Key-Mamaのリコーダーのおけいこ日記(2001年その1)
   ( 2001-01-07 − 2001-03-31 )   
2001-04-20 更新 
アンサンブルのおけいこNo.25 (2001-03-31)
★本番直前練習
 いよいよ明日は「らいむぎ畑」でくらばやし先生のお手伝いで演奏をします。本番の前日に先生、T氏、わたしで三重奏の練習をしました。
「もし私の顔が青いなら」「よき日、よき月・・・」(デュファイ)「わが終わりはわが始まり」(マショー)「愛よこの少女は」(ランディニ)などの曲は譜面としてはそれほどむずかしくはない曲ですが、3つのパートが調和して、しかもそれぞれが歌うように演奏する程に完成度を高めるのはやはりむずかしいものです。1時間半ほど練習しました。T氏がCDから演奏する予定の曲を集めてMDに録音してくださったので、それを聞いてテンポなどの確認もできました。

 さてアンサンブルの練習についてですが、合唱やブラスバンドのサークルなどに入っていたら、そこでのトレーニング(?)方法などできっと鍛えられるのだと思いますが、今までにそういった経験のないわたしはハーモニーを改善していく方法などがわかりません。きっとなにかよい練習方法などがあるのではないかと思うのですが、こうやってみたら、ああやってみたらという引き出しがないので、まずは間違えないで吹く以外には練習のしようがないのです。こういう練習をするとこういう場合に効果があるとか、これがまずい場合にはこの練習をするとかいう方法がきっとあるのではと思ってはみるのですが・・・

 三重奏のあとは二重奏の練習の予定でしたが、今日はわたしがうっかり415のリコーダーを忘れてきてしまったので、「今日は練習ができない」と言いましたら、T氏がお気に入りのYAMAHAのツゲ製415のアルトを貸してくださいました。おかげでくらばやし先生との最後の二重奏の練習ができた訳なのですが、わたしはいつも指かけをつけてリコーダーを吹いているので、貸していただいたアルトを吹いたら、指かけがないので落しそうな気がして心配でしようがなく、リコーダーを支えるのに気を取られて指が動かないというおまけがついてしまいました。
T氏に貸していただいた柔らかな音色のYAMAHAのツゲのアルトもまた味わいのあるリコーダーです。わたしも次にリコーダーを購入するなら415のリコーダーを買いたいなぁと思ってしまいました。指かけなしで吹けないのはいけないと叱られるかもしれないけれど、わたしはもう指かけがなくてはリコーダーも持てない体になってしまっています。

 そういえば木製のリコーダーに傷をつけないでアウロスのプラスチック製指かけをつける方法というのを、昨年の夏のリコーダー講習会に参加した時に教えてもらいました。
少し薄手の名刺があれば、それを足部管をはずしたリコーダーの中部管の指かけをはめたいところに当て、その名刺の上に指かけを中部管の細い方からはめ、はめた後に名刺を静かに抜く、という方法です。
これをきちんとおこなえば、木製のリコーダーでも傷つけることなくプラスチック製指かけをはめることができます。アウロスのプラスチック製指かけは、はめる位置も自由に変えられるのでとても使いやすく、わたしは自分の持っているリコーダーのほとんどにつけています。ソプラノやアルトは指かけなしで演奏する方が本当はよいのかもしれませんが、テナーは重いので指かけがないとちょっとつらいようにも思われます。宣伝するわけではありませんが、アウロスの指かけ(ソプラノからテナーまであります。)は便利ですよ。

 さてさて、でも明日はいよいよ演奏会です。「気楽にやってください」とくらばやし先生はおっしゃいましたが、少人数のお客様の前とはいえ、二重奏をこんなにたくさんやるのも初めてですし、こじんまりした三重奏も初めて。気楽に気楽に・・・と呪文のように唱えていましたが、練習の後も内なる肩凝りはなかなかほぐれませんでした。
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第71回おけいこ (2001-03-22)
★本番のつもりで・・・
 4月1日(日)に「らいむぎ畑」でくらばやし先生と二重奏、兄弟子のT氏も一緒に三重奏をする日がだんだんと近づいてきました。
 今回のレッスンでは二重奏の仕上げとまではいかなくても、ほぼ目処をつけるという感じにしたいところでした。前回のレッスンで先生から「フランス・バロックは肩の力を抜いて・・・」と言われたのが心に残っていたので、レッスンの初めのシェドヴィーユ、ノードのソナタは気楽に吹いてみました。気楽な気分ではあったけれど、けっこう集中力を持って吹けたと思います。先生も「そうそう、そんな調子で・・・」って言ってくださったので、楽しく吹けたのでしょう。本番もこんな感じで演奏できるといいかなぁと思いました。でもここである程度リラックスして吹いたというのは実は、わたしはこのところ腰痛で、あまり体に力が入らないのも影響しているのかもしれません。花粉症のくしゃみと腰痛とはよくない組み合わせなのです。

 さて、後半で演奏する予定のロックの組曲はあまり気を抜きすぎず、緊張感を持って吹こうと思っている曲です。二重奏はa=415のアルトで吹いているのですが、M氏にお借りしたフォン・ヒューネステインズビーモデルはとても吹きやすく、音が楽に出るので、とても上手くなったような気持になれるのです。やはり良い楽器で演奏すると違うかなぁと思わせますね。
 前回のレッスンで録音したものを聞いてみて、余裕なく演奏しているのがわかったので、今度はなるべくリラックスして焦らないように気をつけながら演奏してみました。今回は録音しなかったのですが、ほぼ本番どおりに演奏してみて、(何曲かは再度演奏しなおしてみましたが)こんな感じで落ち着いて演奏できれば良いかなという感想でした。本番の演奏で「この曲を演奏したい、聞いて欲しい。ね、いい曲でしょう。」っていう気持が通じるといいのですけれど。それにしても腰痛ははやくなおってほしい・・・
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.61) (2001-03-11)
★八館まつり
 小平市の公民館8館で活動しているサークルの日頃の活動の紹介や発表のためのおまつりが開かれました。今までこのイベントには参加したことがなかったのですが、1月の演奏会でやった曲の中からステージで10分ほど演奏しようということで参加することにしました。
 午後からの本番演奏の前にH氏宅で1時間程練習をしました。演奏するのはH氏、I氏、MA氏、SIさん、わたしの5名ですが、A氏、F氏、Mさんも演奏会場の中央公民館ホールに来られました。ホルボーンの舞曲集からの短い曲を5曲、SAATBの編成で演奏しますが、わたしは1月の演奏会のときと同じテナー担当。前回の練習で再認識した気をつけなければならない箇所やテンポ、曲のメリハリなどにさらに注意して演奏しました。

 午後からの本番では時間的な余裕もあり、みんなリラックスして落ち着いて出来たので、客席で聞いていたメンバーも「今回の出来はよかったよ」と言っていました。練習回数が多い分だけ出来も良かったのだと思います。ステージでのプログラムには他にはリコーダー演奏はなく、中央公民館からの参加もわがTMAしかなかったので、実行委員会のほうからも「また来年も出演してください」と喜ばれたようです。でもこの時期はわれわれTMAのメンバーは今回やってきた8名のうち、なんと7名が花粉症にかかっているので、リコーダー演奏はしんどいのです。本番前には腫れぼったくもシワシワの眼に目薬をさし、何度も鼻をかみ・・・と大変です。年に1度のTMAの演奏会も花粉症の始まる前にやりたいというので、おのずと時期が決まってしまうほどなのですが、杉花粉飛散のピークの時期に、ともあれ、よく頑張りました。
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第70回おけいこ (2001-03-08)
★一通り吹いたのを録音
 普段のレッスンの課題からは離れて、くらばやし先生との二重奏、三重奏のコンサートの前はやっぱりそこで演奏する曲の練習をすることにしました。だってやっぱり心配なんだもん・・・。
 演奏会の前半にフランス・バロックからの二重奏、シェドヴィーユ、ノードのソナタ、後半にロックの組曲を予定しているとのことでしたので、その順に吹いてみました。今回のレッスンでは録音してみました。前半を一通り吹いて30分くらい、後半に10分くらいかかるので、レッスンでは1つの曲を何度も繰り返して練習するまでの時間は取れませんでした。力の入れ具合い、配分などもうかがいましたが、本当に集中力が必要です。こんなことに初めて挑戦することになり、なんかすっごく無謀なことだと思えてきました。でもこんなチャンスを与えてくださるくらばやし先生に感謝して、自分なりに頑張るしかないのですね。次のレッスンの時間は空いていたので、少し延長して練習しましたが、まだまだ練習不足・・・なところが見えてしまいます。録音したものを家で聞いてみたところ、余裕なく、焦って吹いているのがよくわかり、聞いている人は楽しくないだろうなぁと思いました。もっと余裕をもって演奏できるようにするにはやはり練習しかないのだとは分かっていますが、花粉症疲れも重なって普段の練習はなかなか思うようにはいきません。うーん、うーん・・・。
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アンサンブルのおけいこNo.24 (2001-03-03)
★さらっと三重奏、ながーい二重奏。
 4月はじめにくらばやし先生のお手伝いとして演奏することになったので三重奏と二重奏をやることになりました。三重奏はくらばやし先生、T氏、そしてわたしで演奏します。パートを決めて個人練習してきたので、合わせてみました。マショー、デュファイ、ダンスタブルなどのルネサンス物ですが、これらは演奏していて楽しいものです。わたしは三重奏の真ん中のパートを受け持つことになり、ソプラノ、アルト、テナーを持ち変えて演奏します。これらの曲はTMAで最近演奏したばかりでしたので、演奏する曲が同じでも演奏者が違うとまた違った雰囲気になるものだということがよくわかります。
「もし私の顔が青いなら」「よき日、よき月・・・」(デュファイ)「わが終わりはわが始まり」(マショー)「愛よこの少女は」(ランディニ)などの曲を1時間ほど練習しました。いつも先生がおっしゃるように、もっと歌うようにメンバーそれぞれが演奏できるようになりたいものです。まだ個人の練習が不足の感があったので、さらに練習をつんで次回また合わせるようにしたいものです。
 三重奏のあとはレッスンの場所を移動して、くらばやし先生との二重奏の練習です。シェドヴィーユのソナタ、ノードのソナタ、ロックの「組曲第2番」などを練習しました。これらアルトの二重奏は、a=415のリコーダーでやりたいという先生のご希望だったので、a=415のアルトをどうしようかなと思っていました。415のアルトは欲しいなとは思っていても楽器を実際に購入するには至らず、手が出ない状態でしたのでわたしは持っていませんでしたが、TMAのメンバーで415のアルトを持っているMA氏に幸にも貸していただけることになりました。よく鳴る素敵なアルトで吹いてみるとじょうずになったような気持になります。(あくまでも気持だけでした。)
 半音低い楽器で吹くということは初めての体験でしたので、指穴の間隔や楽器の長さなどもいつものアルトリコーダーとは違うし、落ち着いたやわらかな音色が心地よいのですね。先生との二重奏はそれぞれが4〜5曲ずつあるので、2時間近くも練習してしまいました。集中して演奏するのはなかなかむずかしいものです。だいじょうぶかなぁ・・・いやぁぁ、頑張んないとー!
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.60) (2001-02-25)
★八館まつりのための練習
 今回はH氏、MA氏、I氏、A氏、SIさん、わたしの6名の参加で、練習のはじめの方には3月11日に中央公民館で行われる「八館まつり」でのステージでの演奏のための練習をしました。ステージで演奏するのはホルボーンの舞曲集からの短い曲を5曲、SAATBの編成です。これは1月末のTMAでの演奏会でやった曲で、おさらいという感じですし、メンバーの入れ替りも1人のみなので、TMAが初めてこの時期に参加する「八館まつり」でのプログラムとしては最適だと思います。踊りの曲なので、聞きやすい曲ですし。わたしも1月末の演奏会のときのビデオを見聞きしての反省などもあったし、H氏のリードで、「ここはアクセントをつけて」「テンポを対比させて」などに気をつけながら演奏するのはとても楽しいものでした。「人の演奏を聞きながら」演奏することを特に気をつけながら、練習しましたが、1つの曲でもこのくらい演奏会の前に練習できるといいなぁと思います。
 この「八館まつり」のステージのための練習のあとでは、こんな曲はどう?、という6人で演奏できそうな曲をあれこれと演奏してみました。またしばらくは来年の演奏会にむけてのテーマや曲の模索があるのですが、なるべく早くテーマ、演奏曲目を選定し、パートも決めて曲の練習にとりかかりたいものですね。
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第69回おけいこ (2001-02-22)
★また吹けなくなっちゃった!!
 くらばやし先生との二重奏、三重奏の予定を前に、「どの曲を練習しましょうか?」と聞かれましたが、演奏会とは関係なく今まで練習していた曲を続けて個人レッスンすることにしました。前回のレッスンでゆっくりとしか演奏できなかった「アルトリコーダー二重奏曲集2」−フランス・バロックのフルート作品から−Naudotの「ソナタ3」の4番目のAllegroからやってみました。。
 Allegro、Allegroと思って練習したはずだったのに、今度、また先生の前で吹けなくなっちゃった!! 一度指が動かなくなってつっかえ始めると、今までスンナリと吹けてた箇所もひっかかり始め、あれ、あれっ、あれれれ・・・と破れ、ほつれがひどくなってしまいます。こんなはずじゃない!と思えば思うほど、指が動かなくなる・・・指が冷たくなってゆく〜・・・。
 「またやりましょう。」というくらばやし先生の言葉で、はっ!と我に返りました。そうですね。また出直してきます。ハイ。
 次のミシェル・ブラヴェの「ソナタ1」の1番目のAdagioと2番目のAllegroのおさらい。Adagioは少しゆっくりめに情感こめて演奏してみましたら、ちょっとくどすぎたようです。ころあいがむずかしいようで・・・。もう少しサラッと。
 2番目のAllegroは前半はいいのだけれど、後半に難あり。前半とはちょっと雰囲気を変えて入り、そしてなめらかに・・・のはずが、なめらかに指が動かないじゃないの・・・!「まだ練習が足りない!バカバカバカ!!」とひとりで心の中で叫んでみました。この次こそ頑張ります。先生!

 やはり、「気を確かにもって・・・」演奏しなければいけないと、また今回も思いました。たとえ指が動かなくっても、変な音が出ても、最後まで吹き通すんだ!という強い意志で持ち直すこともあるんじゃないか。「あぁ、もうだめ・・・」というような弱気になると、もう気力で曲に負け!なんです。この頃、「リベンジ revenge」って言葉がリコーダーを吹いた後に良く出てきます。「あの時、あの場でうまく吹けなかったから今度こそは・・・今度吹く時は・・・」というのがチョクチョクあります。
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リコーダーアンサンブル「青い風」例会(No.18)  (2000-02-22)
★キンチョー
 今回はまつしま先生に指導していただく日です。先生に見ていただく日はどうしてもキンチョーしてしまいます。厳しいご指導に固まってしまうのではないかと・・・。基本的に練習不足があるので、なるべく気持ちを楽〜にして、臨まないと「Key-Mamaさん、ひとりで吹いてみて」って言われるともうそれだけで、緊張していつも吹ける(?)ところも吹けなくなってしまいそうなんですもの。いやいや、そんなに先生を恐れずにちゃ〜んと指導していだだくことにしましょう。もちろんへたなままでいいなんて、誰も思っているわけではなくて、少しでも上手になりたい、美しいハーモニーに包まれたいと願っているので、頑張る気持ちは十分にあるのです!
 今回の参加メンバーは女性が6名(SUさん、Sさん、Yさん、SAさん、Aさん、わたし)、男性が2名(H氏、SI氏)の8名。Bachの「管弦楽組曲第2番ロ短調」BWV1067のPOLONAISEから始めて、MENUETを練習しました。POLONAISEでは後半にバスのソロがあり、わたしが担当していますが、ソロのくせに自信のなさから、他の人に合わせてしまっているので、先生にそれを注意されました。自分で歌ってくださいと。

 Mozartの「Flute Quartette K-298」は途中で早いパッセージのあるテナーを気づかって(ちなみにわたしはテナー担当)遅めのテンポで始めもらっていた第1楽章について、まつしま先生から「もう少し早く!」と言われてしまいました。少しは早く演奏しようとしたのですが、なかなかうまくいきません。早いパッセージのところはテナー担当の2人で2小節ずつ分担して演奏することに決め、なるべく頑張って演奏したのですが、なかなか指が言うことをきいてくれません。でも先生から「方針が決まったからあとは練習すればだいじょうぶですよ」と言われたので、頑張ろうと思います。エイエイオー!
 自分達だけでアンサンブルの練習をしていてもなかなかこんな風に「この曲はこう吹くのだよ」ということはわからないので、まつしま先生に教えていただくのは大変勉強になります。
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リコーダーオーケストラのおけいこNo.17 (2001-02-20)
★オーケストラ & アンサンブル
 今回と次回はいつもの銀座での練習ではなくて、品川は大井町駅前の「きゅりあん」リハーサル室でのおけいこです。音は響かないのですが、広くて明るくてきれいなスペースでの練習は快適。いつもは移動もままならなくて荷物も置場に困るようなギューギュー状態なのでゆったりスペースはありがたい場所でした。駅前にあるので、わたしの場合はヤマハ銀座店よりも時間的には近いかもしれません。
 今回はバスパートでいつも最前列で演奏されるMさんがお休みでしたし、もうひとりの最前列のO氏は持ってこられたバスリコーダーのキー部分が練習会場で壊れてしまい、演奏できなくなってしまったのです。それでやむなくK氏のアルトを借りてアルトパートへと移動されたので、バス隊は最前列定位置メンバーを欠いてさびしい・・・。今回は5月のリコーダーキャンプ下見コンビのK氏とI氏が最前列で吹いてくださいました。

 はじめはいつもの青本「リコーダーアンサンブルの基礎と技法」14〜16ページの音階・和声練習(経過音、補助音、転過音・掛留音、先取音・逸音)、17〜18ページのAch Gott und Herr(J.H.Schein/J.S.Bach)、そして20ページの♯1つのG-Durまで。
 次は昨年一応仕上げをしたはず(?)のCallingerの「BALLAD,BLUES AND RIFFS」でした。なんだかもう久しぶりの感じで、感触をつかむのにちょっとかかりましたが、みんなもだんだん思い出してきたようで、だいぶいい感じになってきました。
BALLADはスタカートがポイント。トゥットゥッじゃなくてトゥットッ・・・。BLUESは変拍子がむずかしい。RIFFSは勢いだったみたい。この曲を吹き終わるとけっこう消耗・・・。ホヘッ・・・。

 さてお次はいままでにない練習で、4〜5人のグループに分かれて吉澤先生が選んでくださったリコーダーキャンプに向けてのアンサンブルの課題曲を練習しました。 先生から一応の曲の説明があった後、バスパートのメンバーひとりひとりに楽譜が渡され、そのメンバーのところに4〜5人ずつ集まって臨時のグループを作って、課題曲の練習をしました。課題曲は以下のとおり。一応、難易度付きですが、【Advanced】は別としてHigherが付こうが付くまいが、【Intermediate】はあまり差はなさそう。リハーサル室のあちこちにかたまって楽譜を中心にアンサンブルの練習です。自分達の演奏が聞こえないくらいでしたが、みんなすごーく熱心に練習しました。メンバー同士で教え合うってのがいいよね。「このリズムがとれないよぉ」「この音なんだっけ?」「テンポはどのくらい?」「もうちょっとゆっくりやって!」「楽譜、見える?」etc.・・・雑然としてるけど、今までになかった練習で、なんかすごく楽しい! 教えたり教えられたりが楽しい〜。

【Intermediate(初級)】
 ・Luly  「La Marche Mousquetaires」「Les Folies Despagne」
 ・Reisfeld「Mein Kleiner Gruener Kaktus」
           「Am Sonnteg will Suesser mit mir seeln gehn」
 ・Wolters 「Jedem seinen Kuckuck」
【Higher Intermediate(中級)】
 ・Schein 「Banchetto Musicale」Suite10
 ・Scarlatti「Suite」
 ・Robinson「Patter Song」
【Advanced(上級)】
 ・Merula 「Canzon la Lusignuola」
 ・Hendel 「Concerto in F」
 ・Challinger 「Spring dance」

 しばらく練習した後、みんなの前でそれぞれのグループで「さわり」を発表しました。一応、こんな曲というのはわかったかな。アンサンブルについてはこういう曲に対して、それぞれエントリーしてやりたい曲をやるってことでしょう。どの曲もいい曲! それにみんな初見でもとても上手で、すごいなぁと感心しました。何よりもみんなリコーダーが好きなんだなぁというのがとてもよくわかって、聴いていて何だかとっても嬉しくなってきました。5月のリコーダーキャンプに向けての取組みではオーケストラで演奏する曲、少人数のアンサンブルでやる曲と両方にチャレンジすることになりました。リコーダーキャンプの参加申込書も配布され、わたしもすぐに書いて提出しましたが、今からとっても楽しみなイベントです。キャッホー!(意味不明!?)
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アンサンブルのおけいこNo.23 (2001-02-17)
★お久しぶりの三重奏でした。
 昨年の春からずっとお休みしていた、というかわたしのスケジュールが合わなくなって出られなかったくらばやし先生とのアンサンブルのレッスンを久々にやりました。1月末にくらばやし先生から声を掛けられて、あまり大人数ではないらしいのですが、4月はじめに人前で演奏することになったのです。二重奏プラス三重奏をやりましょうということで、ほんとに久しぶりにアンサンブルのレッスンに参加することになりました。1年ぶりくらいです。三重奏ではくらばやし先生、T氏、そしてわたしで、先生が選んでこられた曲を演奏しました。マショー、デュファイ、ダンスタブル、オケゲムのルネサンス物などを演奏してみました。初見ではうまくできないものもあったけれど、久しぶりにアンサンブル〜!って感じでした。ルネサンス物を楽しい〜と思うなんて、これはTMAの修行の賜物です。はじめは「なに〜? これ〜・・・」でしたものねぇ。「気持ち悪〜い。」って感じだったもの。TMAのメンバーにも言われますが、「だいぶ、来てる来てる・・・」みたいです。けっこうハマるものがありますね。なんか、訳わからないんですけど、癖になるってのか、いいところがありますよねぇ。敢えて言うと、頭じゃなくって、ハートにくるっていうような感じ・・・。こんな曲を演奏するんだぁ、楽しみだなぁ。
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.59) (2001-02-11)
★中級編一丁あがり!
 1月の演奏会が終わってからどうもメンバーの集まりのよくない例会ですが、今回はH氏、MA氏、SIさん、わたしの4名の参加でした。練習場所が確保できず、H氏宅にての練習となりました。
 演奏会が終わって少々ホッとしているのもあるし、公私共に忙しいこともあるしでしょう。3月11日に中央公民館をはじめ他の公民館のお祭りとして八館まつりというのがありますが、TMAで初めて参加することにしたので、それの練習もしなければなりません。
 八館まつりのための練習には今回はメンバーも揃わず、曲もきちんと決まらなかったので、「リコーダー四重奏曲集中級編」のはじめから順々に演奏してみました。わたしはバス担当でしたが、初見に弱いわたしもなんとか他のメンバーについていこうと頑張りました。でも「また遅れた」「今度は早すぎた」のお叱りをうけながらもひょこひょことついていき、無事最後のページをむかえることができました。
 演奏会の後しばらくは次の演奏会のテーマなり、曲なりが決まるまで、初見大会がつづくことになります。こういった練習はわたしにはつらいことも多いのですが、リコーダーを演奏するうえではこのような練習を経験しながら、少しずつでも力がついてくるように思います。こんな修行を経て、演奏会の準備をしていくことになるので、今年もあきらめないで練習を頑張ろうと思っています。
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第68回おけいこ (2001-02-08)
★Allegroよ!
 「アルトリコーダー二重奏曲集2」−フランス・バロックのフルート作品から−Naudotの「ソナタ3」の4番目のAllegroから。
 「Allegroだから速いんだろうなぁ。」とは思いつつも、指の動く範囲での練習しかできなかったわたしは、Allegroとは思えない速さ(遅さ)で先生との二重奏を始めました。う〜ん、先生が速く吹きたがっている!のはよ〜くわかるのですが、ご希望どおり速くできないのがわたしの悲しいところ・・・。とにかくわたしのペースで吹き通しました。
 案の定、「これってAllegroだよね」と先生に言われ、「このくらいじゃないかなぁ」とくらばやし先生がかっこよく吹いてくださいました。「あいややややぁ、わかってるんですよ、先生。わかっちゃぁいるんですけどね・・・。」とわたし。「Key-Mamaさんがすごい速さでやってくるんじゃないかと期待していたんですけどね。」と先生には言われたのですが、今回はまずはこれまでしかできなかったのです。速く演奏するのはこの次までに練習、練習。Allegroでしめくくるのって、すごくパワーが必要ですよね。ぱわわわぁー!って感じです。わかりました、Allegroですね。やっぱりAllegroですよね。この次、頑張ります!
 次はわたしの待望のミシェル・ブラヴェの「ソナタ1」です。これは3年前にわたしの参加しているTMAの演奏会でメンバーの方が演奏されたのを初めて聴いてから、いつか吹いてみたい曲として心に残ったものでした。今年のTMAの演奏会でも演奏者が変わって演奏され、素晴らしい演奏にひときわ拍手も多かった曲でした。でも「わたしならこう吹きたい・・・」なんていう気持ちも出てきていたのは、やっぱりリコーダーを演奏しはじめて3年経ったということなのでしょうか。とても素敵な曲なので、これをレッスンでくらばやし先生と二重奏できるというのは、とってもとっても楽しみです。
 今回は1番目のAdagioと2番目のAllegroをやってみました。Adagioは初めはサラッと吹いてみていたのですけど、もういちどややゆっくりめに情感こめて演奏してみました。
 次のAllegroは少しアグレッシヴに吹いてみたつもり。

 リコーダーを演奏するには、他の楽器を演奏するのも同じなのかもしれないけれど、心がしっかりしていなければいけないのかな、というのにこの頃気がついたのです。
 なんというか、「気を確かにもって・・・」みたいな意気込みというのでしょうか、曲を演奏するには、息のスピードはどう、とかアーティキュレーションはこう、とかいう演奏の技術的なことに気をつけるのはもちろんでしょうが、こちら側の気持ちがしっかりしていないと演奏する曲に負けてしまうので、よーし、やってやるぞ!という気持ちで演奏に臨まないといけません。十分な練習をして臨めば、この時の気持ちがしっかりしやすいので、練習も欠かせないのです。
 ただ、気負ってというのとは違って、リラックスした上での集中というのがありそうです。そして演奏する曲を好きになって、聴いている人にこの曲のファンになってほしいという想いをこめて演奏することも大事かもしれません。レッスンでは日頃の練習の成果を見ていただくのですが、くらばやし先生との二重奏は、ひとりで演奏するのとは違った緊張感と集中とがあり、数分間の演奏の後は、やはりそれからの解放があってホ〜ッとします。こういう無心の緊張と集中はいいものです。日常のいろいろなことから離れて演奏に集中することは、わたしにとってはかなり重要な音楽療法となっています。
 こういう時はリコーダーを習って良かったなぁと思う時でもあります。今日は久々にレッスンで「吹いたなぁ!」と思えました。とてもうれしいことでした。
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リコーダーアンサンブル「青い風」例会(No.17)  (2000-02-07)
★お久しぶり!
 今年になってのリコーダーアンサンブル「青い風」の例会には所用が出来たり、体調が悪かったりして参加できないでいたので、今回はほぼ1ヶ月半ぶりにメンバーとお会いしての練習でした。参加メンバーは女性が7名(SUさん、Sさん、Yさん、Kさん、SAさん、Aさん、わたし)、男性が2名(H氏、SI氏)の9名。
 今年からは今まで取組んでいたBachの「管弦楽組曲第2番ロ短調」BWV1067からRONDEAU・SARABANDE・BOURREE・POLONAISE・MENUETの5曲と、新たにMozartの「Flute Quartette K-298」にも取組むことになりました。
 Flute Quartetteの方はテナーを担当することになったのですが、これがまた早いパッセージがあってむずかしいのです。以前に一度まつしま先生と一緒にテナーパートを吹いてみたことがあったのですが、ほとんど音の出せなかったわたしに「Key-Mamaさん、吹けますよね! 大丈夫ですよね!」なんて言われたので、「うぅぅ・・・・」だったものです。今回の練習の前にほんの少し練習したものの、今回、SAさんと一緒にテナーを吹いてみたら、もうメタメタ。SAさんにほとんど助けていただきました。練習しないといけませんね。Flute Quartetteは1楽章から3楽章までとても美しいメロディ、ハーモニーなので、これをこわさないようになるべく頑張って練習しますね。
 次にBachの「管弦楽組曲第2番ロ短調」のPOLONAISEとMENUETを練習しました。POLONAISEは後半はソプラノとバスの掛け合いになり、ソプラノ、バスがそれぞれソロで聴かせる場面になりますが、ソロ担当となったバスのわたしがまだまだ未熟で、やっと吹いているところなので、もっと聴かせられるように練習しなくては・・・。
 MENUETでは音の取りにくいド♯をみんなで気をつけながら演奏してみました。この音がどうもきれいに出ていなくて効果的に聞こえていなかったようなので、特に気をつけてみんなで演奏してみますと、ずいぶんと違って聞こえます。いままでいかに注意して吹いていなかったか・・・。トホホです。

 この日はいつもの練習会場とは違って小川西町公民館の学習室での練習でした。雪まじりの夜に慣れない場所に集まったのですが、練習会場確保はどこのグループでも苦労しますね。
 お茶の時間にはSUさんがひたちなか市から取寄せたという、丸干し芋をごちそうになり、珍しくてあまりに美味しいので何人もが2kg、3kgと注文することになりました。平干し、角干しではなくて小芋の丸干しというのが柔らかくて美味しい〜。わぁ、これも楽しみだなぁ。配給が待ち遠しい。
 そしてメンバーの多くの人が5月に開催予定のルネ小平でのFRQのコンサートのチケットを購入することになり、今から5月を楽しみにしています。近所なので自転車で行けるから、楽しみ〜。
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YAMAHAリコーダーコンサート in ヴィーナス・フォート(2001-02-03)
★スケルトン・アルトはいつ発売?
 「リコーダーの広場」の掲示板に、2/3(土)にお台場のヴィーナス・フォートでスケルトンリコーダーを中心としたコンサートがあるというお知らせが載っていました。当日は久々にお天気のよい週末でしたので、今まで行ったことのなかった「お台場」見物を兼ねて、むすめ1とリコーダーコンサートにでかけました。出演は細岡ゆき、渡辺清美、河村理恵子、星典子というメンバーでした。
 新橋から「ゆりかもめ」に乗って青海駅そばのヴィーナス・フォートに向かいます。ゆりかもめに乗って青海までいく道は遊園地のモノレールに乗ったような感じで、お天気もよくて、楽しい眺めでした。ここが若い人たちに人気の場所なのねぇ、と納得しながら、レインボーブリッジを越えて観覧車を見ながら、我が家からお台場まで1時間半くらいかかってヴィーナス・フォートに着きました。

 ヴィーナス・フォートは18世紀のヨーロッパの街並みを模したというおしゃれな空間で、プロムナードや広場の天井は朝から夜まで刻々と変化する美しい「空」が拡がっている楽しい空間でした。コンサートが行われる教会広場はヴィーナス・フォートの端に位置するステージのある広場で、周りにはカフェ、レストラン、洒落たお店があり、「ここはどこ?」っていう異国風の空間で、むすめ1などはヨーロッパ調の彫刻や噴水などを見て、「お城みた〜い」と喜んでおりました。この教会広場のコンサート会場ではヤマハのスケルトンリコーダーの試奏ができ、アンケートに答えると記念品がもらえるイベントが行われていました。試奏のコーナーにいくと、「あれ? こんなに大きかったっけ?!」 そうなんですねぇ。すでに発売されているソプラノに加えて、スケルトン・アルトが並べられていたんですよ。それも6色も・・・。(グレー、ブルー、グリーン、ピンク、ブラウン、バイオレットがありましたが)「あ、アルトもあるんですか?」「もうすぐ発売予定なんですよ。」「どの色のアルトリコーダーを吹きたいか、アンケートを行なっていますので、どうぞお願いします。」と説明されました。さっそくアルトもちょっと吹いてみました。アルトもスケルトンリコーダーが出るといいなぁ、と前から思っていたので、発売されるのが楽しみです。

 コンサートはそのスケルトン・ソプラノとスケルトン・アルトをフューチャーしたもので、かっこいい女性4人組のアンサンブルでした。ヴィバルディの「四季 春・秋」を始めとして、宮崎駿アニメ作品からの曲、「トランペット吹きの休日」、「主よ、人の望みの喜びよ」、「踊りあかそう」、メルーラ「カンツォン・うぐいす」などの演奏が広場に響き渡りました。
 後半にはスケルトンリコーダーの他に、木製のテナーやバスリコーダーも登場し、ソプラノからバスまでのふくよかなアンサンブルが奏でられました。やっぱりいいなぁ、プロの演奏はやっぱり違います。いいなぁ、あの演奏を聞いたら、きっとスケルトンリコーダーが欲しくなっちゃいますね。スケルトン・アルトはいつ、どの色が発売されるかわかりませんが、そのうち発売されるのが、すごく楽しみです。う〜んと、わたしだったら何色がいいかなぁ・・・。
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ノンキー・プロジェクト(No.19)(2001-01-31)
ノンキー・プロジェクト「キャラバン隊」デビュー!!
 いよいよ我がむすめ1の通う東京小平市の保育園での父母会主催音楽会、題して「NONKY音楽会」の日になりました。朝早くに家を出て、車で保育園に向かうメンバーにはメールで地図を送ったり、電車でやってくるメンバーにはわたしが駅まで車で迎えにいくことなどを事前に連絡して当日の朝を迎えました。前夜は自分で練習をして、歩きながら吹いてみたり、お辞儀を練習してみたり・・・。 
 父母会役員で音楽会の司会進行をつとめてくれる、むすめ1と同じひまわり組のKちゃんのおかーさんとは、メールで打ち合わせしたり、電話で話し合ったり、タイムテーブルをもらったりと下ごしらえをしていましたが、出演する側としては、入場、演奏、入りやテンポ、リズム感などが気になって気になって、子ども達がほんとに楽しんでくれるかしら、喜んでくれるかしらと心配でした。保育園の子ども達を間近にして演奏するのは初めてのことなので、どんなことになるかなぁ。

 10時からの開演に向けて、9時30分には保育園に入り、準備を始めることにしていました。メンバーはほぼ時間どおりに着いて、急いで準備をし、音あわせもそこそこに「ノンキー物語」−旅立ち編−が始まりました。
 導入部は「ハイランド」をBGMとして清美さんの語りがはいり、そのBGMに合わせてリコーダー隊がわたし、みおりさん、洋一さん、Yoshieさん、Yurieさん、Hopiさんの順にリコーダーを吹きながらパヴァーヌ風(?)に足を運びながら入場しました。今回、清美さんには語り手としてお話をしてもらうことになっています。BGMが始まると、子ども達が静かになり、どんな世界があらわれるのかという期待でワクワクしているのが、よーくわかりました。語りと共にリコーダーの演奏もバックに入るのです。リコーダーを吹きながらわたしが先頭を歩くので、後ろからみんなが歩いてきているのかどうかがわからず、入りを間違ったのではないかと、ほんとは心配だったのですが、なるべく落ち着いて落ち着いてと言いきかせながらステージでの定位置につきました。
 でもこの初めの「ハイランド」はわたしの好きな曲ですので、演奏しているうちにだんだん楽しい気持ちになってきたのも確かです。緑のハイランドの中をハイランドの風に吹かれながら歩いているような気分になってきました。それに今日はBGMと一緒に吹くので、安心感もあるし、とてもいい音でした。このBGMは子ども達をお話の世界に引き込むことを狙ったと同時に、演奏する側もその気にさせてくれたのでした。

 さて、お話、演奏が進んでいくと・・・「さあ!」「マージ」「ノンキー」「ラン」「憧れ」「旅立ち」の順に演奏し、曲と曲の間にはもちろん、お話の語りが入っています。6枚の大きなはり絵のパネルを効果的に使いながらお話を進めていきました。 演奏の出来にはまだまだいろいろな問題もありますし、語りも慣れないこともあり、これからまだまだ工夫の余地も、練習の余地もたくさんありそうですが、子ども達が聞いてくれたこと、リコーダーに興味を持ってくれたことは確かですし、何よりもわたしは自分ではハイランドの音楽家になりきってやってしまったのが、大きな収穫でした。みおりさんの作った、わたしの大好きな曲を演奏する楽しさも、そしてそれを子ども達に聞いて欲しいと思う気持ちもほんとに渾然一体となって演奏してしまいました。
 読み聞かせ、演奏が終わり、出演者の紹介、そしてソプラニーノからコントラバスまでの6種類のリコーダーの説明をして、ノンキー・プロジェクトの約30分の出番はおしまいになりました。音楽会には他にもバイオリン・ピアノ演奏、フルート・ピアノ演奏などがあり、音楽会の最後には出演者全員と子ども達との演奏と歌で「ミッキーマウスマーチ」をやりました。それもまた楽しいひとときでした。

 音楽会の様子は我がオットさんがビデオに撮影してくれていたので、会が終わった後にはメンバーみんなで我が家でそのビデオを見ました。
 いやぁ、まいった、まいった・・・。でも、やってよかったぁ!

 そして保育園に通う子どもたちの親としては、演奏しに来てくれたノンキー・プロジェクトに本当に感謝です。そして保育園の子ども達にこんなに楽しい音楽会をプレゼントしてくださった他の出演者の方々、父母会のみなさん、保育園の先生方、ありがとうございました。
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ノンキー・プロジェクト(No.18)(2001-01-27)
★保育園音楽会デビューにむけて
 昨年末にはマルチレコーディングに挑戦したノンキー・プロジェクトでしたが、今年は1月末に我がむすめ1の通う東京小平市の保育園で父母会主催の音楽会が行われることになり、ノンキー・プロジェクトが出演することになりました。出演が決まったのは1ヶ月半くらい前のことでしたので、今年に入ってからそのための準備をすすめ、6人で演奏、1人が語り役という総勢7人での出前演奏をすることになりました。
 昨年、ホールでのレコーディングが終わったころから、「どこかに出前演奏に行きたいね」ということをメンバーでも口にしていたところだったので、保育園の父母会から声がかかったのは、グッドタイミングでもありました。さっそくメンバーに声をかけて出演できる人を集め、父母会には出演させていただくお返事をしたのです。
 さて、この出前演奏はリコーダー6人編成なので6声用の編曲もすることになりましたし、お話の書き直し、ステージづくりのアイディアもあれこれと考えて、衣装づくり、はり絵パネルづくり、BGMづくりなどに取組みました。音楽会へ向けての準備が進んで、あと1週間で本番という頃にメンバーの中では変更になったパート担当もあるので、全員集合の1/27の練習の前にも集まれるメンバーで練習したり、衣装をチェックしたり、お話の語りの練習など、ボスのみおりさんを中心に進められていました。

 いよいよ全員集合の日・・・。その日は深夜早朝から降り出した雪のため、東京の郊外も横浜も十数センチの積雪におおわれ、雪景色でした。電車も雪害のため遅れ気味でしたが、わたしはいつものように出かけ、幸にもあまり遅れることなく練習会場の横浜青葉台フィリアホールの練習室に着きました。
 それぞれのメンバーが雪の中、苦労して練習会場にやってきたのですが、そこでみおりさんひとりでみんなの分を縫ってくれた衣装を合わせ、帽子や、髭などの扮装もして、アートチームが苦心して徹夜しながら作った、はり絵のパネルも拡げてみると、そこには新しい世界が拡がっていました。
みんなとっても素敵!ノンキー物語の世界が出来そう!きっと子ども達も喜んでくれる!とみんなが口々に語ります。そして新しくつくったBGMもまさにハイランドの空気を伝えてくれるような響き・・・。アイリッシュ風のピッコロのメロディも素敵だし、鳥のさえずりも、歌声も、なんだかわたしたちを乗せてハイランドに運んでくれるようでした。

 「さぁ!」「マージ」「ノンキー」「ラン」「憧れ」「旅立ち」の6曲を練習しましたが、わたしはどうも出遅れ気味。練習不足がモロに出ておりました。メンバーのみなさんに大いなる不安を与えてしまったかもしれません。ごめんなさい。本番まであと数日しかないけれど、頑張ります。と心に誓って帰りました。でもこの雪の日の練習で、みんなの熱意が雪をも溶かすだろうと思われるくらいで、こんな仲間と共に娘の通う保育園で演奏できるかと思うと、すご〜くワクワクしてきました。当日はみおりさん、Hopiさん、Yurieさん、Yoshieさん、洋一さん、清美さん、わたしの7人の参加予定です。
 ステージではわたしたちはハイランドの楽士になってリコーダーを演奏します。隣の奥さんでもなく、ダンディなジャズマンでもなく、○○ちゃんのお母さんでもなく、髪振り乱して仕事する人でもなく、みんな、ハイランドの楽士なんです。楽しそうにも悲しそうにも、自由に音楽を奏でるハイランドの音楽職人・・・。衣装や小道具はなりきるのに大いに役立ちます。パヴァーヌ(?)を踊るようなステップでリコーダーを吹きながらの入場では、先頭を行くわたしはもうスッカリその気で練習しました。
 わぁ、本番の1/31はどうなりますか・・・。ワクワク、ドキドキです!
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第67回おけいこ (2001-01-25)
★毎度のこと・・・「ボーッとして吹いちゃダメ」
 くらばやし先生には先日わたしの参加しているリコーダーアンサンブルT.M.Aの演奏会に来ていただいたので、レッスンの前にはその感想などをうかがいました。なるほどとうなづくことばかりでしたが、「ああやって、アンサンブルできるのは、いいですねぇ。」と言ってくださって、やっぱり個人レッスンとも平行して一緒にアンサンブルのグループでやってきたことは、よかったなぁと改めて思いました。

 さてレッスンに入りますと、前回のレッスンでは楽〜に吹くあまり、タンギングがいいかげんになってしまったので、今回はタンギングを意識して吹くことにしました。
「アルトリコーダー二重奏曲集2」−フランス・バロックのフルート作品から−の中のNaudotの「ソナタ3」の3番目のAriaから。先生との二重奏でなく、ひとりで吹いてみました。タンギングをいくぶんはっきりと、t-r-r-t・・・など気をつけて吹いてみたつもりでした。まぁ、タンギングについては改善は見られたようですが、やっぱりフレーズごと、小節ごとの演奏の工夫が足りない。
 くらばやし先生が「例えば、ここは・・・」と吹いてみてくださるのを聴くと、「どうしてそんなに考えられるんですか?」「そこまでやるんですか?」「そんなにやってもいいんですか?」っていうような吹き方(わかってもらえるかなぁ・・)で演奏なさるのです。
 「わたし、ちっとも思いつかないんです。」と言いますと、「たくさん演奏することと、たくさん聴くことでしょうね」と先生はおっしゃいます。

 次のMinuettoでも、まずはひとりで吹いてみました。「先生はきっと、『もっと工夫して・・・』とおっしゃるだろうなぁ」、と吹きながら先生の感想が想像できます。もう先生に習い始めて3年になろうとするのに、先生とのレッスンはとても緊張します。「ボーッとして吹いちゃだめ、音をただ埋めていく吹き方をしてはだめ」と常に言われます。わたしはまだまだ恥かしくて出来ないことも多いのですが、やりすぎるくらいにやらないと聴いている方はわからないということを意識して、タンギングにしてもアーティキュレーションにしてももっともっと工夫して吹かなければならないようです。
 3年前の2月から始めたレッスンでしたから、ここでリコーダー歴は丸3年というわけですが、指もいくらか動くようになったり、吹き方の工夫もいくらかはできるようになったかもしれないけれど、基本的な吹き方、聞こえ方はいつも聴いている我がオットさんによると、「ちーとも変わってない、ちーとも上手くなってない」のだそうです。日々、頑張って練習していることも、楽譜を読んだりすることも少しずつ進歩しているのはわかるし、認めるけれど、聞こえ方に関しては、心に響くものになっていないということなのです。「リコーダーっていうのは神さまと交信する楽器だろ」というオットさんのこういう批評はつらいけれども、自分でもそーだなぁと思うところも多いので、正直な感想としていつも心にとどめています。もしかしたらわたしは「頑張ったね」ではなくて、オットさんに「今日の演奏はとても良かったよ。心に響いたよ。」と言ってもらいたくて、リコーダーを練習しつづけているのかもしれません。
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.58) (2001-01-21)
★3度めの演奏会!
 前夜の雪の残る演奏会の朝でした。9時からの会場準備、リハーサルのために小平市中央公民館ホールにメンバーが集まりました。本日の出演者はH氏、A氏、I氏、MA氏、F氏、SIさん、Mさん、そしてわたしの8名です。録音用のセッティング、ステージの準備、譜面台のチェック、ライティング確認、休憩の時の茶菓準備、受付、写真撮影、ビデオ撮影などの準備と、再度の進行確認、進行練習、楽器セッティングなどを行い、リハーサルを終えて準備が整ったのは開演30〜40分前でした。

 雪の残る中、お客様がどのくらいいらしてくださるか心配でしたが、足下が悪いにもかかわらず、たくさんのお客様がいらしてくださって、演奏する方も大変にやりがいがありました。今回の演奏会はわたしにとってはTMAに入ってから3度めの演奏会となります。1度め、2度めとそれぞれの演奏会でわたしにとっての課題があり、1年間の練習の成果を発表するチャンスでもあるわけですので、今度の3度めの演奏会では、リコーダーを吹き始めてから3年になることを意識して、演奏会に取り組もうと思っていました。今回の演奏会ではソプラノからバスまでの楽器をあれこれと持ち替えて、全部で22曲のうち16曲を演奏することになりました。新しく購入したバスリコーダーの出番も多く、とても嬉しい気持ちでした。

 演奏では楽器の持ち替えを頻繁に行うので、楽器をどこにどのように置いて準備すればよいかをずいぶん考えたのですが、アムステルダム・ルッキ・スターダスト・カルテットのステージのように、使用する楽器を舞台上に並べ、曲ごとに使用する楽器を持ち替えながら演奏するスタイルにしました。ステージに楽器を並べる方法にしても、お客様に楽器がよく見えるように、ステージの前の方に赤い敷物を敷いた上にリコーダーを置き、そこから各々が楽器をとって席を移動し、座って演奏するようにしてみました。赤い敷物は膝掛けを4枚利用し、敷物がずれたり動いたりしないようにテープで固定して、その上に各自の使用する楽器を置くようにしたのです。ステージにきちんときれいに並べられた30本くらいリコーダー。こうやって一同に会するリコーダーを眺めると、みんないろいろな楽器が増えたなぁ、と思いました。そうやって準備したステージへ出演者が登場し、我々TMAのテーマミュージックとしているダウランドの「ジョージ・ホワイトヘッド氏のアルマンド」の演奏で演奏会が始まりました。

「世紀の移り変わり」

0.ホワイトヘッド氏の アルマンド(ダウランド)  Sn,S,A,A,T,T,B,GB【全員】
1.Qui es promesses-Ha! Fortune-Et non est que adjuvet(マショー)
   B,A,GB【わたし、SI、I】
2.ばらの花にゆりの花(マショー) A1,A2,T1,T2,B,Pc【A、M、わたし、SI、I、MA】
3.もし私の顔が青いなら(デュファイ) S1,S2,A,B【A、わたし、M、I】
4.陽の輝きを装われた、美しい処女マリアよ(デュファイ) T,B,GB【A、I、H】
5.よき月、よき年と、そしてよき贈り物(デュファイ) S,T1,T2【A、I、H】
6.アヴェ・マリア(デ・プレ) S,T1,T2,B【わたし、MA、A、SI】
7.舞曲集(スザート) Sn,S,A,T/A,T,T,B/A,B,B,B Pc【A、I、わたし、F、MA】
8.緑の羊飼い娘よ(バスケス) S,A,T,B【I、わたし、SI、MA】
9.日々罪を犯したるわれを(モラレス) S,A,T,B【A、M、MA、SI】
10.よりよき生活のうちに(モラレス) S,A,A,T,GB【A、M、MA、SI、I】
11.第三旋法のテント(パイヴァ) S,A,T,B【わたし、A、SI、I】

退場 〜〜 休 憩 〜〜

12.5声のマドリガル(マレンツィオ) S,A,T,T,B【わたし、A、SI、MA、I】
13.古いスパニョレッタ(ファーナビ) S,A,T,B【I、F、SI、わたし】
14.La belle Aronde(ジュヌ) S,A,T,B【I、F、SI、わたし】
15.元気を出して(コストレ) S,A,T,B【I、F、SI、わたし】
16.舞曲集(ホルボーン) S,A,A,T,B【H、I、M、わたし、SI】
17.二重奏曲(1598)(ガストルディ) A,B【I、A】
18.5声のマドリガル 冬の悲しみが短くなるように(ウィルクス)
   S1,S2,A,T,B【I、わたし、M、SI、A】
19.美しいフィリス(ファーマー) S1,S2,T,B【H、A、I、わたし】
20.アマリリ麗し(カッチーニ) S,A,T,B【A、M、MA、わたし】
21.2つのフルートのためのソナタop.1-1(ブラヴェ) A,A【H、I】
22.いにしえの涙、いつも悲しいダウランド、
   ホビー氏のガリアルド(ダウランド) S,A,A,T,B,Lu【H、A、F、わたし、SI、MA】

 21世紀初めの演奏会にあたって、演奏会のテーマは「世紀の移り変わり」として世紀の境目に生まれた作曲家の曲、境目に誕生した曲、境目に没した作曲家の曲などを時代順にとりあげて演奏しました。いつものようにH氏が司会進行および曲の解説を担当。演奏者が曲ごとに楽器を持ち替えて席を移動するのはかなりスムーズにできたので、進行表を作ってよかったなぁと思いました。
 肝心の演奏については、もっと曲を研究して演奏することが必要です。アンサンブルと言えども、自分の役割を理解した上で、ひとりひとりが歌うべきところをもっと歌うべきでありましょう。それにはもっと十分な吹き込みが必要でしょうし、曲に慣れ親しむことも必要でしょう。
 失敗と言えるものもいくつもあったのですが、ミスからの立ち直りや復活ということに向けて諦めないこと、気を強く持つこともステージでの態度としては大事だなと思ったものです。ドキドキ、ブルブルといった緊張は前よりも少なくなってきました。集中することと共に、余計な緊張を取り去ることは演奏する上ではわたしにはとても大切なことです。この集中はわたしにはとても意味のあることで、生きている証とも言えるものなのです。集中して演奏するときは、自分を忘れているのですね。その場、その時しかない・・・。ステージの上で、少しでもそんな時間を過ごすことが出来たのはわたしの3度めの演奏会としては大きな成功であり、進歩だったと思います。
 足下の悪い中を聞きにきてくださったお客様に、本当に本当に感謝いたします。ありがとうございました。
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.57) (2001-01-20)
★雪の中の最後の練習!
 夕方から降り始めた雪の中、演奏会直前の最後の練習に出かけました。練習会場は前にも利用したことのある天神地域センターで、夜6時からの練習に車で出かけました。雪降りの中でしたから、ノロノロ運転でいつもよりも時間もかかり、3時間半程の練習の間に雪はどのくらい積もるのかしらと心配しながら楽器を持って車を離れました。地域センター隣のグラウンドそばの駐車場にはわたしの車が1台きりでした。

 練習は舞台のついた和室で行いました。演奏会前の最後の練習なので、事前に作っておいた進行表を見ながら、プログラムの始まりから集まったメンバーで演奏出来る限りの曲目をやってみました。
 前回の通し練習の時から、プログラムに沿っての演奏には曲名とステージでの座る位置や担当パートを一覧にした進行表が必要だ思ったので、急いでわたしが作ってプリントして持っていきました。メンバーの入れ替え、編成ごとの席順、控えとして待機するメンバーや入退場などについて曲ごとに作成したものを見ながら動くことにしたのです。メンバーや編成の確認にもなりましたし、自分の動きや持つ楽器もプログラムに沿ってあらかじめイメージトレーニングが出来るので、ステージ上での動きを何度も練習できない場合には是非必要なものが進行表だと思います。全部でプログラム上の曲目が20数曲もあったので、この進行表を利用してメンバーそれぞれがスムーズに動き、入れ替えの時間を短縮することを心掛けました。
 最後の練習に参加できたのは出演者8名中の6名でしたので、参加できなかったメンバーには修正した最終的な進行表を演奏会当日に見てもらうことにしました。最終の練習は夜の10時近くまで行い、翌日の健闘を約束して練習を終えました。外は雪が降り積もっていて、明日の演奏会本番が心配でした。駐車場に置いていた車は雪をたくさんかぶっていたので、それを傘で振り払ってから乗り、一面の銀世界の中から大きな通りまで出て帰りました。雪降りはもう峠を越していたようでしたが、それでもかなりの積雪・・・。明日の演奏会はどうなるだろう、と演奏のみならず、お天気まで心配な夜でした。演奏会当日の会場の準備は朝9時からです。メンバーみんなで1年かけて作ってきた演奏会ですので、精一杯頑張ってなるべく納得のいくように、お客様に楽しんでいただけるようにやりましょう、と誓った演奏会前夜の最後の練習でした。
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リコーダーオーケストラのおけいこNo.16 (2001-01-16)
★新曲続々! & バスあれこれ
 今回もちょいと遅れて行ったMYROTの例会。何だか中央線がノロノロしてたと思ったら遅れていたそうで、銀座に行くのにいつもより時間がかかったって訳でした。
 いつもの青本「リコーダーアンサンブルの基礎と技法」(自分で勝手に青本と呼んでいるのですが・・・)では14〜16ページの音階・和声練習(経過音、補助音、転過音・掛留音、先取音・逸音)、そして20〜22ページの♯1つのG-Dur、「Wenn wir in hochsten Noten sein」苦境にさまよい(Anon./J.S.Bach)を、最後に78〜79ページの11.「Spagnoletta」スパニョレッタ(Michael Praetorius)を練習しました。
 わたしは昨年末のヤマハ銀座店での「リコーダーフェア」で購入したキュングのバスリコーダーを持って行ったのですが、吹きはじめたら、「あ、これなのね?」と同じパートのIさんから言われました。わたしのおけいこ日記を読んでくださっていて、おニューってこともよく御存じでした。そう言えば初めてMYROTに来た時も、「あ、これなんですね。」とわたしの改良型ブリーフケースのリコーダー入れのことを言われたMさんも、おけいこ日記を読んでくださっていたのでしたから、初対面の方でもわたしの持ち物や、家族のことを御存じで、初めは「??」と思うこともあったのですが、「あ、読んでくださっているんだわ」とこのごろは(嬉し恥ずかしですが)だいぶ慣れたところです。

 さてこのMYROTのバスパートの参加者は10人程でしたが、10人のうちの8人までがヤマハの木製バスリコーダーを使っています。まあ、ヤマハ銀座店に集まっているので、無理もないのかもしれませんが、10人中8人ですよ! 残りの2人が全音とキュングという構成で、グループによっては全音が多いというところもあるようですが、このMYROTにおいてはヤマハ派ということでしょう。
 ちなみにわたしの参加するTMAでは、昨年の「リコーダーフェア」を経た後には、バス6本のうち2本がヤマハ、2本が全音、2本がキュングという構成になりました。これでは○○派と呼ぶことはできませんね。あ、そうだ、TMAでは6本のうちヤマハのも含めて5本を直吹きしている! MYROTでは直吹きは10人中2人の全音とキュングだけで、ヤマハを吹いている人はみんな吹込み管を使って吹いている! やや、MYROTはヤマハ・ボーカル(吹込み管)派ということですね。TMAはう〜ん、敢えていうと直吹き派かな?
 テナーリコーダーにもキー付き、キー無しという別があるけど、バスにおける、吹込み管利用、直吹きというのはグループによって片寄るということがありそうな感じですね。わたし自身としてはボーカル派から直吹き派への移行があり、直吹きへの移行の時はちょっとだけ手が痛かったけれど、それにも割とすぐに慣れたし、直吹きにした方がバスリコーダーを吹くのがうんと楽しくなった気がしました。「楽」になったのではなくて、「楽しく」なった感じです。構えや手の感じはボーカルを使った方が楽かもしれませんが、その分、音に関してもどかしいことが多くて、ボーカルに溜まった水を抜くこととか、「つまり」に関しても気になることも多かったし、何よりも直吹きにしたら音の反応が早くなることがうれしいことでした。
 木製のバスを購入する時に、ヤマハのバスは数も多いし、メンテの面でもいいかもしれないし、直吹き用のキャップも作られたということだったので、直吹きもできるし、ボーカルも使えるかなと思って期待していました。キャップをつけて試奏してみたら、ヤマハのバスは基本的にボーカル付きで吹くことを前提として作られているので、直吹きにするには女性には少し無理な感じだったので諦めたのでした。
 今まで使っていたアウロスの樹脂製バスはその点ではボーカル付き、直吹きでの切り替えはあまり無理がありませんでした。元々はボーカル付きなのですが、別売の直吹き用のキャップをバスリコーダー購入時に一緒に買っていたので、たまに直吹きで吹いてもいたのです。でも構えと手のことでなかなか切り替えられなかったのですが、えーい、やっぱり直吹きにしよう!と決めてやってみたら、ちょっとの抵抗はありましたが、案外大丈夫だったのです。
 「リコーダーフェア」と言えども、テナーリコーダーまでの品揃えに比してバスリコーダーより下の楽器はいろいろなメーカーのいろいろなタイプを吹き比べることが出来にくいですね。昨年の「リコーダーフェア」ではバスリコーダーもどんどん売れていたようですから、バスもたくさんの品揃えがあって実際に吹いてみて購入できるといいなぁと思います。あらまぁ、バスについて、長々とおしゃべりしてしまいました。

 さて今回配られた新曲は以下のものです。今年5月末に予定されているMYROTでの「リコーダーキャンプ」に向けて練習する曲で、ワックワク! 今日は初見大会風でしたが、みんなよくやるなあ。だれかが吹いていますもんね。さすが大人数がいると心強い。

New!・Die Forelle「ます」(パート譜)
 これはソプラノからバスまでどのパートも目立つ部分があって面白い編曲でした。

New!・WALKING BEHIND YOU(スコア)
 これはテナー担当のN氏っぽい雰囲気かな(?)と吉澤先生の評でした。

New!・WHEN THE SAINTS GO MARCHING IN(スコア)
 アフリカ系米国人の音楽の代表としてはこれはお葬式の音楽なのですって?

New!・Take Five (パート譜)
 言わずと知れたTake Fiveだけど、「バスパートはつまんねーんだよなぁ」とはドラマーのOさんのせりふでした。

曲を演奏するときに、ボーッと吹いちゃいけないよ。「意識」して吹くんだよ。意識、意味の「意」っていうのはね、「音」に「心」って書くんだよ。(by 吉澤先生)

 あれれ、曲名は記録係のHoly-pondさんからのメールの転記でした。こんなのがあると楽チン楽チン。Holy-pondさん、ありがとね。

 そうそう、Holy-pondさんとわたしとは同じバスパートの10人中2人の「2人」にあたるのですが、少し前に「バスリコーダーのケースにはカメラの三脚ケースがいいよ」とヨドバシカメラで880円(?)だったという三脚ケースにバスを入れて持ってこられました。良さそうだなぁ、と思ったわたしも近所のカメラ屋さんで同じものを980円くらいで手に入れ、今回それにバスリコーダーを入れて銀座にやってきたのでした。「あ、お揃いですね!」って言い合ってにっこり。バスだけを手軽に持ち歩きたいならば、これ!お勧めです。厚手のソックスやタオルでくるんで入れて傷つかないようにすれば大丈夫。肩かけもついててとってもいいアイディアでしたよ。
 さて5月に向けてもこれからがまた楽しみです。来月から2ヶ月は練習会場の都合で銀座でデートでなくて大井町でデートになりますね。リコーダーオーケストラ、月に1回の練習ですが、ほんとに楽しい!!!
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.56) (2001-01-14)
★通し練習
 2001年のTMAの演奏会もあと1週間に迫りました。全員集合の練習は午後2時から通し練習をはじめました。楽器の置き方、座り方、楽譜準備などステージでの課題はまだまだたくさん抱えていますが、時間を計っての演奏をして、最終的に削除した曲やパートチェンジした曲などの確認を行いました。
 2時間の演奏で、もっと進行もスムーズにしなければならないことや、入りや繰返しのタイミングはもう少し練ること、ノリの点でももっと演奏に集中してやる余地もあることなど、メンバーの一人一人の集中とグループでのまとまりとが試されそうです。
 スザートの舞曲集ではコルナミューズを使ってみたいということで、通し練習の後で試行錯誤しました。アルト、テナー、バスのうち、私も1本吹いてみようかと思いましたが、顔を真っ赤にして強く吹かなければならないことや、音程を正しくとるのがむずかしいため、はずれた音を吹き続けていると、おかしくてもう笑ってしまってうまくいきません。わたしのような初級者ではちょっと無理そうかな。
 通しでの練習のあとは、個別の曲を練習しましたが、練習したい曲がたくさんあって、本番前に全員そろって練習できるのは最後なので、もっともっと練習したかったのですが、少しやったらもう時間切れとなりました。
 練習の後、みんなで本番の会場となる2Fのホールを見学して、客席、ステージ、控室などを確認しました。今まではずっと狭い音楽室で演奏会もこじんまりと行ってきたのですが、ここ数年でだんだんお客様も増えてきて、座っていただけないくらいになってきたので、今年は2Fのホールでいままでの収容人数の2〜3倍のお客さまに座っていただけるようにしました。グループとして1年間、練習を重ねてきたことの成果を発表する場として、やはりできるだけ頑張りたいものです。楽しい演奏会になることを祈りつつ、当日まで練習に精進することにいたしましょう。
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第66回おけいこ (2001-01-11)
★今度はタンギングが単調に・・・
 今年最初のレッスンは「アルトリコーダー二重奏曲集2」−フランス・バロックのフルート作品から−の中のNaudotの「ソナタ3」Allemende-Allegroから。去年からの課題曲で変なビブラートがつく癖が目立った曲でした。前回のレッスン以来、変なビブラートをつけてはいけない、とリコーダーを吹くときには気をつけていたのですが、実はこの課題曲自体は冬休み中、ほとんど練習していなかったのです。
 レッスン当日のお昼休に吹いてみたら、変なビブラートがついているうんぬんよりも、何と指が動かないではありませんか。きゃー、これは困った! どうしましょう。そうそう、少しゆっくりめに吹いてまずはあせらないようにして、破綻するのは避けよう。と何とかレッスンに臨む方針は決めたのですが、実際に先生の前に出ると、「きっとメタメタになるだろう」、というおそれと、「まぁあ、いいや、練習してなかったのは確かだし、前回の課題だった変なビブラートには気をつけて、楽に行こう、楽に」というのが一緒になって、少々開き直って吹きはじめました。
 なるべく気負わずに楽〜に吐く、という感じで吹いてみたら、ちょっとほどけた感じの演奏になり、気負った変なビブラートも着かず、指もまあまあ動く、といった演奏になり、「あ、しめしめ・・・」と思って演奏を終えました。「いやぁ、大変ですよね。この曲!」と先生はおっしゃいましたが、「もうこの曲、はやく終わりにしましょう。」ということでわたしも一安心。ただ、変なビブラートは取れたかわりに、吹き方がかなり一本調子になっていて、タンギングが単調になっていたようです。わたしも吹き終わってみて、「あ、そういえば、変なビブラートにならないようにということばかりに気をとられて、タンギングの工夫がおろそかになっていました。あ、確かにそうでした。」と初めて気がついたのです。あちらを立てればこちらが立たずという訳ですね。先生には「いつもの気負った感じはとれている」と言われましたが、いつもよりも気分をほどいて演奏したのは良かったのかもしれません。演奏した後にもこの前のようにはゼイゼイにならなかったのもありますし、呼吸を楽にして息を吐くように演奏すると静かに演奏できるような気がしました。このあたりは常にわたしの課題なのです。
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.54) (2001-01-07)
「多摩ムジカアンティカ」例会(No.55) (2001-01-08)
★新年早々たいへん!
 21世紀のリコーダー吹き初めはTMAの演奏会のための追加練習会となりました。休みの日で、集まれる人が数人いるなら少しでも練習しましょう、ということで日曜と成人の日の祝日の月曜の連続で練習を計画し、7日は中央公民館の音楽室で、雪降りとなった成人の日はT大学のホールで練習をしました。
 7日の参加メンバーは、A氏、I氏、MA氏、SIさん、わたしの5名。8日の参加メンバーはH氏、I氏、F氏、MA氏、SIさん、わたしの6名。両日とも全員集合というわけにはいきませんでしたが、新年早々、かなり熱のこもった練習を行いました。約4時間の練習時間には、演奏の出番のない時を除いては、休み無しの練習ですので、結構疲れます。でもそれでも練習は足りない感じ。曲の長さは短いのだけれど、曲数が多いので、「この曲はこのパートの担当で、こんな風に吹いて、ここに気をつけて・・・」というのを思い出しながらというのがなかなか大変なのです。
 演奏時間の関係で、どうしても数曲分を削らなければいけなくなってきて、どの曲をやめるか、なんてことも話し合いながらでした。気の重かった「トッカータ」はめでたく(?)削られましたが、いつかはやってみたい曲ではありました。他にも何曲か削除せざるを得ない曲が出てきて、時間配分も大変。パートが固定していないので、リコーダーの持ち替え、場所移動もスムーズにするのはよほど、いろいろなことを頭にいれておかなければいけないようです。それにもう、集まって練習できる日は場所をとって練習するように予定しているので、これからは演奏会に向けて追い込みも追い込みです。演奏会まわりの準備のあれこれもあるし・・・。わたしの新しいキュングのバスもだいぶん吹き慣らしが進んできていますが、ちょっと詰まる場合もあり、あまり酷使しても可哀想なところです。いよいよ年明けからはまずはこのTMAの演奏会に向けて、発進!
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