Key-Mamaのリコーダーのおけいこ日記(1999年その1) ( 1999-01-10 −1999-06-27 )
1999-07-02 更新 |
アンサンブルの おけいこNo.13 (1998-06-19) |
- ★ずっとバスで…。
- アンサンブルのレッスンは2回めのY氏、リコーダーのほかにチェンバロも習っていらっしゃるT氏、それにわたし、の3人の生徒プラスくらばやし先生というメンバーでのアンサンブルのおけいこでした。
前回練習したウィリアム・ブレイドの5重奏はメンバー不足でできず、10月の発表会で演奏するために先生が選んでこられたホルボーンの「パヴァーヌ、ガリアルド、アルメイン集」よりの5重奏もSATTBのTを欠いて、ソプラノを先生が、アルトをY氏が、テナーをT氏が、そしてバスをわたしが担当して練習しました。先生から「バスをやってみますか。」と言われて先生のバスリコーダーをお借りし、いただいた楽譜を初見で演奏したのですが、わたしの苦手の初見で、始めたばかりのバスで、かつヘ音記号の楽譜というのにどうなるかとはじめは不安もありました。先生にお借りしたバスはわたしが持っているものと同じアウロスの樹脂製のバスですが、少し吹いているとつまりやすい性格のものなのか、指はちゃんと押さえて吹いているのに音が出ないという状況になり、労多くして……ということになってしまいます。次回からはまた新たなメンバーが加わることになり、発表会には基本的には先生が加わらなくても5重奏ができるという予定になりそうです。バスを担当させてもらえるのは「今年はバスが吹けるようになりたい。」という今年の密かなわたしの目標にピッタリです。職場で週1回集まって練習している同好会で最近バスを吹くようになったため、バスにもヘ音記号の楽譜にも慣れつつあるのが、役立ちました。初見でバスを吹くというのは、わたしの所属する地域のリコーダーアンサンブルTMAの例会でしばらく前にやったことがありましたが、その時はもう全〜然吹けませんでした。今回はつまって音が出ないということはありましたが、初見でのバス演奏は譜面を読んで指は動くようにはなっているので、我ながらすっごい進歩です。
パヴァーヌ、ガリアルドをすこし練習した後は、「リコーダー四重奏曲集」[入門編]の48ページ、プレトリウスの「3つのブランル」をおさらいしました。前回はSATBでT氏がソプラノ、Y氏がアルト、わたしがテナー、先生がバスの担当だったのですが、今回は先生がソプラノ、Y氏がアルト、T氏がテナー、わたしがバスの受持ちです。バスは相変わらずつまって音が出ない状況でしたが、楽譜を追って指づかいは一応出来そうです。お借りした慣れない楽器でちょっと勝手も違うので次回からは自分のバスを持っていくことにした方が良さそうです。1時間ちょっとのレッスンの間、ずっとバスを吹いていましたが、こんなに長くバスを吹き続けていたことは初めてで、重くて大きなバスに最後の方は指がつって曲がらなくなるくらいでした。長い時間バスを吹いているのは大変ですね。前回のようにソプラノとアルト、テナーとバスなどにわけて練習してみました。わたしは指が動くようになってきたという状況でなにしろ音が出ていないので、先生を含めてほかのメンバーには「………」のバスだったかもしれませんが、自分では一応譜面を見て指を動かしてついていってるつもりでしたので、これでちゃんと音さえ出れば……というところで、やってる自分と聴いているメンバーとの認識にギャップがあったかもしれませんが、次回からは自前のバスでちゃんと音も出すようにしたいです。自分としてはほんとに全〜然吹けなかったバスが随分吹けるようになってきたのがとても嬉しくて、これからバスに大いに挑戦しようと燃えています。
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アンサンブルの おけいこNo.12 (1998-05-15) |
- ★新たなメンバーを迎えて。
- 今回は新しいメンバーを迎えました。Y氏はリコーダーのレッスンをはじめて1年くらいになる方だそうです。はじめはIさんが遅れてこられるということだったので、先生とT氏とN氏、それにわたしの4人で「リコーダー四重奏曲集」[入門編]の48ページ、プレトリウスの「3つのブランル」に取り組みました。SATBでT氏がソプラノ、Y氏がアルト、わたしがテナー、先生がバスの担当です。ソプラノとアルト、テナーとバスなどにわけて練習してみました。出だしをそろえることに注意してソプラノのメロディを聴きながら、それに沿った形で各パートが音を出すように、つまり演奏する音は違っても音を切って少しスタカートぎみにしたり、レガートで吹いたりを合わせることにも気をつけて演奏しました。
Iさんがみえてからはあらかじめ配られていたウィリアム・ブレイドの5重奏をやることになりました。SAATBの編成でわたしはT氏とソプラノ、テナーを交換し、わたしがソプラノ、Iさんがアルトのトップ、Y氏がアルトのセカンド、T氏がテナー、先生がバスの担当です。1楽章をまずは吹いてみましたが、なんだかしどろもどろが踊っているような感じで、終わったらハアハアいいながらも、ハハハと笑っちゃうような演奏でした。先生は「うまくいくといい感じの曲のはずなんだがなあ」とおっしゃいました。ハイ、そうですよね。
わたしがソプラノにかわると、T氏がその前にソプラノを吹いていた時に「入りはもっと強く吹いたほうがいい」と指導されていたのと違って、力が入り過ぎているのを「軽めの入りで」と言われ、先生も「ソプラノが変わると、随分違うものですねー。性格が出るんでしょうか。」とおっしゃいました。T氏の控えめな人柄、性格に比して、気が焦って力んでいるわたしの性格が演奏であらわになるのでしょう。こわいような、たのしいような……ですね。
これもアルトだけ、中声部だけ、ソプラノとアルト、テナーとバスなどの組み合わせで練習しました。練習するにつれて曲が見えてくるのがおもしろいです。今回は、自分なりにこんな風に吹きたいというのが少し出てきたのが、収穫というか興味深いところでした。「こんな風に吹きたい」とか「こんな風に吹いてみよう」とかが良くわからなかったのですが、楽譜を見たり、吹いてみたりするうちに自然と出てくるようになり始めたのは、少しはいろいろな曲を演奏してきたためでしょうね。曲の表情が変わったり豊かになったりするのが、面白く感じられ始めました。わたしはどちらかというと踊りの曲がノレて好きなのも分かってきました。アンサンブルはこういうノリが伝わりあうのが楽しいですね。
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アンサンブルの おけいこNo.11 (1998-04-17) |
- ★初見大会!
- 今回はIさんが遅れてこられるということだったので、まずは先生とT氏とわたしの3人で久々にJ.フィッシャーの「ターフェルムジーク」を練習しました。わたしは楽譜も持ってきておらず、久しぶりにあわせるので、どうなるかと不安でしたが、結局最後まで一応通して演奏することができました。短い曲がいくつもつらなっているのですが、どれもきれいな曲ばかりです。初めの1、2曲は前回練習したのですが、それ以降はほとんど初見。わたしとT氏はときどきしどろもどろになりながらも、アルト+アルト+バスの三重奏で、なんとか最後のジークまで辿り着きました。ほんとにとてもきれいな曲なので、ちゃんと練習するともっと楽しく優雅に演奏できると思うのですが。
こうやって、次々に初見で演奏していくのもアマチュアとして楽しむには大事なことで、初見がうまくなるには初見で数をこなして練習するしかありませんものね。曲の感じを掴むのも楽譜を読んで、そこから導きだすこと、いろいろな曲を聴くことなどが訓練になるように思います。3人での「ターフェルムジーク」でわたしとT氏がゼイゼイ言いながらの1時間が過ぎたころに、Iさんがこられて、それからは、「リコーダー四重奏曲集」[入門編]に取組みました。42ページからヘンデルの「見よ勇者は今還る」「サラバンド」、プレトリウスの「ブランルサンプル」「クーラント」「スペインのパバーヌ」等を演奏しました。T氏のソプラノ、Iさんのアルト、わたしのテナー、先生のバスという担当です。踊りの曲でも農民の踊りのブランル、貴族の踊りで衣装を裾を引きづるようなパバーヌなど、その違いをちゃんと演奏するのも先生にご指導していただきました。おもしろいですね。
また、秋の発表会に向けて、曲もそろそろ考えはじめる時期にきたようです。また頑張って、発表会に臨みたいと思います。
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アンサンブルの おけいこNo.10 (1998-03-20) |
- ★久々の四重奏はやっぱりいいな!
- 今回はIさんもいらっしゃって久々に4人がそろい、「リコーダー四重奏曲集」[入門編]に取組むことができました。はじめに1ページ目の練習をやってから、くらばやし先生のバス、T氏のテナー、Iさんのアルト、わたしのソプラノで38ページからのダウランドの曲を演奏してみました。こういうアンサンブルでは譜面を見て、一瞬にして曲の感じやテンポをつかみ、演奏するという技をもっと軽やかなフットワークでおこなわなければいけないのですが、わたしたちがなかなかセンスよく演奏できないのが何とももどかしい、というところです。ダウランドの「アポロが初めてダフネを愛した時」は3拍子の軽やかさを、「女心をつかむこつ」は符点音符のリズムの楽しさを、ガリアルド「めざめよ、愛」では4つのパートがそれぞれの自己主張をしながら追いかけっこしているように、「水を越えておいで」は3拍子のおもしろさなど、曲の感じをつかんで即座に演奏の仕方にも変化をつけることが要求されるのですが、生徒はトロい。途中でT氏とテナーとソプラノのパートを交換して、わたしがテナーを担当しました。そういえばこのグループレッスンでテナーを吹くのは初めてでした。どのパートでも演奏できるようにという第2段階をめざして、来月からはバスも持って来て、ソプラノからバスまで演奏できるように練習したいものです。でもしばらくメンバーの都合で3人しか集まれなかったりしていたので、久しぶりに4人が揃って四重奏ができるのはやはりとても楽しく、いいものです。バランスの良い安定したアンサンブルになりますもの。あとは演奏の質かな。短い時間でのグループレッスンで、いろいろな曲をそれなりの出来で楽しく演奏するのは技術的にも音楽的センスもほんとはかなり要求されるのですね。修行修行かもしれません。
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アンサンブルの おけいこNo.9 (1998-02-20) |
- ★パート練習不足!
- 今回もIさんがお休みで、先生とT氏とわたしの3人で前回取り組んだJ.フィッシャーの「ターフェルムジーク」を練習しました。わたしはアルトパートを受け持っていますが、もうはっきり言って練習不足。ちょっと♯や♭がつくと運指がごちゃごちゃになってついていけません。先生には「そんなにむずかしい運指でもないでしょ。」といわれましたが、何しろ練習不足なのです。譜面どおりにすんなり吹くにはわたしはかなり練習をくり返さないとできないタイプですので、練習不足はてきめんなのです。それがわかっていて練習しなかったのは、ほんとにいけませんでした。アンサンブルの練習なのですから、自分のパートの練習をある程度ちゃんとしてきてからみんなで合わせないと、せっかくの合奏が成り立たなくなります。ほんとに申し訳ありませんでした。先生にも「今度はパート練習をきちんとしてきて……」なんていわずもがなのことを、言われてしまって、先生、Tさんごめんなさい。「ターフェルムジーク」ははじめの「OUVERTURE」をゆっくりと演奏し始めて、次ぎに3拍子で軽やかなテンポに変わり、またもとの2拍子でゆっくりと演奏して締めるというのがとても楽しいはずなのですが、まん中の軽やかであるべきところが、練習不足のために重々しくなってしまって、わたしも一生懸命吹いてはいるのですが、あまりの重々しさに自分でも笑ってしまいそうでした。また、アンサンブルの練習は1ヶ月後ですので、今度は少なくとも指が動かないというのはなくして練習に参加したいと思います。
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アンサンブルの おけいこNo.8 (1998-01-16) |
- ★いろんな笛を持ちかえて…。
- 今回はIさんがお休みで、先生とT氏とわたしの3人で練習しました。3人だと「リコーダー四重奏曲集」[入門編]が練習できないので、他に三重奏の楽譜を探して練習してみました。初めはM.プレトリウスの舞曲からの数曲をソプラノ、アルト、テナーで演奏してみました。この楽譜は私がTMAの発表会で演奏する予定のため、持ち歩いていたものです。発表会で演奏する予定で個人的に練習中の曲、まだ一度も吹いたことのない曲などありましたが、3人で4曲くらい練習してみました。その後でT氏の持っていた全音リコーダーピースR−65 J.フィッシャー「ターフェルムジーク」を練習しました。これはアルト、テナー、バスで演奏するもので、初見ではなかなか難しかったけれど、とてもいい感じです。私はアルトを吹いたのですが、新しいアルトもよく鳴ってくれて安心しました。アンサンブルは予定のメンバが揃わないと、予定の曲が演奏できないのは残念ですが、集まったメンバで何ができるかっていうのもまた楽しみなものですね。先生にはいつものようにわたしの「力みすぎ」を注意されてしまいました。T氏は去年の暮れにYAMAHA銀座店のリコーダーフェアの時に購入した新しいモーレンハウエルのテナーを携えてのアンサンブルのおけいこでした。次回は2月20日の予定。また楽しく練習しましょう。
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Key-Mamaのリコーダーのおけいこ日記(1998年) ( 1998-02-11 − 1998-12-24 ) 1998-12-25 最終更新 |
アンサンブルの おけいこNo.7 (98-12-12) |
- ★結構、いい音出てるね。
- 今回は10月の発表会以来久々に四重奏のメンバーが集まり、全音楽譜出版社の「リコーダー四重奏曲集」[入門編](北御門文雄 編)をはじめから練習しました。わたしがソプラノ、Iさんがアルト、T氏がテナー、先生がバスの担当でした。はじめから5〜6ページまで演奏してみたのですが、縦のラインを揃えて、曲の終わりの和音をきれいにならすことを注意してみました。この四重奏曲集は前に買っていたのですが、ひとりでどのパートを吹いてみてもつまんなかったんです。それが4人集まって合わせて演奏すると、いい音するんだなー、これが。やっぱり、四重奏は安定感があって豊かな感じがして、いいですね。わたしはソプラノをピーピー言わせないで吹くようにご指導いただきました。でも1曲終わると、「いいなあー」と思わず顔がニコニコしてしまうのでした。なんであんなにニコニコしてるのか変に思われたかもしれませんが、結構、いい音だなーとうれしくなってしまうからなのです。月に1回のアンサンブルのレッスンは、1時間がアッという間に過ぎてしまいます。この曲集とは別に前回、パート譜を渡された曲はなかなか難しいのですが、今回は取り組みませんでした。グループレッスンの前に実はわたしは大分練習していたんですけどね。残念無念。なーんちゃって。次回は来年1月末。四重奏曲集[入門編]の中程の舞曲を練習してきてくださいということです。あー、楽しい練習だった!
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アンサンブルの おけいこNo.6 (98-11-07) |
- ★アンサンブルのグループレッスンがスタート!
- くらばやし先生に個人レッスンを受け、発表会のために集まっていたメンバーが発表会の後も個人レッスンの他にグループレッスンの形で月に1回集まってアンサンブルのレッスンをすることになりました。どんな曲を練習するかは「お楽しみ」で、今回はT氏と先生とわたしの3人だけ(Iさんはお休み)でしたので、先生が選んでくださっていた四重奏曲集の中からは練習できなかったのですが、T氏が宮崎駿アニメの曲の楽譜を持ってこられ、それを3人でやってみることになりました。この楽譜は私が職場のリコーダー同好会で最初に取組んだ「もののけ姫」などが載っているものでした。この中から初めにT氏のアルトとわたしのソプラノで「もののけ姫」の二重奏を、次にわたしのソプラノ、T氏のアルト、先生のテナーで「となりのトトロ」、「やさしさに包まれたなら」(魔女の宅急便)を練習しました。わたしは前々からこの曲集の中の曲をアンサンブルで演奏したいと思っていて、まずは職場のリコーダー同好会で取組んだのですけど、なかなかむずかしかしくて完成には至っていませんでした。それがこのようなグループで実現するなんて大変うれしいことでした。こんな現代のポピュラーな曲はシンコペーションがあって、リズムをとるのがむずかしいんですよね。先生の「ノリが大事なんだよね」の言葉にしたがって頑張りました。初見でこのくらいできれば楽しいですね。このグループではクラシックのアンサンブルからポピュラーな曲までいろいろとやれそうで、とても楽しみです。「楽しくやりたい」という先生の気持と我々生徒の希望が一緒になって演奏することにより、テクニックの向上と演奏する曲のバリエーションが楽しめるアンサンブルになりそう。発表会後のグループレッスンのスタートは1時間がアッという間に過ぎてしまうほどでした。またこのメンバー(+Iさん)で来月お会いしましょう。
T氏には「大人のはれ舞台」の我々のステージをビデオ撮影したものをコピーしていただきましたので、早速レッスンの後、家で見てみました。緊張感がありありでしたね。本番を見ていなかった家族たちがわたしのミスをするどく指摘してくれましたが、緊張感の中にも演奏すること自体を楽しんでいるわたし自身が見えていました。発表会の後はなんだかポーッとしていたのですが、今回のグループレッスンでまたこれからが見えてきた気がしています。
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初めての 「大人のはれ舞台」 (98-10-25) |
- ★いよいよ発表会!
- 武蔵小金井のホールでの発表会では午後5時20分開演のトップに演奏するので、その30分前にメンバーで集合して音あわせ、最後の練習をしてから本番に臨みました。舞台のスポットライトがあんなに明るく、それと対象的に客席があれほど暗いとは知りませんでした。小さなホールでしたが、やはり本番のステージではとても緊張してしまい、わたしはそれと分かる間違いを3つもやらかしてしまいました。メンバーのみなさん、ごめんなさい。その間違いを引きずらないように気を取り直して頑張ったつもりですけど…。前日の先生の言葉がわたしを助けてくれました。間違ったのになにを!を言われるかもしれませんが、ステージでの演奏はとっても楽しかったです。緊張したのは確かですが、アンサンブルで演奏している、あっ、響いている、ここは聴かせたい、なんて思いながらの演奏がほんとに楽しかったのです。(先生には不出来だったと言われるかもしれませんけど)演奏が終わって挨拶するのが、とてもうれしかったです。
まだまだアンサンブルの入口に立ったばかりなのですが、思いきってリコーダーのレッスンを始めて良かったーと思いました。この発表会のために集まったメンバーで、発表会の後もアンサンブルのレッスンを続けていこうということになったので、これからもどうぞよろしくお願いしますね。
発表会ではリコーダー、ギター、フルートの演奏があり、皆さんそれぞれ日頃の成果を発表すべく、頑張っていらっしゃる姿がとても輝いて見えました。震える指、とぎれる息……思うようにいかないこともあるけれど、間違っちゃうこともあるけれど、発表会に出なかった方が良かったなんて誰も思わなかったはず。「また、来年!」と思えるのはすばらしいことですよね。発表会の後での茶話会ではもう一つのリコーダーアンサンブルのメンバーの方々ともお話できて、とても楽しいひとときでした。
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アンサンブルの おけいこNo.5 (98-10-24) |
- ★発表会前日……。
- 「大人のはれ舞台」と題された生涯学習コースのメンバーのための発表会も明日に迫り、その前日にメンバーで最後の練習のために集まりました。発表会の進行に沿って、まず通しで演奏してみました。「グリーンスリーブス」、「かえるのガヤルド」、サンマルティーニの「2本のアルトリコーダーと通奏低音のためのソナタ第2番ヘ長調」。わたしにとっての課題はT氏と一緒にアルトで演奏する、サンマルティーニの「2本のアルトリコーダー…………」です。この発表会に向けて3ヶ月間、家や職場の昼休みの時間に毎日のように練習してきたにも関わらず、まだまだちゃんと吹けないのが情けない。いや、練習したからこそここまで来れたと言った方が良いのかもしれませんが、ちゃーんと演奏するっていうのはほんとに難しいものですね。
練習ではT氏からは「気合いがすごかった!」と言われてしまったわたしですが、何だか肩にガチガチに力が入っているようです。最近は楽譜をあまり見ないで練習しているので、なまじ譜面台に楽譜を載せると、いつもトチる箇所が目に入ってきてあせってしまい、その箇所で案の定トチることになります。譜面台に楽譜を置かない方がいいのかな?どうしたらいいだろうと考えちゃいました。(後で家に帰ってから練習してみたら、そんな箇所にはかえって目を閉じ、指の動きに任せた方がうまくいくことがわかりました。)メンバーの方々と演奏するにあたってのいろいろな事柄、音合わせのしかたやテンポ、座り方などを確認し、明日の健闘を誓って1時間半くらいの練習を終えました。練習の最後に先生が「発表会で緊張するのは当然なんだけど、間違えないように、間違えないようにとコチコチになっては演奏も萎縮してしまうので、間違ってもいい、というおおらかな気持で臨んでください。」というようなことをおっしゃいました。本当にそう!。本番では上がっちゃうだろうけど、間違えても気を取り直して最後まで楽しくやりたいなと思いました。わたしにとっては初めての発表会ですもの。これから発表会には何度も参加するかもしれませんが、初舞台は今度きりですものね。
わたしが初めて出かけたリコーダーのコンサンートはアムステルダム・ルッキ・スターダスト・クワルテットだったのですが、その演奏に魅せられてしまい、それからいつかリコーダーアンサンブルをやりたいと願ってきました。耳の奥にはいつもアムステルダム・ルッキ・スターダスト・クワルテットの四重奏が響いていて、この人達の演奏を聴くと心の底から何かがあふれて来て至福の時を迎えるような気持になります。それほど音楽好きでもなかったわたしの暮らしを変えるような出会いでした。そうしてリコーダーを習い始めて8ヶ月経って初めての発表会を迎えるのです。そう考えると発表会に参加できることがとてもうれしく思えてきました。さあ、明日はいかがあいなりますか? 乞う!ご期待!!
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アンサンブルの おけいこNo.4 (98-10-03) |
- ★漫然と吹かないで意識して吹こう!
- 発表会のための練習の第4回めです。もう発表会のプログラムも配られて、いよいよ発表会の月にはいりました。今回は「2本のアルトリコーダーと通奏低音のためのソナタ第2番ヘ長調」、「グリーンスリーブス」、「かえるのガヤルド」を練習しました。「2本のアルトリコーダーと通奏低音のためのソナタ第2番ヘ長調」でIさんが弾くはずだったチェンバロは本物が使えなくなったそうで、エレクトーンで代用することになりました。残念ですけど…。この曲でアルトリコーダーを担当するわたしとT氏の合わせ方が問題です。それぞれにパートを練習してきているのですが、アーティキュレーションに違いがあって合わせた時に、別々に一生懸命演奏しているという感じなのです。「相手の演奏を聞きながら合わせようという気持でやってください。」とは先生のご指導です。そして「漫然と吹かないで意識して吹いてください。聞く人が聞けばわかりますから。」うーん、先生のご指摘、よくわかります。こんな風に吹きたい、こんな風に聞かせたいということを意識して演奏するのとそうでないのとは、やってみると違うんですよね。私の新しいリコーダーをIさんが見て、「あっ、新しいの、買ったんですか?」と言われたので、「買ってしまったんです」と答えました。T氏は発表会の前に新しいリコーダーを買ってしまった私の気持をよくわかってくださるようで、ご自分も去年、そうだったとおっしゃっていました。練習中にわたしの新しいリコーダーが水づまりして、音が出なくなってしまい、困りました。先生からも「演奏中に水づまりするとどうしようもないので、楽章の間に十分、準備しといてください。」と言われました。この曲の後で、「グリーンスリーブス」、「かえるのガヤルド」も練習しましたが、なかなか良いアンサンブルにならず、先生をうならせてしまいました。先生に指導されたことを忘れないで次回、発表会の前日に最後の練習をしたいと思います。水づまりに関しては、T氏がメックの水づまり防止液というようなものを貸してくださいました。「木製リコーダーには効果があるけど、プラスティックにはどうかな?」と言われましたけど、水づまりをどうしようかと困っていたので、とりあえず試させてもらうことにしました。家に帰ってからおそるおそる試してみたところ、久々に澄んだ音が鳴るようになりました。我がオットさんにも聞かせたところ、「ほんと、ほんと。前と違う。いい音だ。」と言ってくれまして、うれしくてうれしくてたくさん吹いてしまいました。むすめ1いわく「かーしゃん。うるさーい!」
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アンサンブルの おけいこNo.3 (98-09-05) |
- ★練習、練習、また練習。
- 発表会のための練習の第3回めです。今回は「2本のアルトリコーダーと通奏低音のためのソナタ第2番ヘ長調」を集中的に練習しました。まだ個人のパート演奏が不十分で、合わせるというところまでいっていないのですが、先生に合わせるポイントなどを指導していただきました。今回わたしはトリルをやってみようと少し練習していったのですが、初めはなかなかやることが出来ずにいました。T氏がいらしてアルトリコーダーを合わせることになってから、勇気を出してトリルをやってみました。トリルの運指表で調べてから楽譜に運指を記入していたのですが、高い方のAのトリルはちょっとむずかしくて飛ばしました。先生には「16分音符やトリルの一音一音までが合っているといいんだけど…」と言われました。まだ発表会まで1ヶ月半あるので、これから頑張ろうと思っています。みんなで合わせて練習する回数はあまりないので、個人練習するしかないですね。1時間半の練習は充実しておりました。先生がレッスンのために出ていかれた後は、生徒だけであとの2曲を練習したのですが、指導してくださる方がいないと一応合わせてみた、という風になってなかなか方向が見えないのです。「こういう吹き方で風にこういう感じでやってください」というアドバイスがないと、生徒だけでは合わせるのはむずかしいように思いました。でも集まって練習すると生徒同士で仲良くなれるので、合計2時間の練習は充実した楽しいものでした。またそれぞれに練習して来月合わせての練習に臨みたいと思っています。
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アンサンブルの おけいこNo.2 (98-08-29) |
- ★エレクトーンのチェンバロでも十分、雰囲気は出ます。
- 秋の発表会のためにメンバーが集まっての練習、第2回目です。くらばやし先生から前々日にもらったアルト二重奏+チェンバロの曲「2本のアルトリコーダーと通奏低音のためのソナタ第2番ヘ長調」を何とか一緒に合わせられるくらいに家で練習してきましたが、どうなることやら不安でした。「まずその曲をやりましょう」ということで、アルト1をわたしが、アルト2をT氏が、チェンバロを(エレクトーンで)Iさんが担当して演奏しました。わたしはまだまだついていくだけで精一杯でしたが、チェンバロが入って曲の感じもわかり、3楽章まであるこの曲を一曲目で演奏して乗りきれば、かなり楽になりそうな気はしています。自分のパートを吹くだけで精一杯で、まだ、他の人のパートを聴いて合わせるというところには至っていませんが、やりがいのある楽しみな曲です。前回3曲用意されたものの中から、今回の曲が加わったために、「ドルメッチコレクションから−パヴァヌ−」はこの次に回すことになり、サンマルティーニの「2本のアルトリコーダーと通奏低音のためのソナタ第2番ヘ長調」と「グリーンスリーブス」「かえるのガヤルド」の3曲を演奏することになりました。また来週も集まって練習をすることになり、大変充実した一時間半の練習でした。なにしろ、わたしにとっては小学生の時に習っていたピアノの発表会以来の「大人のはれ舞台」なので、(これは音楽教室の発表会案内のチラシのコピーです。)良く練習して、発表会当日を迎えたいと思います。やっぱ、練習しかないもんね。本物のチェンバロでも練習しようということになり、別の機会には発表会の会場でも練習することにもなりそうです。いつもは個人レッスンで先生としか顔を合わせないので、他の生徒さんとも発表会の練習を通じて、仲良くなれるのは楽しいことです。お疲れ様でした。ではまた来週。
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アンサンブルの おけいこNo.1 (98-07-18) |
- ★「縦」の線をそろえて
- いよいよ秋の発表会のための練習開始です。くらばやし先生も含めて4名が集まり、ソプラノからバスまでの楽器がそろって四重奏の練習をしました。まだ曲はきちんと決っていないのですが、もらった楽譜の曲を合わせて吹いてみました。わたしがソプラノ、Iさんがアルト、T氏がテナーorアルト、先生がバスを担当しました。初めての練習なので、みんなこれからというところですが、先生から「出だし」をそろえて演奏するようにと指導されました。各パートの頭出しをそろえ、バラバラッと始まらないように気をつけて演奏するように心掛けなければいけません。先生を除いてみなさん、それほどリコーダー歴は長くないようですが、アンサンブルを楽しみたくてリコーダーを始めたということを伺い、発表会もさることながら、練習でもみんなで合わせる楽しみ(苦しみ?)を共有したいと思います。練習時間の1時間もアッという間に過ぎてしまいました。また来月にアンサンブルのおけいこをすることになりました。
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