って、小雨の降る夜に自転車に乗って帰る道すがら、しぼんでいた心がお布団を干した日のように膨らんでいるのを、とても嬉しく感じました。
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