Key-Mamaのリコーダーのおけいこ日記  (2000年その3)
   ( 2000-09-09 − 2000-12-28 )   
2001-01-11 更新 
ノンキー・プロジェクト(No.17) (2000-12-28)
★気分はプロ!
 年末も押し詰まった28日は横浜青葉区のみおりさん宅でいよいよ一人ずつ別々にレコーディングする日でした。みおりさん宅の防音室で小型最新のレコーディング機器でメンバー一人ずつが演奏したものをレコーディングし、あとでそれを重ねるという方式をやってみることにしたのです。「ノンキー」と「マージ」を再レコーディングすることにしたのですが、今回は「ノンキー」のみ。一人ずつのレコーディングなんてとても心細かったのですが、まずはみんな一緒に同時にレコーディングしてみた経験を10月に積んでみて(?)、ミックスされたものを聴いてみたら、次は一人ずつのレコーディングもやってみよう!という気持になったのです。
 初めからマルチレコーディングという一人ずつのレコーディングをやるのだったら、緊張して緊張してどうしようもなかったかもしれませんが、ホールでの全員同時のレコーディングを終えた後、「何事も経験経験。チャレンジしてみようよ」と頑張って取組むことになりました。レコーディングする順番や時間もスケジュールを組んでみおりさん宅に時差をつけて集合しました。プロの清美さん、そして本業のKunny-Gさん、みおりさん以外はこんなレコーディング体験は初めてのことでしたが、密閉式のヘッドフォンを着けてマイクの前で演奏する、他のメンバーの姿を防音室の外から眺めると「むむむ、プロっぽい・・・」とニンマリしてみたりして自分の順番が来るまでもけっこうリラックスして楽しむことができました。
 今回のレコーディングの「ノンキー」は8声で今までとはちょっぴり違った編曲になっていたけれど、どうにか演奏することができました。ヘッドフォンから聞こえるmidi演奏に合わせて吹くのは、初めは慣れなかったけれど、何度か練習するうちにわかってきましたし、間違えたり、やり直しするにも自分ひとりがやればよいし、他のメンバーに迷惑をかけないというのは気が楽でした。レコーディング中にはディレクターのみおりさんがひとりひとりの演奏についていろいろとアドバイスしてくれたので、わたしが吹いている時に雑音が多いことやもう少しリラックスして音を出した方がよいことなどがわかりました。このレコーディングの前の個人レッスンの時に無意識の変なビブラートがついていることを先生に指摘されたところでしたので、気は抜かずにできるだけ力を抜いて楽に演奏しようとこころがけていたのですが、やっぱり雑音ということで悪い癖が出てしまったようです。部分的に音が高く出てしまうので、弱めに吹いたりする箇所もありましたので、全体的にあまり勢い込まずに落ち着いて淡々と吹くように心掛けました。メンバーひとりずつの持ち時間は30分でしたが、わたしの場合はどのくらい防音室に入っていたのでしょう。なんだか割とあっさりと終わったような気がしました。
 このみおりさん宅でのレコーディングのために、みおりさんは夜も寝ずに新しい機器の操作の習得やパソコンとの接続など頑張っていたそうなので、胃も痛くなる思いだったはずです。演奏するメンバーが初体験で不安もあるので、より一層の不安を与えないようにとても気を張っていらしたことでしょう。ほんとうにみおりさんの頑張りには頭が下がります。ありがとう!みおりさん。

 こうやって何とか無事にレコーディングを終えた感想は、「けっこう楽しかった!」っていうところです。あまり緊張せず、ドキドキせずに楽しく演奏できたと思います。いやいや演奏の出来はいざ知らずですよ。つまり「気分はプロ!」ってところでした。今回は「ノンキー」1曲だけのレコーディングでしたが、これからあまり不安にならずにこういった一人ずつのレコーディングにも挑戦していけそうにも思いました。他のメンバーもみんな同じような感想でした。「案外よかったなぁ」って。「心配してたよりも楽だった」って。レコーディングが終わってみたら、今度レコーディングする時はヘッドフォンを着けてマイクに向って演奏するわたしのレコーディング中の様子をぜひカメラで撮ってもらいたい、な〜んて後から思ったものです。

 数時間もかかってやっとみんなのレコーディングが終わり、そのあとは忘年会でした。アートチームのChieさんとIkukoちゃん、それにパートナーのTadashiさんや同居のプロのフリークライマーの小山田大ちゃんを加え、みおりさん、Kunny-Gさん、Hopiさん、Yurieさん、清美さん、洋一さん、Iwaoさん、ToIさんの参加で、持ちよりのお料理やレコーディング中の合間をぬってのみおりさんご指導のもと、レコーディングを終えたHopiさんとわたしが調理したお料理などがテーブルいっぱい並べられ、にぎやかに飲んだり食べたりおしゃべりしたり・・・。話は尽きない、いろいろ吹きたい、歌いたい、飲みたい、食べたい、美味しい、面白い、興味深い、クライマー大ちゃんの隠された肉体美が気になる・・・などなどそれはそれは楽しい楽しいパーティでした。
 昨年の12月に旗揚げしてから1年間。ネットを通じて集まったリコーダー仲間が練習を重ねてきて、そして曲づくり、お話づくり、それを目に見えるようにするかたちづくり、とみんなで作ってきた「ノンキー物語」でした。その1年間の活動のしめくくりにふさわしいレコーディング、そして楽しい忘年会でした。わたしはこの日もむすめ1と一緒の参加でしたが、大好きなみおりさんちのRioちゃんや清美さんちのHiromu君たちと遊び、子どもは子ども同士で楽しくやっておりました。また年明けにはむすめ1の保育園で父母会主催のコンサートに出演することになっており、その打合わせも少ししたりして、充実のひとときでした。5才の子ども連れですので、わたしたちがお暇したのは10時半で、一番早かったのですが、それでも我が家に着いたのは午前様・・・。むすめ1を連れて朝のラッシュ並みの混んだ終電近くの電車で帰りました。とっても充実した年末の1日で、今年のリコーダー納めとなりました。NONKY PROJECTの皆様、今年もお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いしますね。
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.53) (2000-12-24)
★プログラムの終わりから
 参加メンバーは、H氏、A氏、I氏、MA氏、F氏、SIさん、Mさん、わたしの8名。コンサートプログラムの終わりの方から順番に練習していきました。それぞれの曲は短いのですが、曲数が多いので、曲の感じをつかんで演奏するのは、わたしにはかなり骨がありますね。時間いっぱいを使って練習したのですが、今回の練習ではわたし、なんだか結局ずっと出ずっぱりだったような感じでした。いや、わたしだけではないのでしょう、ソプラノからバスまで、今回はみんなあれこれを持ち替えて演奏することになり、去年はバスを1曲のみ吹いたことを思い出すと、わたしも、それに同じ時期にTMAに入ったSIさんも今年はバスを担当する曲が増えたなぁという感じです。3時間ちょっとの練習時間でプログラムのやっと半分くらいを練習したことになりました。わ、わ、わ、今年もこれでTMAの活動は終わりですが、来年はいよいよ演奏会です。練習はあと何回できることでしょう。あぁ、どうしよう、「トッカータ」・・・。やるっきゃないのよね。わかってますって。
 今回の練習場所の公民館の音楽室に入ったらすぐに、メンバーのI氏がヤマハ銀座店で12/22〜12/24に開かれた「リコーダーフェア」でキュングのバスリコーダーを購入したというのを知ったときはもうビックリ!でした。I氏はじめH氏は23日に出かけたそうですが、わたしは前日に行き、そこでA氏にもお逢いしたので、仕事を休んだり遅刻早退してでも出かけたい、年に1度の「リコーダーフェア」なのでした。
 実はそこでわたしもキュングのバスリコ−ダ−を買ってしまったのです。今までバスリコーダーはアウロスの樹脂製のものを使っていましたが、いつかは木製のものが欲しいと思ってはいたのです。今年は購入するつもりはなかったのですが、ヤマハ銀座店で試奏したキュングの直吹きバスリコーダーがあまりに吹きやすくて、低音から高音まで楽に音が出るので、とても欲しくなってしまったのです。直吹きのバスが欲しかったので、ちょうど良かったし、キュングのバスの中では一番軽いペアウッドのものがあったので、とても迷ったのですが、もう清水の舞台から飛び降り自殺したつもりで買ってしまいました。あとでリコーダー仲間の1人に聞いたところによると、キュングのバスは仕入れたものがみんな売り切れたそうだから、その中の2本は我がTMAのメンバーが購入したという訳でした。そうかぁ。そうでしたかぁ。ふ〜む。それにキュングのバスリコーダーのケースはよくある黒いハードケースじゃなくて、珍しいカ−キ色の布製のケースで、ソプラノ、アルトなども入りそうなのが気に入りました。来月に迫った演奏会にこのバスリコーダーを吹くのは間にあうでしょうか。冬休みの間に吹きならしですね。さて、わたしのリコーダー購入はこれにてしばらく打ち止めよ。
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第65回おけいこ (2000-12-21)
★やっぱり変なビブラートが・・・
 今年最後のレッスンでした。「アルトリコーダー二重奏曲集2」−フランス・バロックのフルート作品から−の中のNaudotの「ソナタ3」Allemende-Allegro。これは曲の後半に16分音符、32分音符とトリルがからまりながら動くのが続くのですが、ここが苦手の私。トリルの基本になるべく忠実に吹くように練習したつもりでしたが、先生と一緒に二重奏をしていくと、もうどこで息継ぎをしてよいやら分からず、終わったときにはゼイゼイしていました。前半ではくらばやし先生から、「変なビブラートがかかっている」と言われました。少し音を伸ばすところで、息を強めに吹いた場合に起こる無意識のビブラートなのです。意識してやっているわけではないので、適切な箇所で適切にビブラートをかけているわけではないため、おかしな感じのようです。これはずっとわたしの課題であったものですが、なかなか克服できません。ビブラートは自分で意識してかけないようにしていたつもりなのに、やっぱり出てきてしまうので、それを一層注意しながら吹くとなんだかロボットになって固まって吹いているような気持ちになってうまく指も動かなくなってしまうのです。でも変なビブラートは取り去り、必要な時、自分で意識してつけたい時に自由につけられるようになりたいわけで、息のビブラートの練習の仕方を先生に教えていただきました。こういったやさしそうに見えて案外難しい基本練習をあまりしていなかったので、やっぱりこんな練習もしなくちゃなぁと改めて思ったものです。安定した息を吹込んでリコーダーを鳴らすことは、簡単なようでいて、やっぱりけっこう難しいことです。気合いがはいりすぎてはいけないし、息の入れ方が少なかったり、弱かったりでもいけないし・・・。自然体で気持ちは込めて、でもリラックスしてリコーダーを吹けるようになるのはいつのことでしょう。
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リコーダーアンサンブル「青い風」例会(No.16)  (2000-12-20)
★レコーディング & パーティ!
 まつしま先生を迎えての今年最後の練習でした。今回の参加メンバーは女性が8名(SUさん、Sさん、Yさん、Wさん、Kさん、SAさん、Aさん、わたし)、男性が2名(H氏、SI氏)の10名で全員集合!
 今回はハイドンの「ディヴェルティメント」、テレマンの「コンチェルトa-moll」の練習仕上げということで、SUさんがビデオカメラを準備してこられたので、仕上げのレコーディングをしました。仕上げとはいえ、わたしはなかなか上手く吹けず、ごめんなさ〜いのレコーディングでしたが、本番と意識して演奏し、それを記録しておくということはやはりいいことですよね。テレマンの「コンチェルトa-moll」はもう練習は一応おしまいということではわたしは好きな曲でしたから、さびしい気持ちです。みんなで演奏することの醍醐味、楽しさを感じながらのレコーディングで今年のしめくくりに相応しい例会でした。
 そのあとはお待ちかねのクリスマスパーティ。美味しいケーキとコーヒーや紅茶を準備して、極め付けはYさんが準備してくださったテーブルクロスで、う〜んとパーティらしい雰囲気になり、ほんとに素敵な仲間と一緒に今年1年を過ごすことができてよかったなぁと思いながらケーキを頂き、準備してきたりんごなどを頂きました。最後はSさんが用意してこられた手作りクリスマスプレゼントをじゃんけんで決めた順番でいただいて、もうほんとにすっごく楽しいパーティでした。こんなグループでリコーダーを演奏できること、ありがたいなぁと思います。こんなアンサンブルでリコーダーを演奏するのは、ほんとに「心によい」感じです。今年1年、みなさん、本当にありがとうございました。
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ノンキー・プロジェクト(No.16) (2000-12-17)
★新曲2つ
 横浜青葉区藤が丘地区センターにての練習で、みおりさん、Kunny-Gさん、Hopiさん、Yurieさん、Yoshieさんの参加でした。
 清美さん作曲の「さびしい」とみおりさん作曲の「憧れ」の2曲の楽譜をもらい、まずは「さびしい」に取り組みました。初見の苦手な私には、なんか難しそうに見える楽譜・・・。どのパートが演奏できるかな?・・・。みおりさんに「トップのアルトをやって」と言われて、「いやや。できん。」と言ったら、「じゃぁ、バスやる?」とみおりボスのお言葉でしたので、メロディを吹くアルトよりマシかもしれないと思って「いいよぉ!(やってやろうじゃないの!)」[カッコ内の台詞はみおりボスにはとても言えません。心の中で言っただけです。]とノンキ−・プロジェクトでは担当したことのない、バスを吹いてみることにしました。みおりさんのヤマハのバスを借りて8分音符でずっと刻んでいくバスをYoshieさんと一緒にやってみました。バスだからといって苦手な初見がすんなりと行くわけではなく、やっぱり最初はボロボロ。でもそうならもう、あとは上手くなる以外にないんだからと、練習の回数を重ねていくうちに、少しずつは吹けるようになってきました。ふだんバスは直吹きにしているので、みおりさんのヤマハのバスもキャップをはずして直吹きにしてみたら、すこしは楽に音が出るようになってきました。直吹きに慣れてきたので、その方がわたしにとって吹きやすくなってきたのですね。バスの刻みの楽譜に気をとられているので、まだまわりの音がよく聞こえていないところはあるのですが、さびしい〜〜という感じをただよわせた曲、いいなぁ。
 次はわたしがずっと憧れて楽しみにしていた曲「憧れ」です。「憧れ」っていう題名にぴったりのメロディだし、オッシャレーな感じがとっても好き! 今回の2曲の間はずっとバスを吹いていたのですが、リコーダーってだんだん低い音のものを吹いていく方が精神衛生上いいみたいに思えてきました。リコーダーを始めたばかりの頃は、子どものころから吹いていたソプラノを吹きたい、吹きたいと思っていたのだけれど、今はソプラノはわたしにはつらい部分が多くて、なかなか気持ちよく吹くというようにならないのですが、アルト、テナー、バス、そしてまだ未体験ゾーンのグレートバスやコントラバスなど、低い音の出るリコーダーへの興味が涌いてくるのはどうしてでしょうね。歳のせい??
 「憧れ」はやっぱりとてもかっこいい曲でした。シャッフル感がオシャレでかっこいい〜。そうなの、そうなの、わたし、こんな曲をリコーダーで吹きたかったのよねぇ! うー、いいかんじ。すぶれる〜!(あ、ついオットさんのなまりが移ってしまいましたわ。) 自分で吹きながらこんな感じでした。ほんとにNONKY PROJECTで演奏できるの、すっごく幸せ!
 次回は個別のレコーディングにみんなで挑戦することになりました。いやぁ、みなさん、なんでも挑戦挑戦。やってみよう、見てみよう精神でLet's try !
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.52) (2000-12-10)
★練習したい曲がいっぱい!
 参加メンバーは、H氏、A氏、MA氏、F氏、SIさん、Mさん、わたしの7名でした。演奏する曲順のリストを見ながら、「この曲も練習したい!」「これも練習させて!」という曲がまだまだあって、本番で演奏しながら、「ああ、こうゆう曲だったなぁ・・」なんて思い出すような曲があるってことを、だれかが告白していたのだけれど、わたしもじ、じつはそうなのです。あっ、こんなこと発表会の前に、こんなこと言っちゃいけないかな。もうかなりお尻に火がついた状態になっているはずなのだけれど、やはりどれだけたくさん合わせる回数を持てるかがカギになりそうなのです。それぞれ個人練習もしているのですが、合わせるポイントや繰り返し、アーティキュレーションを合わせるところなども細かくやっていけばキリがないくらいです。まぁ、少し前に比べれば大分曲らしくなってきましたけれど、まだまだ練習が必要。ソプラノを吹くトップが曲づくりなどもリードしていくことになっているのですが、わたしはまだまだ曲づくりなんてところには踏み込んでおらず、ソプラノを吹くこと自体も気が重いのに、曲づくりというところまで気が回っていないのです。これは音楽の経験がかなりものを言うのでしょうね。譜面を見ても、わからないことばかりで、「こう吹いてください」と指導されればまだしも、「こう吹きましょう」と自分から提案できるようなレベルではないので、極力ソプラノのトップを避けまくってきましたが、避けようのないものは、もうどうすればよいのか、お手上げなのです。困る〜!助けて〜!
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リコーダーオーケストラのおけいこNo.15 (2000-12-05)
★ブラボー!記録係
 少し遅れて行ったMYROTの例会。わたしがレッスン室にはいったら、音合わせの時間には数本のリコーダーと共にMA MA MA ・・・・と声を出して歌っている声が大きく聞こえました。こうやって声を出してリラックスしてからまたリコーダーを吹くと、音も良く聞こえるし、音程もとりやすいように思いました。こんな方法も交えながら「リコーダーアンサンブルの基礎と技法」の14〜16ページの音階・和声練習。そして26〜28ページの♯2つのh-moll、「Gott sei Dank in aller Welt」全ての神に感謝あれ(Ambrosi/J.S.Bach)を練習しました。
 次は新しく「Also hat Gott die Welt geliebt」(Melchior Franck)という曲をいただき、歌詞の入ったごちゃごちゃした楽譜だったのですが、みんなで練習しました。吉沢先生のご指導ではこういった譜面でもなんだか吹けるようになるのが不思議です。まあ、大勢のメンバーがいて心強いので、少々とちってもわかんないっていう気持ちから、大胆に吹いてしまうのもリコーダーオーケストラのいいところかもしれません。今度は前回も練習してみたクリスマスキャロルの中からの「あまき喜び」を演奏しました。今年はこのMYROTの例会も最後となります。20世紀最後のMYROT・・・との思いもこめて演奏しました。
 その次は「Ballad, Blues and Riffs」。今回はこれを仕上げる予定・・だったはずですが、通して演奏してみたら吉沢先生も「う〜ん」と唸られてしまいました。このかっこいい曲をかっこよく吹きたい気持ちはみんな大いに持っているのですけど、やっぱり軽くかっこよく吹くにはそれ相当の練習が必要なのですよね。ソプラノの音程、アルトのきれの良い演奏など吉沢先生のソフトな雰囲気の中にある厳しい耳からの指導が続きました。この曲はやはりリコーダーオーケストラならでは演奏できない曲の1つでしょう。MYROTに参加してこんな曲を演奏できるのはほんとに幸せです。わたしは練習不足でまだ変な音を出しておりましたが、でこれは練習に取組んで3度目になります。すごくかっこいい曲なので、みんな、かなりノッて演奏してます。そのためでしょうか、わたしの所属するバスパートは吉沢先生に「抑えて、抑えて…」と今回の練習中、何度も言われてしまいました。いやいや、バスパートはなんだかみんなすご〜く元気なのです。出席もとても良いし、となりの人がブカブカ吹いていると、負けじと吹いてしまうので、みんながブ〜カブ〜カ吹いてしまうんですね。バスパートの交流会も計画されていて、またそれも楽しみです。バロックのノリでなくジャズっぽく、アフタービートでの演奏は慣れない場合もあるのですが、どのメンバーもなんだか前のめりになって演奏しています。次回の練習で「Ballad, Blues and Riffs」を仕上げる予定です。
 今回からはどんな内容での練習をしたのかを記録する係を決めることにしました。幹事役、楽譜係、記録係、宴会係(?)などなどMYROTの多彩なメンバーがいろいろな係の仕事も分担しながらの運営です。
 リコーダーのおけいこ日記と称して、毎回の(お休みした時もあるのですけど、その時はメールで練習内容を送っていただいて、それを載せましたが)MYROT例会の様子を書いていますので、わたしも記録係に立候補しようかとも思いましたが、、いやいや、他の人に練習内容のメモをとってもらってそれを見て、思い出しながら日記を書くのもいいな、と思い直して他の方に記録係になっていただくことになりました。公式にはHoly-pondさんに記録係をお願いすることになりましたので、わたしは安心していままで通り、のらりくらりとひそかにおけいこ日記を書いていくことができます。Holy-pondさん、どうぞよろしくお願いしますね。
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.51) (2000-12-03)
★おおっ、ここ、いいね。
 今回は定例会ではありませんが、メンバーのスケジュールを調整して発表会の前になるべく練習したいということで、天神地域センターの集会室で練習をすることにしました。
 参加メンバーは、H氏、I氏、A氏、SIさん、Mさん、わたしの6名でした。メンバーが「この曲、練習したい!」「これを練習しておかないと!」「これあんまり練習してないよね!」というような曲をあれこれ、練習しました。個人の練習がまだ不足しているわたしも含めてまだまだ練習しないといけませんね。
 練習した曲は練習リストの2、3、4、7、23、25、26の曲でした。マショー、デュファイ、ジョスカン、ファーマー、ダウランドなどの曲です。今回初めて練習した天神地域センターの集会室は2部屋を合わせて借りられたので、広くて音もきれいに聞こえ、練習しやすい場所でした。
 発表会まで練習できる日はあと3日しかないので、かなりお尻に火がついてきた感じです。(これはわたしだけかな?)今年もリコーダーフェアに行く人もいるようなので、練習の合間には「こんなのを買いたい」「あんなのが欲しい」なんていう話しもいろいろと出ていました。休日のやりくりがほんとに大変です。それにメンバーの中にはコンサートで演奏する人もいるので、できればそういう演奏も聞きたいし・・・。12月にはいると俄然忙しそうな様子でした。
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第64回おけいこ (2000-11-30)
★指が動かな〜い
 「アルトリコーダー二重奏曲集2」−フランス・バロックのフルート作品から−の中のNaudotの「ソナタ2」4曲目のAllegroからもう一度。苦手な3連符がきれいに演奏できるにはまだまだ道のりは遠い感じです。くらばやし先生に「曲の表情が乏しい」「音が豊かじゃなくて平坦で、表面的な感じ」「強弱もつけて」とたくさんの指導をされました。1曲吹き終わると、ゼイゼイするのはやはり吹いていて全く余裕がないからです。わたしにとっての余裕というのは、まずは指が動く、タンギングが決まっている、強弱をきちんと演奏する、くらいまでができているくらいのことなのですが、これがまだまだ練習不足のせいでしょうか、指はバタバタする、強弱を忘れる、音が濁るなどなど、はっきり言って、音が汚いし、不安定で面白くない演奏です。フレーズごとに表情をつけるなどまだまだおよびもつきません。
 次の「ソナタ3」Adagioは出だしをタメてというか、緊張感と共に始めるということがきちんとできずにいます。それからわたしの場合は運指の際のオクターブホールの左手親指の動きがうまくないのです。そのことは自分でもわかってはいるのですけど、たとえば左手親指でのオクターブ孔のトリルなどがとても不安定で、どうやったらうまくいくのかよくわからないままにやって来てしまい、こうやったら安定して穴が押さえられるというような方法がなかなか見つからないのです。指がほんとになかなか動かないので、それが動くようになるまでにかなりの時間、一定以上の練習時間が必要です。これが基本的にちゃんとできないと自信を持ってその上にいろいろな表情をつくり出していくことなどできないのですものね。その次のAllemende-Allegroは軽やかな動きで♭3つの調の音を吹いていくのですが、その♭のついた音をスムーズに運指していくのがわたしにはむずかしくて、もっともっと練習しないといけないようです。
 「Allemendeってどういう曲でしたか?」と先生に質問されても、「えぇっっっと、この間、Allemendeについては説明していただいたはずだったなぁ」ということは思い出せても、どんなふうに説明されたかをちっとも思い出せないのです。いろいろな音楽用語がなかなか覚えられなくて困りますが、音楽用語集のようなものを身近においておくとよいのでしょうね。飛び交う音楽用語がしばしばわからなくて困ることがありますが、わからないことを臆せず質問しないとわからないままになってしまいますよね。知ったかぶりをしないで、質問したり、調べたりをマメにしたいと思います。
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.50) (2000-11-26)
★やっぱり曲数が多い!
 今回の練習の参加メンバーは、I氏、F氏、SIさん、わたしの4名と少ない人数でした。このメンバーでなんとか練習できそうな、三重奏、四重奏の曲をいろいろと練習しました。練習したのは練習リストの1、3、4、10、14、16、17、18の曲でした。マショー、デュファイ、バスケス、パイヴァ、ファーナビ、コーストリーなどの曲です。こんな風に演奏しよう、テンポはこれくらいにして・・・と少ない人数でやりくりしながら割と丁寧に練習しました。発表会での演奏曲数が多いので、なかなか全部の曲を練習しきれないのですが、発表会まで練習できる日ももうあと何日もありませんので、集まれる日には練習しようということになりました。でも土曜日曜などの休みの日のやりくりはみんな大変なので、何度も練習日をとることはできません。なるべくたくさん合わせてみたいのですが、どうなるでしょうか。
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平尾リコーダー工房20周年記念演奏会デンナー・リコーダーの響き (2000-11-25)
★高音の響き
 平尾リコーダー工房がリコーダー製作を開始して20年になるのを記念してのコンサートの2回目。今回はテレマン、クープラン、ヴィヴァルディ、J.S.バッハの曲を取り上げてリコーダーの山岡重治太田光子が携えるデンナー・リコーダーを中心に、チェンバロ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロなどの楽器を含むコンソートで演奏会が行われました。
 上野学園の石橋メモリアルホールで行われた夜の演奏会では、ドイツの楽器製作者デンナーによるアルト、ソプラニーノ、D管テナーを平尾リコーダー工房で作成し、高音が美しく響く、リコーダーの形としては一般的に見なれたバロックタイプの美しいリコーダーを見ることができました。どれも素晴らしい演奏でしたが、特に印象に残ったのは、イタリアに留学中のリコーダー奏者、太田光子さんの演奏です。小柄な可愛い風情の彼女がリコーダーを持って立ち、堂々と、ほんとうに魅入られたように笛を吹く様は、何かとても感動的なものがあり、あんな風に吹くリコーダーを見たのは初めてでしたので、心を奪われてしまいました。笛を持った天女が舞い降りてきて、リコーダーを吹いているのかと思われるくらいでした。リコーダーを吹いている喜びがあふれんばかりの演奏で、それが聴衆に伝わるのです。わたしだけでなく、会場の多くの聴衆が彼女の演奏に惜しみない拍手を贈っていました。

<プログラム>

G. Ph. テレマン / ソナタ へ短調
F. クープラン / 恋の夜鶯
G. Ph. テレマン / トリオ 二長調
G. Ph. テレマン / 協奏曲 へ長調
A. ヴィヴァルディ / ソプラニーノ協奏曲 イ短調 RV445
J. S. バッハ / ブランデンブルグ協奏曲 第4番 BWV1049


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リコーダーアンサンブル「青い風」例会(No.15)  (2000-11-22)
★新しい曲と、一応おしまいにする曲
 まつしま先生を迎えての今回の参加メンバーは女性が7名(SUさん、Sさん、Yさん、Wさん、Kさん、SAさん、わたし)、男性が1名(H氏)の8名。
 今回はH氏が編曲され楽譜を作られたモーツアルトの「Flute Quartteto K-298」や、ベートーベンの「悲愴」第2楽章などを適当なパートをそれぞれが選んで初めて演奏してみました。難しいパートもありますが、やりがいのありそうな曲で、これからが楽しみでもあり、大変そうでもあり・・・というところです。
 ほかにはハイドンの「ディヴェルティメント」、テレマンの「コンチェルトa-moll」を練習しましたが、これらはまつしま先生の指導を受ける曲としては一応おしまいということにして、最後の仕上げをすることになりました。ほぼ1年くらいやっていた曲ですので、新しく演奏する曲が増えてきたので、これらはいったん、今後の練習メニューからははずれることになるのです。これらの曲にまた逢う日はいつになることでしょう。特にわたしはテレマンの「コンチェルトa-moll」は好きな曲でしたので、なごり惜しい気持ちです。次回にもう一度仕上げの練習をすることになっています。
 新しいメンバーの参加で今まで練習していた曲のパート割を決め直しているので、曲の演奏にはいるまで、少々うろうろしますが、みんなで練習していく夜のリコーダーのお楽しみ。お茶の時間もまた楽しくて、12月にはちょっと長めになりそうな次の例会のお茶の時間が待ち遠しいです。
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ノンキー・プロジェクト(No.15) (2000-11-18)
★試聴会 & 討論会
 10月2週めに行ったNONKY PROJECTでの第1回レコーディングからもう1ヶ月。その間に録音の後のいろいろの作業があったようです。こちらの作業の様子はこちらに詳しく書かれていますので、ご参照ください。その作業が一段落して、今回はそうやって出来たラフミックスしたものをCD-Rに落として、どんなものかメンバーのお耳拝借ということになりました。
 横浜青葉台フィリアホールの練習室に今回集まったのは、みおりさん、Hopiさん、洋一さん、Kunny-Gさん、清美さん、わたしの6人。試聴会・討論会の前には新曲2曲のお披露目、練習もあったのですが、わたしは残念ながら、その前の予定のために参加が遅れて、新曲の練習にはあまり参加できませんでした。でもあとでいただいた楽譜は、前から演奏したかった曲の素敵なアレンジがされており、家に帰って練習するのが楽しみでした。そしてまだ楽譜にはなっていないのだけれど、こんなのも用意しているという曲を聞かせてもらったので、新たな曲に挑戦するのをとっても楽しみにしています。
 さて、この後はいよいよCD-Rに焼いたNONKY組曲−旅立ち編−6曲の試聴会です。耳をすませて聞きました。自分達の演奏が、レコーディングされ、ミックスされ、CD-Rに落とされて目の前に形になったことに先ずは感激! この後は聞いてみた感想をみんなで話し合い、そしてこのレコーディングしたものをどうするか、今後のCDづくりの方針、NONKY PROJECTの方向性などの討論会が行われました。参加者それぞれに意見を言い、想いを語りの2時間でしたが、今までレコーディングに向けてのシビアな練習を続けてきて、みんな苦しい時を経てきたわけだけれど、これからもアマチュアで、苦しみながらもよりレベルの高い演奏を目ざして取り組んでいくのか、負担を軽減する方策はないのかなどいろいろなことが話し合われました。プロならばもっと違うものであろう演奏の完成度やレコーディングの方法などについても話し合い、1年を通してやって来たNONKY PROJECTの反省会みたいにもなりました。練習方法や活動の方向、メンバーの数、CDづくりについて、今後のことを話しあいました。
 ここまで活動をひっぱってきたみおりさんにはプロジェクトを立ち上げてからほぼ1年。本当にお世話になりました。そして一緒にやってきたメンバーのみなさん、今年はノンキー初演、初レコーディングとみんなでよくやってきましたよね。まがりなりにも少しは形になってきたかなぁと思いますが、まだまだ完成への道のりは遠いかなぁ。でも、♪千里の道も一歩から、始まることを信じよう♪です。のんびりとやってちゃ、腐ってしまう旬のものであることも理解した上で、苦しみばかりではつまらない、軽々とというわけにはいかないけれど、みんなで頑張って創っていきたいなぁ、と本当に本当に思いました。
 今回聞いたラフミックスされたものをCD-Rに焼いたものをメンバーみんなにいただいたので、持ち帰りました。持ち帰って何度も何度も聞いてみました。まだこれがどうなるのやら、海のものとも山のものとも知れないのですが、聞くごとに愛着が増してきます。NONKY組曲、ほんとにいい曲ですよ。
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第63回おけいこ (2000-11-09)
★久しぶりにフランス・バロックに戻って…
 7月頃から10月の発表会に向けての練習をしていたので、久々にまた今までのレッスンの課題曲にもどることになりました。
「アルトリコーダー二重奏曲集2」−フランス・バロックのフルート作品から−の中のNaudotの「ソナタ2」4曲目のAllegro。わたしの苦手な3連符の曲です。3連符の頭にアクセントがあるのですが、それが切れよく演奏できません。くらばやし先生に「こんな風に吹いて…」とお手本を示されても、すぐに自分の吹き方を改善してその場でうまく出来るようにならないので、「こんな風」がわかったら、すぐに家に帰って練習したくなってしまいました。
こんな風に…と言われてすぐに変えられるくらいなら、こんなに練習しなくてもいいのですけどね。この曲も発表会の練習中は先生には見ていただかなったものの、自分ではしょっちゅう吹いてはいたのです。が、それでも集中した練習は久々なので、ちょっと指がバタバタとしてしまいました。
 次のAdagioはかなりゆっくりしたテンポで先生と一緒に吹きはじめたのですが、少ししたら、先生が演奏をお止めになって、「このテンポではちょっと耐えられない…」というような感じで、「もう少し早めに吹いてみませんか」とおっしゃいました。「フランス・バロックのフルート作品なのだから、こうはならないでしょ。」と言われ、「CDを聴いたりコンサートに出かけたりはしませんか?」と言われたので、「出来るだけは行こうと思っていますが、今までそれほどCDを聴いたり、コンサートに出かけたりという生活でもなかったので、CDを仕入れるのも、コンサートに行くのもまだまだ発展途上です。」というお答えをしました。
 確かに音楽的な教養もなく、曲名などもちっとも覚えられなくてただ、与えられた譜面を見て闇雲に吹いているというのが今までのわたしのリコーダーライフであったのは確かですが、先生にはもっと曲を聴き、楽譜も集め、曲についての勉強をして…ともっと高い目標を持って取組むことを指導されました。ほんとにお粗末な音楽の知識、教養で、お恥かしい限りですが、聴いて楽しい、吹いて楽しいの感性は少しずつ鍛えられてきているかもしれないと、心の中では独り言…。ほんとうに先生のおっしゃるようにもっと、もっと勉強しないといけませんね。でもなにしろ、作家や曲名、年代などもちーとも覚えられなくてつらいなぁ。
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リコーダーオーケストラのおけいこNo.14 (2000-11-07)
★バスのみなさん、抑えてね。
 1ヶ月ぶりのMYROTの例会。月に1度の練習はほんとに楽しみです。練習メニューはいつものように「リコーダーアンサンブルの基礎と技法」の14〜20ページの音階・和声練習から…。
 次はクリスマスキャロルの中から「あまき喜び」を練習しました。この曲は昨年の12月にもみんなで練習した曲のひとつです。久々に演奏したのですが、昨年、吉沢先生から指導していただいたことも思い出しながら、クリスマスキャロルらしい雰囲気を醸し出して演奏することができました。演奏する曲がだんだん増えていくのはとても楽しいことですね。月に1度の練習なので、なかなか仕上げるところまでいかないものも多いのですが、やはり2年目に入ったので昨年練習した曲などは久しぶりでもなかなかきれいな演奏になってきました。今回はだいぶ集中して練習ができたので、仕上がり度もだいぶアップしてきたように思われます。スラーの頭の吹き方も何度も練習して曲の表情がとても豊かになってきました。
 その次は「Ballad, Blues and Riffs」。これは練習に取組んで3度目になります。すごくかっこいい曲なので、みんな、かなりノッて演奏してます。そのためでしょうか、わたしの所属するバスパートは吉沢先生に「抑えて、抑えて…」と今回の練習中、何度も言われてしまいました。いやいや、バスパートはなんだかみんなすご〜く元気なのです。出席もとても良いし、となりの人がブカブカ吹いていると、負けじと吹いてしまうので、みんながブ〜カブ〜カ吹いてしまうんですね。バスパートの交流会も計画されていて、またそれも楽しみです。バロックのノリでなくジャズっぽく、アフタービートでの演奏は慣れない場合もあるのですが、どのメンバーもなんだか前のめりになって演奏しています。次回の練習で「Ballad, Blues and Riffs」を仕上げる予定です。
 今回からはどんな内容での練習をしたのかを記録する係を決めることにしました。幹事役、楽譜係、記録係、宴会係(?)などなどMYROTの多彩なメンバーがいろいろな係の仕事も分担しながらの運営です。
 リコーダーのおけいこ日記と称して、毎回の(お休みした時もあるのですけど、その時はメールで練習内容を送っていただいて、それを載せましたが)MYROT例会の様子を書いていますので、わたしも記録係に立候補しようかとも思いましたが、、いやいや、他の人に練習内容のメモをとってもらってそれを見て、思い出しながら日記を書くのもいいな、と思い直して他の方に記録係になっていただくことになりました。公式にはHoly-pondさんに記録係をお願いすることになりましたので、わたしは安心していままで通り、のらりくらりとひそかにおけいこ日記を書いていくことができます。Holy-pondさん、どうぞよろしくお願いしますね。
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「アンサンブル・ラピュタン」コンサート (2000-11-05)
★「18世紀ドイツの饗宴」
 こちらをごらんください。
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第7回Love Recorderの発表会 (2000-11-04)
★聴きにいってよかったなぁ…
 こちらをごらんください。
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3回めの「おとなのはれ舞台」 (2000-10-29)
★血だらけの演奏になっちゃった…
 いよいよ待ちに待った発表会「おとなのはれ舞台」です。直前のレッスンで、吹き始める時がノリが悪く、何回か演奏するうちに調子がつかめてくるのが如実にあらわれる演奏だったので、これは本番で演奏する時は必ず事前に何回かは吹いておきたいし、演奏する時までその感じを忘れずにキープしておきたいと思ったので、当日は控室で少し練習したり、出番の前にも頭の中では自分の演奏する曲がずっと鳴っている状態でした。わたしはプログラムの10番目なのでほんとうは他の人の演奏もちゃんと聴きたかったのですが、今回は自分の演奏にかなり集中してしまいました。コンサートの最中に別室で自分の曲の練習するというところまではさすがにいきませんが、自分の出番にドキドキするというよりも、集中していたと言った方が良いような感じでした。そういう意味では出番が早い方がこういう時にはいいのかもしれませんね。自分の出番が終わったらあとの演奏をゆっくり聴けるので…。
 さていよいよわたしの演奏の番です。M.ロックの組曲は「感じをつかむのがむずかしい曲に挑戦」と紹介があって先生と二重奏を始めました。1曲目のファンタジアではひたすらモッタリしないように気をつけるあまり、上ずった感じになってしまったみたいでした。でも1曲目から集中して吹けたし、気合いも入っていて3曲を吹き通すにはわたしにはこれくらいの勢いで始めないと持たないので、こんな感じかなと思いながら演奏しました。
 2曲目のファンタジアは、これこそわたしの吹きたかった曲なのです。気合いはいりまくりで吹きました。テンポは速めになり、タンギングは甘くなり、…モッタリにはなりませんでしたが、最後のいいところで気持ちだけが先に行っちゃっててチョイトチリ…。
 あぁぁ。…竹やぶの中を駆け抜けてしまったので、気がついたら傷だらけ血だらけだった…というような感じでした。「切ったら血が出る」ような演奏をするはずだったのが、気がついたら血だらけ…という別の意味の「血」が出てしまった演奏でした。3曲目のクーラントは今度は血だらけにはなるまいと少し落ち着いて演奏しました。このクーラントはまあまあの出来だったと思います。
 それにしても今回の二重奏はくらばやし先生をう〜んとあおってしまいました。先生は後で「すごい緊張感だった」とおっしゃってましたが、いやはや、そうでしょう、そうでしょう。上手ないい演奏であおるならともかく、気合いだけの雑な演奏であおられては先生も困られたかと思います。
今回は選曲もあるとは思いますが、演奏中に吹いてて楽しい〜と思う暇がなくて、とにかく演奏にはかなりの集中力が必要でした。この曲は初めからかなりイメージをはっきりさせて緊張感を持って吹き始めないといけないのです。ボーッとして吹き始めるとそのまま行ってしまって、ちっともしまらない演奏になってしまうのです。「こんな曲でこんな風に吹くのだ!」ときちんとイメージして始めないといけないので、先生も「こわい曲ですよねぇ。」と発表会直前のレッスンの時におっしゃっていました。
 本番のステージではわたしと先生とで二重奏していることだけが存在していたような時間で、そこがホールのステージであることを忘れていたような感じでした。ステージの上だからドキドキするというようなことは全くなく、演奏に対する集中は自分でもすごかったと思います。なんだかやっぱりこの1年間やってきたことのおさらい、発表の場であったのだという思いは強く感じました。あおり、とちり、もあったのですが、今まで「どうも、なんか……」という物足りない思いで吹き終わっていたのとは違って、(どこがどう違うとはなかなか言えないのですが)そこを吹っ切ってちょっと越えられたような思いがあります。荒くて雑な部分もたくさんあったのですが、この曲をこんな風に吹きたいのだ!という思いはくらばやし先生にも伝わったのではないかと思える二重奏でした。
 発表会を聞いていて思うのは、生徒さんの演奏する音を目をつぶって聞くと「引けてる」音になっていることです。指づかいも音もちゃんとしているのだけれど音が「引けてる」ために自信なく吹いていて、自信のない音になっていて、だからとても損をしているような感じがすることが多いのです。練習不足とか自分は下手とか思うところからどうしてもそんな音になってしまいがちなのですが、そうやって引いてしまうからこそ、聞く時によけいに損をしてしまうように思います。「引けていない」音、「引かない」音になるためにはやはりよっぽど練習して自信を持って臨まないといけないのでしょうが…。
 今回の発表会の前に先生との二重奏を録音してそれを聞いてみたのですが、先生の音と自分の音とが拮抗するような、戦うような演奏をしたいと思ったわけで、そういう意味では気合いで吹くしかない、モタッとして自信のない音で吹いたら、もうおしまいだと思って吹いたのでした。今回は吹いて楽しかった〜というのでなく、先生と二重奏できた満足感がありました。聞いていただいた方には雑な演奏と聞こえたかもしれませんが、自分の中では何かを越えることのできた先生との二重奏ではなかったかと思っています。発表会前にもくろんでいた「思いっきりの演奏」はかなり達成されたように思います。
 今回の発表会には初参加の方も多く、沢山の二重奏を聴くことができて、いろいろな方のその人なりの演奏を聴くのは本当にとても楽しかったです。毎年一緒に参加している方たちの演奏はやはり1年を経て、日々の練習の賜物でしょう、みなさん上手になっているなぁと素直に感じられた今年の発表会でした。
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第62回おけいこ (2000-10-26)
★切ったら血が出てくるような演奏を…
 10月29日の発表会はいよいよ目前です。発表会前の最後のレッスンでした。M.ロックの組曲にずっと取り組んできて、いよいよ仕上げということになりますが、レッスンに入ってまずは先生と一緒に3曲通して吹いてみました。だいぶ集中して吹いたつもりですが、吹き終わったあと、どうしても「なんか…」となってしまいます。前回のレッスンでもいいところが見つからないのがしんどくて、今度は吹き終わったあとにくらばやし先生に「先生、何か、どこか、いいところを言ってください。」と思わず迫る(?)ことになってしまいました。自分ではなるべく丁寧に吹いているつもりではあるのですけど、ピシッと決まらないで、音が汚く、納得することがないのです。先生にお手本で吹いてみていただくと、「あ〜、やっぱりいい曲だなぁ〜」と素直に思える演奏なんですよね。先生は自分も練習不足だとおっしゃっていましたが、それでも先生の吹くリコーダーは木目調がハゲチョロケになって、オクターブホールがかなり削れているようなプラスチック管なのに(?)わたしなんかが吹くのよりもずっとずっといい音なんですよねぇ。このロックの組曲からはかなりノリが大事な曲で、ノッて吹きはじめないと、モタッとした感じになってはいけないのです。あくまでもアグレッシブに演奏したい曲で、それこそ「狂ったように」「切ったら血が出てくるような」「やむにやまれぬ」演奏でなければいけないのです。
 何回か演奏するうちに「今のはよかったですね。」と自分でも思える演奏がありました。音をうめていくだけではない、1音1音に意味がこもった演奏…。「そんなこと、とても恥ずかしくてできましぇーん」と思っていたオーバーなくらいに表現すること、このごろ少しはわかりかけてきたかもしれません。発表会では思いきり演奏したいです。
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リコーダーアンサンブル「青い風」例会(No.14)  (2000-10-25)
★いままでにない出来かも
 今回の参加メンバーは女性が7名(SUさん、Sさん、Yさん、Kさん、Aさん、SAさん、わたし)、男性が2名(SI氏、H氏)の9名。10名のメンバーのうちWさんだけがお休みでしたが、久々に沢山のメンバーが集まりました。
 今回はまつしま先生にご指導を受ける日です。自主練習とはちがってやっぱりちょっと緊張します。
 今回はパート割を決め直したバッハの「管弦楽組曲第2番」の「ブーレ」から始めました。人数が増えた分、厚くなったパートもあって楽しみです。新しいメンバーの方達も「上手ですね」と先生にほめられて、やる気もマンマン。「ブーレ」は二拍子の曲ですが、1小節を大きく1拍としてとらえ、それで良く聞こえるようにということを考えればおのずとテンポが決まってくることや、トリルの2つの種類について(わたしが名付けてコロコロ系とゆるゆる系)IからIIへ行くところはちょっと間を置いて…などのご指導を受けました。(そうそう、まつしま先生から「Key-Mamaさんの数え方は違ってますよ。コンサートで前の方の人が違うふうに揺れてたりすると、気になって「そうじゃないんだけどなぁ…」と思いながら吹くんですよ」って言われてしまいましたので、「あっ、すみません。すみません」とわたしは平謝り。一同爆笑のシーンでした。)
 次の「ポロネーズ」はわたしはバス担当。一度吹いてみたらチューニングが甘かったのですぐに自分で直していたのですが、まつしま先生に「Key-Mamaさんだけバスを吹いてみて」と言われて吹いてみたら、先生が「あれ?」という顔をなさいます。「あれ? 合ってる」とおっしゃったので、「さっきおかしかったのですぐに自分で直したんです。」と答えましたら、「おお、弟子の鏡!」とまたみんなで大笑いになってしまいました。まつしま先生はまずはピッチに厳しい方で、すごい耳の持ち主です。そのおかげでわたしも少しはピッチに対していくらかは感じられるようになってきたのかもしれません。ほんとにここでもいろいろと教わることが多くてとっても有意義なレッスンです。「ポロネーズ」と「メヌエット」はわたしはバス担当ですが、今回のパート割でバスのメンバーが増えたので、下が厚くなるととてもいい感じになってきました。
 休憩を挟んで次は久々にモーツアルトの「オーボエ協奏曲」を練習しました。これは夏の合宿でAさんと共にまつしま先生にきびしくご指導いただいた曲でしたので、まつしま先生が「次はモーツアルトの「オーボエ協奏曲」をやりましょう」とおっしゃった時に思わずAさんと顔を見合わせ、肩をすくめる仕種をしてしまいした。「あらあら、大変。どうしよう…」という気持ちでわたしはテナーパートに取り組みました。わたしのテナーリコーダーは中高音はとてもきれいに鳴るのですが、低音がなかなか鳴らないので、この「オーボエ協奏曲」でもすこし低音の続くところでちゃんと音が出なくて困ります。先生に吹いてみていただいても「低音が鳴りにくいようですね」と言われましたので、かなり練習しないといけないようです。これでも少しは慣れて鳴るようになってきた方なのですが、低音が鳴りにくい傾向はすぐにはなかなか変わらないものでしょうね。
 今日はメンバーも多くてパート編成を決め直したこともあったし、久しぶりに演奏してみた曲もあったりでしたが、とてもよい出来になってきたなぁと思う演奏でした。「青い風」での約2時間の練習を終えると、「あぁ、楽しかったなぁ〜。」といつも思える時間です。
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.49) (2000-10-22)
★曲数が多い!
 今回の練習の参加メンバーは、H氏、I氏、A氏、MA氏、F氏、Mさん、SIさん、わたしの8名でした。F氏は来年の発表会には参加は??となっていますが、久々に発表会で演奏するメンバーが勢ぞろいした例会でした。
 メンバーの誰かが、「この曲をやろうよ」とあまり練習していない曲、不安な曲、まだ楽譜が揃っていない曲などをあれこれとあげて時間を惜しんで練習するので、右往左往しています。今回の練習ではわたしがパートを担当している曲が多かったので、ほとんど出ずっぱりでの練習になりました。楽譜はほぼ揃ってきたし、個人での練習も家で少しずつはやっているのですが、20近くある曲のソプラノからバスまであれこれ担当することになっているので、頭は混乱状態でどんな曲かさえも思い出せないくらいなのです。
 スザートの舞曲の練習では少し前にわたしが例会を休んだときにメンバーが持参されていたルネサンス管楽器のうちの
コルナミューズ(コルナムーゼともいう)というぶーぶー笛を使って演奏してみました。わたしも初体験のテナーコルナミューズを吹いてみました。びりびり、ぶーぶーいう面白い音の笛ですが、わたしが吹いたら変な音程。そしてこれを吹いているうちになんだか顔がほてってきました。かなり息圧をかけないと音程が上がらないと聞いたので、強く吹いていたのですが、ちょっとつまった感じで息が逆流しているみたいなところもあります。それでもやっぱり変な音。自分が音を出しているのは一生懸命なのだけれど、となりでアルトコルナミューズを吹いているのを聴くと、笑ってしまって吹けなくなってしまうのです。わたしにとっては初体験の面白い笛でした。楽しい雰囲気の音が出ますね。でも今のままでは笑ってしまってうまく吹けませんが…もうちょっとうまく吹けたらスザ−トの舞曲に入れると楽しそう。
 メンバーの方達に今度発表会で演奏する曲がはいっているCDをあれこれと貸していただくことにして、参考にすることにしました。曲の感じをつかむには初級者にはよさそうに思いますので、MDにダビングさせてもらおうと思っています。また今回の練習には、たまたま持っていたホルボ−ンの舞曲集の入ったCD(わたしが持っているCDは少ないのですが)とプレーヤーを持って行ったので音の良くないスピーカーでしたが、一応聴いてみました。そのホルボーンの舞曲のはいっているCDではその演奏が私たちの使う楽譜とピッチ、調ともに同じなので、CDの演奏に合わせて練習することもできます。ほかにはドュファイ、マショー、ジョスカンなどのCDを数人のメンバーに貸していただいて集まったので、家で聴いてみることにしました。CDを聴いてみると今回演奏する曲は歌の曲も多いのだということがわかりました。いいですね、ルネサンスの合唱も。
 でも演奏する曲数が多いので、4時間近く練習時間のある例会でもとても全部を練習しきれないし、個人のパート練習も重ねないとまだまだ全然吹けない曲もあって、いやはや来年のこととは言え、前途多難。
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ノンキー・プロジェクト(No.14) (2000-10-14)
★初レコーディング!
 10月の1週目の土曜日にもノンキー・プロジェクトでレコーディング前の練習があったのですが、残念ながらわたしは仕事で参加できませんでした。その練習の時に録音したものをみおりさんがMDで送ってくださったので、今回のレコーディングの直前に聞くことができました。レコーディングを控えていてまだまだいろいろな課題を抱えていることがよくわかりました。
 このMDを聞きながら合わせて演奏してみたり、みおりさんからのシビアな指示を譜面を見ながら確認したり、課題となっている箇所を繰返し繰返し吹いてみたりとやっていたのですが、そうやって細かい箇所を練習すればするほど、「ノンキー組曲」を演奏することの喜びからは遠ざかっていくような気持ちになるのです。でも苦しい練習を乗り越えて、聞く人にいい曲だなぁと思ってもらえるようにならないといけないなぁとほんとうに思いながらレコーディングに臨みました。

 場所は横浜青葉台フィリアホールのリハーサル室。参加者はみおりさん、Hopiさん、洋一さん、ToIさん、Yurieさん、Yoshieさん、Iwaoさん、Kunny-Gさん、清美さん、ゆきさん、わたしの11人。そして録音は斎藤ネコさんが引受けてくださいました。
 いろいろな機器、マイクなどのセッティングが終わってから、練習→録音→試聴→改善提案→ちょっと練習→録音→試聴というサイクルを繰り返しながら初回レコーディング分6曲(「さぁ!」、「ノンキー」、「マージ」、「ラン」、「旅立ち」)をレコーディングしていきました。わたしだけでなく、こういうレコーディングは初めてというメンバーもいて、緊張の連続の8時間でした。ネコさんにはきっとしんどい8時間だっただろうと思います。ほんとうにほんとうにありがとうございました。
 きっとあの録音にすべてが表れているのだろうと思います。わたしたちの不安な気持も、他のメンバーに迷惑かけたくないという気持も、間違えないように演奏しようという気持も、そしてできれば自分達も楽しく演奏したい…という気持も。
 わたし自身としては心臓ドキドキ、バクバクという時間はあまり多くはありませんでした。もちろんミスしないで吹こうという気持が強かったのは確かですが、それでも「吹いてて楽しい〜!」という気持もきっと録られるだろうと思って、「ほんとに吹いてて楽しいんだよ〜。いい曲でしょ!」という思いを何人分も込めて吹こうと思っていたところもあります。己れの演奏のまずさをカバーしようと思うと、どうしても「引いて」しまうし、消極的になってくるので、カバーしようということももちろん大切なのですが、同時に、アルト担当の中音部でありながらもここは聞かせたいと思うところを気持よく(もちろん注意しながら)吹こうと心掛けていたのもあります。
 また今まではパートごとに固まって演奏していたのが、レコーディングでは音のバランスの点から低音部を真ん中に置き、そこから左右に中音、高音部のパートを配したので、同じパートのメンバーとは反対側に向かいあって演奏するような位置どりになりました。それでピッタリ合わせよう、注意深く吹こうと思っていた箇所は向こう側のパートナーの目や指を見ながらということになり、それもまたアンサンブルならではの緊張感のある良い体験でした。
 こういった初レコーディングでしたが、メンバーで「気持をあわせて」演奏するということがどれくらいできたか、心配です。それぞれ自分のミスがないようにということにかなり気をとられていたような感じがするからです。一生懸命やったのは確かですが、メンバーがいっぱいいっぱいの状態で演奏したのは、聴いていても楽しくないのではないかとの心配がありました。

 さてさて短い休憩をとったりしながらも、こうやって長時間のレコーディングが一応終わり、お疲れ様の乾杯をしてから、わたしは終電の1本前の電車で我が家に帰りました。夜も遅く我が家に着いたらオットさんに「ご苦労さま。早く聞いてみたいなぁ。」と言われて、気持ち的にはまたまた元気が出てきました。
 ノンキー初演、初レコーディングとその時々のメンバーのその時点の頑張りで続けてきたこの1年。納得できるものを創るってことはほんとに大変だなぁ、リコーダーでもっと表現できるようになりたいなぁと、思いながらやってきました。ボスのみおりさんのご苦労、ご腐心はいかばかりかと思います。わたしなどがおしはかることもできないくらいのあれこれがいっぱいなのだろうと思いますが、まずはこうやって2つめのハードルを、倒しながらも越えてきました。プロのような演奏はもちろん出来なくて、アマチュアの甘さばかりが目につくことも多いかもしれません。ズーズーしくもここまでついてきてしまったわたしですが、「ノンキー組曲」の素晴らしさは変らず、いやもっともっと良さを感じてきていますし、そして同時に難しさもさらに深く…。これはわたしばかりではないでしょう。きっとプロジェクトのメンバーみんなが「ノンキー物語」をより深く愛し始めているのだと思います。
 聞く人にいい曲だなぁと思ってもらえるようになるまでには苦しくつらい道程があるのですが、「これでいっか」と妥協しないで精一杯努力することが大切だと思いました。そう考えると遠ざかるように思えた「ノンキー組曲」を演奏する喜びは、それでもなお「ノンキー組曲」を演奏し、その演奏を聞く中にちゃーんとありました。
 1年前にプロジェクトメンバーが集まり、わたしは「いい曲だなぁ」とノーテンキに楽しく吹いた「ノンキー組曲」でした。1年経ってリコーダーを演奏する上でのいろいろな悩みを抱え、練習を繰り返した後で今回のレコーディングに参加してみても、やっぱり「ほんとにいい曲だなぁ」の想いは変わらず、いえ強くなっていることを感じました。
 作曲者の想いを裏切るくらいの素敵な演奏をいつか作曲者に聞かせてあげたい、プロジェクトメンバーみんなで共有したい、そして沢山の人にこの「ノンキー組曲」を聞いてほしいと思う気持ちに変わりはありません。愛情を持って関わるというのは、子育てと同じように試行錯誤もあり、良かれと思ってというのもあり、行き違いもあり、ほめて育てよとも言うけれど、直すべきところに気づかなければ苦い薬も飲ませることも必要…などいろいろな場面を多く含みながらではありますが、いいものを創りたいという思いを胸に、できる限りのことを続けていこう、と初レコーディングを終えて思いました。
 レコーディングの結果は気になるところですが、これもハードルの1つ。初体験で疲れたのは確かだけれど、また次のステップへ! 翔る「ラン」&まじめな「マ−ジ」&心の「ノンキ−」…と共に。
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第61回おけいこ (2000-10-12)
★いいところが見つからない
 発表会はもういよいよ今月になってしまいました。今回も発表会で演奏する曲の練習です。前回のレッスンでいろいろとご指導・注意されたところを気をつけて練習してきたつもりで、くらばやし先生と二重奏してみたのですが、吹き終わった後「なんと申しましょうかぁ…」みたいな沈黙が少し続きます。演奏は少しは改善されてはいるのですが、なんかうまくないのです。ほんとは「なんか」じゃなくて、ここ、かしこと、も〜っとちゃ〜んと吹いた方がいいでしょ!って箇所があるのです。どうしたら先生みたいな音が出るのかしらと思っているのですが、テンポや表情、タンギングのキレも中途半端な自分がわかっているだけに、どうしても演奏が「引け気味」になってしまいます。
 1曲目のファタンタジアの出は、またしても要注意。全音符が2小節、その後の8分音符のところでテンポが狂うのがまだ改善されていません。よっぽど気をつけないといけませんね。このテンポがちゃんとできれば、あとはそのテンポをキープしてのノリで吹けそうなのですが…。
 2曲目のファンタジアもやはり入りのテンポが問題でした。ゆったりと感じさせて、それほどテンポは遅くならないという吹き方にしないといけないのに、遅く吹き始めてしまっていました。キビキビ感がない。そしてなんともタンギングが甘くなっているところがネック! タンギングに気をつけて吹いてみるとそれに気をとられて曲になっていないなどなど、課題はまだまだいっぱいです。
 自分で吹いていてなかなか「いいところ」が見つからないのが苦しいところです。発表会の前にはもう一度レッスンがありますが、その時までにもう少し何とかいいところが見つかるように頑張りますね。
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リコーダーアンサンブル「青い風」例会(No.13)  (2000-10-11)
★パート割ふたたび
 今回の参加メンバーは女性が5名(SUさん、Wさん、Yさん、SAさん、わたし)、男性が2名(SI氏、H氏)の7名。
 月に2回の練習のうち、1回はまつしま先生にご指導を受けるのですが、もう1回は自主練習で、演奏してみたい曲などを持ち寄って「楽しく吹いてみましょう。」という時間もあります。今回は自主練習の方です。
 新しいメンバーも増えて、今は総勢10名のグループになっていますが、全員揃うのはこの頃はなかなかありません。でも新しいメンバーをむかえて、自分達でパート割を決めていたバッハの「管弦楽組曲第2番」の割り振りを再調整して、練習している5曲のパート割を決め直しました。そして今回参加のメンバーで練習してみました。他にはイギリスのJ. Careyの「At The Circus」の中の曲を演奏してみました。いかにもサーカスという風景が目に浮かぶような音楽です。サーカスをイメージした音楽は楽しいものが多いですね。このCareyの曲の楽譜はSUさんが持ってこられました。竹山のリコーダーを購入されたというYさん、今度是非見せてくださいね。新しく入られたSAさんは初心者とおっしゃりながらも、とても楽しそうにリコーダーを吹いていらっしゃいました。
 お茶のひとときにはあちこちから「肩が上がらない」、「眼鏡がないと見えなくて」、「ボケが始まって…」なんていろいろと話しも出ますが、みんなリコーダーを吹いている時はとってもとっても楽しそうですよね。
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.48) (2000-10-08)
★練習練習また練習…
 今回の練習の参加メンバーは、H氏、I氏、A氏、SIさん、わたしの5名でした。
 今回も譜面チェックや演奏した回数の少ない曲から選んで合わせて練習してみました。3声、4声、5声ものを演奏したのですが、原則としてはトップを受け持つ人が曲づくりなども面倒を見るということになっているので、わたしは苦手なソプラノを誰かに代わってもらおうと思っていました。でもそれぞれソプラノ担当の曲もいくつかはあるので、ソプラノを免れるというわけにはいかず、自分で自分の音をいやだなぁと思いながらの演奏はつらいものがあります。
H氏からは「練習するしかないよ。」と言われて「ははぁああ!!」恐れ入りますと言わざるを得ませんが、トップは自信を持って吹かなくちゃいけませんよね。そういう自信が無いからつらいのです。やっぱり練習練習しかないのはわかっていますが、わたしにとっては気の重いソプラノです。曲の感じがなかなかつかめないので、CDを持っているという人からなるべく借りて曲を聞いてみようと思います。それでずいぶん曲に対する親しみは違ってくるようにも思いますもの。マショー、ホルボーン、ドュファイ、スザート、モラレスなどの曲を練習しました。楽しく吹けそうな曲、練習したら楽しく吹けそうな曲、ちっともわからない曲、気持ち悪〜かったのに癖になっちゃうような曲…。
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リコーダーオーケストラのおけいこNo.13 (2000-10-03)
★厚みを増したバス隊
 8月はお休みだったMYROTも9月からは第2期を迎え、若干のメンバーの入れ代わりもあり、運営方法も少し変わって再スタートしました。わたしは第2期第1回目の9月の例会には参加できなかったので、今回は銀座で久々のMYROT例会でした。吉沢先生が風邪で体調が良くなかったのにいらしてくださいました。お具合が悪そうでしたが、その後いかがでしょうか? 寒かったり暑かったりで天気も気温も不安定なこの頃です。みなさん、風邪にはくれぐれも気をつけてくださいね。
 さて練習は「リコーダーアンサンブルの基礎と技法」の14〜16ページのC-Dur、35〜36ページのd-moll、20ページのG-Durの音階・和声練習から…。
 次は絵本「百万回生きた猫」のナレーションと共に演奏するリコーダー、手拍子足拍子その他、そして「赤い屋根の家」を練習しました。
「赤い屋根の家」はリコーダー演奏と歌との両方で楽しめるとてもきれいな曲です。特にバス隊に入られたI氏はみんなで歌っている中で一段と響きわたる素晴らしい歌声を聞かせてくださいました。同じバス隊のわたしはすぐお隣にいましたので、「わぁー、この人何者?」というくらいの歌声で、MYROTが豊かな才能溢れる人々の集まりであるのが一層感じられました。
「百万回生きた猫」のIさんの素敵なナレーションといい、初めて演奏してみたのに、ワクワクするようなお話と曲、そして心にしみるエンディング…。こういうのはリコーダーオーケストラMYROTの醍醐味の1つですね。これらは10月9日に渋谷の電力館で開かれる吉沢先生を中心とした歌とリコーダーの集いのための練習でした。
 そのあとで「Ballad, Blues and Riffs」も練習しました。私の担当するバスパートは第2期からは人数も増えてもとの3倍くらいの人数になったので、厚みをぐっと増して心強い限りです。「Ballad, Blues and Riffs」はリコーダーコンテストなどでもおなじみのChallingerによる、ノリがポイントの曲。これもリコーダーオーケストラでカッコよく演奏したいなぁと思っていた曲でしたので、練習はほんとに楽しい〜!
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第60回おけいこ (2000-09-28)
★リコーダーを換えてみました。
 あと1ヶ月後になった発表会で演奏する曲の練習です。前回のレッスンではちっともうまくいかなかったので、えいっ、リコーダーを換えよう!とアウラのグラナディラを吹こうと思っていたのを竹山のものに換えて吹いてみることにしました。
 レッスン早々、くらばやし先生が「発表会の曲だけを練習しますか? それとも他の曲もやりますか?」とおっしゃったので、「しばらくは発表会の曲だけに集中したいと思います。」と答えました。前回ちっとも思うように演奏できなかったロックの「組曲第2番」の中の3曲に集中して、もう少しなんとかしたいと思っているのです。
 1曲目のファンタジアは何度も演奏しているとだんだんノッてきて、雰囲気も出てくるのですが、いきなりだと自分でもうまくノレてないのがわかるので苦しいのです。タンギングをもっときびきびとした方がよさそう。タンギングの甘さがノリの悪さにつながるところもありそうです。「パ〜〜ァンパ〜〜ァン」と始めるテンポとその次に8分音符を刻むテンポとがずれているのが自分でもなかなか直らなくて、何度も吹いているうちにはわかってくるのだけれど、発表会のときにはちゃんと吹き始められるでしょうか。だいぶ心配。
 2曲目のファンタジアも入りが問題でした。気をつけて吹いているつもりですが、先生のような音が出ません。「先生、もう一度吹いてみてください。」といって吹いてもらうと最初の音の入りから次の音に移るまでの間に音が膨らむようになるのです。「どうやったらそんな音が出るんですか?」と先生に思わず聞いてしまいました。自分の音が薄っぺらで幼稚な感じなのです。歌ってる感じがしないなどなど、不満がいっぱい出てきてしまいました。それでも自分の出す音、自分の演奏になにがしかの良いところがある、ということを思って吹かないともっとダメみたい。音楽に限らず芸の世界は基本的には半端な自意識を捨て去るものなのでしょう。あと1ヶ月、どこまで狂ったように吹けるようになるか、頑張ってみたいと思います。換えてみたリコーダーもこちらの方がよいみたい。このごろ竹山のアルトもずいぶん鳴るようになってきて吹きやすく感じるようになりました。
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リコーダーアンサンブル「青い風」例会(No.12)  (2000-09-27)
★いろいろなことを教わりました。
 今回の参加メンバーは女性が5名(SUさん、Wさん、Sさん、Kさん、わたし)、男性が2名(SI氏、H氏)の7名。
 見学にいらしたSAさんも一緒に練習に参加されたので、わたしも含めて新しいメンバーが多く、まつしま先生には今回、リコーダーについてのいろいろなことを教えていただきました。
 中でもリコーダーの継ぎ目に塗るコルクグリースやリコーダークリームの塗り方については、こういうことはちゃんと教えていただいたことがなかったので、とても大事なことなのに今まで知らなかったのでたいへん感心してしまいました。
 継ぎ目に塗るグリースやクリームは左手の小指で塗るのだそうです。左手の小指は指穴を押さえることがないので、継ぎ目に塗るために小指につけたグリースやクリームが、その後演奏したり、つば抜きするためにラビウムを押さえたりする時にリコーダーに触れることがなく、油に弱い部分を傷めることがないということなのです。すごく納得でした。こういうことを知らずに吹いていたわたしは楽器の取り扱いの基本も知らないでいたわけですが、こういうことをきちんと教えていただけたのはとても嬉しかったのです。
 またリコーダーのメーカーや種類によってのだいたいの音合わせの目安やピッチの合わせ方などを教えていただき、初めはバラバラだったわたし、Kさん、SAさんのアルトが、先生にピッチを見ていただいた後は、びっくりするくらいピタッと合ってとても気持ち良かったのでした。
 わたしはここしばらく竹山のアルト、テナーを吹きこんでいこうと思っていたので、この日の練習にもそれを持っていったのですが、今まで使っていたものと違うのを先生が目ざとく見つけられ、吹いてくださって「いい楽器ですね」とコメントしてくださいました。前に使っていたアウラの黄楊アルトは「ちょっと音程が悪い」とのコメントをいただいたこともあったので、楽器選びはなかなか難しいのですが、竹山のアルト、テナーは音がだんだん出てきているところなので、これからも自信をもって吹くことができます。
 今日はハイドンの「ディヴェルティメント」、テレマンの「コンチェルトa-moll」、バッハの「管弦楽組曲第二番」を練習しました。わたしは今回はアルトとテナーを担当しました。今回はまつしま先生に、「Key-Mamaさん、うまくなったね」とほめられました。まつしま先生はメンバーの間ではとてもきびしい指導をなさることで有名(?)ですが、今日は
ほめていただいて、うれしはずかしでした。練習の前に少〜しは練習して臨んだのが良かったのだと思います。1ヶ月に1度、指導していただいているので、前回注意されたり、教えていただいたことをおさらいしておくことはやっぱり大事なんですね。これは当然といえば当然のことなのですが、なかなかちゃんとできないことなんですよねぇ…。
 今回見学にこられたSAさんも「青い風」に加わってくださることになって今、メンバーは10人になりました。この「青い風」ではメンバー間でメールが飛び交い、俳句(川柳?)つきで気持ちを詠んだり、飲もう食べようのお誘いもいろいろあって、楽しいグループです。発表会のことも今年は開かずにもう少し今の曲が充実してからということも先生に聞いていただいたので、メンバーの気持ちもだいぶ楽に練習できることもあるでしょうが、今回は気持ちよく練習に臨めた日でした。
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.47) (2000-09-24)
★また譜面をそろえながら…
 今回の練習の参加メンバーは、H氏、I氏、A氏、MA氏、SIさん、わたし、そして久しぶりにF氏も現れて全部で7名でした。
 今回は発表会で演奏する予定の曲の中でSIさんが「譜面を持っていない」という曲のリクエストがあれこれあったので、それらの楽譜を揃えながら練習しました。吹いたことはあるけれど、その時と演奏会に割り振られたパート担当が違っている曲も沢山あって、まったくの初めてという感じとはちょっと違いますが、実際にそのパートを演奏するのは初めてという曲もあります。必要な楽譜の準備をしながら、担当パートを演奏してみました。こんな感じの方がいいんじゃないとか、ここの8分の6の演奏の仕方は…とか、テンポはもうちょい早め…などといいながら練習してみました。
 発表会まであと4ヶ月はあるのだけれど、曲数が多いから大変です。それに今回わたしはまだまだ苦手なソプラノを数曲振られており、自分で吹いていて自信がないし、自分で汚い音が聞こえて、やーだなぁ、って思って演奏しているわけなんです。
 バスは今回からキャップを取り替えて直吹きすることにしました。わたしはアウロスの樹脂製バスを今まで吹込管を使って吹いていましたが、購入時に合わせて買っていた直吹き用のキャップに替えて吹いてみたら、吹込管を使って吹いている時よりも発声は断然良くなるのです。吹き口から運指の手が遠くなるので持ち方や構え方がなかなか慣れなくて、以前に試した時には吹くのがつらくてやめてしまったのですが、今度はしばらく頑張って直吹きに慣れようと思っています。直吹きにすると別のバスリコーダーを吹いているような感じで、低音から高音まで以前よりスムーズに音が出るようになりました。吹く時は吹込管を使う時よりもうんと首を伸ばして吹き口から吹いているので、まだ疲れるのですが、TMAのメンバーの方々がおっしゃっていたように直吹きの方が発声がスムーズでよいようです。
 曲に対する知識も吹き方に関しても未熟なわたしですが、1つの曲を単に譜面どおりの音符を追いかけるというだけでなく、もっと感じをつかんで演奏したい。聞かせる側にたって演奏したいという気持ちでこの次の発表会には臨みたいと思っているので、自分で楽しく演奏したい気持もあるのはもちろんですが、できるだけ演奏する曲の完成度を高めたいと思っています。個人練習を十分にしてからのことでしょうが、苦手なソプラノでもなんとか頑張って演奏できるよう、練習に励みたいと思います。
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平尾リコーダー工房20周年記念演奏会ガナッシ・リコーダーの世界 (2000-09-23)
★とても豊かな音色
 山岡重治と向江昭雅を中心とした楽器工房としても有名な平尾リコーダー工房がリコーダー製作を開始して20年になるのを記念してのコンサート。そして4〜5本で1セットとして完成した平尾工房20周年記念モデルのガナッシ・リコーダーのお披露目のコンサート。山岡重治向江昭雅矢板由希子古橋潤一森吉京子によるリコーダーコンソートと平尾雅子を始めとするヴィオラ・ダ・ガンバを含むコンソートでした。
 上野学園の石橋メモリアルホールで行われた午後の演奏会で、リコーダーを中心とした演奏会としては珍しく(?)多くの聴衆を集めていました。わたしはルネサンスタイプのリコーダーの演奏をあまり聴いたことがなかったので、この演奏会でのルネサンスリコーダーの演奏を楽しみにしていました。演奏が始まって、大きなホールでも負けないくらいの豊かな音量と音色のガナッシ・リコーダーに圧倒されました。ステージで比較として演奏されたバロックタイプのリコーダーによる演奏が、弱々しく、良く言えばお上品に聞こえてしまうのがよくわかりました。豊かな音量でありながら、リコーダー演奏の夢見るような音色がさらに際立って、素晴らしい音、演奏でした。バロックタイプのリコーダー以上に音がなにか魂に直接響いてくるような感じです。演奏する曲を選ぶのかもしれませんが、あんなリコーダーで1度でいいから演奏してみたいなぁ、と思いました。
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ノンキー・プロジェクト(No.13) (2000-09-21)
★気をとりなおしてひとガンバリ!
 横浜青葉台のフィリアホールでの練習です。参加者はみおりさん、Hopiさん、洋一さん、ToIさん、Yurieさん、Yoshieさん、わたしの7人。前回の練習の後はかなり落ち込んでいたのですが、もうズーズーしくそれを踏まえて(?)、それでもやりたいのだからと気をとりなおして参加しました。
「ラン」「ハイランド」「ノンキー」「さあ!」「マージ」「旅立ち」の6曲全曲を練習。それぞれの曲で抱える課題があるのですが、個々人での練習でもかなり改善されてきているし、メンバー同士で「こうしたらいい」だの「こんなふうに吹いてみて」だのの改善提案もあり、それをやってみるとかなりの部分が良くなってきます。
特に今回は「ラン」の吹き方についてはわたしだけでなく、他のメンバーもタンギングに注意して吹いてみると、曲の感じが変るほどにさらにノリがよくなってきれいに聞こえるようになってきました。
音程のこと、使用する楽器のこと、タンギングのこと、曲の理解などみんな悩みながら参加しているんだということが、わかって来ました。時に自分だけが出来ないように思うときもあるけれど、メンバーそれぞれがいろいろの課題を抱えていて、それをなんとかしようと頑張っている…。今回の練習を通してみて、自分の課題が解消されたわけではありませんが、少なくとも腐ってイヤになったりせずに、辛抱づよく取組むことからしか始まらないのだし…と思うことにしました。
なんとも面の皮の厚いことかもしれませんが、努力しないわけではないし、努力する気持ちは十分にあるのだからと思い直して取組むことにしたのです。
練習では演奏・録音→聞いて・改善提案→演奏・録音→……を繰返しました。録音するとほんとにちゃーんとわかってしまうのですね。こんなにシビアで細かいところまで気をつけて練習することって、そんなにないことじゃないかと思います。ほんとうに勉強になります。
練習を終えて、帰りの電車で一緒になったYoshieさんと、そもそもリコーダーとの出会いなどについてお話することができました。「ふつつかですが、よろしくお願いします。これからも一緒にがんばりましょう!」と声をかけて別れましたが、なんだか今日は落ち込んでいたわたしにも元気が出てくる集まりだったので、うれしかったです。こんなのはわたしの一人よがりのノンキーならぬノーテンキーかもしれませんが、それでもガンバローって気持ちになれたのは大きな収穫でした。
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第59回おけいこ (2000-09-14)
★ちっとも楽しくない…
 発表会で演奏する曲の練習。ロックの「組曲第2番」の中の3曲。
職場の創立記念日で仕事が休みなので、いつものレッスンの時間よりも早い時間に変更してもらってレッスンを受ける。
 レッスンを待っていると前のレッスンをしている人の演奏が聞こえてくる…。姿を見ているわけではないけれど、「これは先生の演奏。こちらは生徒さんの演奏…」とはっきりとわかる。
先生の演奏は聴いていると「リコーダーはいいなぁ」と素直に思えるのだけれど、自分のレッスンになって「ひとりで吹いてみて」と言われて吹いてみると、もう泣きたくなるくらい、うまくない。
指が動かないとかじゃない。毎日練習しているんだもの、指はだんだん動くようになっている。
 でも先生が演奏されるのとわたしが演奏するのとでは音が全然違う。「拡がりをもちつつ、緊張感を失わないように、空高く、拡がるように…」と指導されるファンタジアの冒頭。
吹いてみると、自分でわかる。…違う違う、先生の演奏はそんなんじゃなかった。そうじゃない。ちっとも拡がりがないじゃない。こんな音を出しているんじゃ、吹かれているリコーダーが可哀想。ごめんね、ちゃんと吹いてあげられなくて。
 何も吹けないうちにレッスンは終わってしまった。今日は何もいいところがなかった。
先生の演奏を一生懸命まねしようと吹いたのだけれど、全然ノレず、何もつかめないままに時間が来てしまった。
 「また、練習してきてください。」と言われて、「はい、また頑張ってきます。」とは答えたけれど、いつものようにリコーダーを吹いて、先生の演奏を聴いて、ワクワクすることがなくて、とてもつらくて悲しかった。
帰りは小雨の降り出した中を泣きながら帰ってきてしまった。
 わたしはリコーダーが大好き。でも自分の演奏は音も汚くて大嫌い。こんなにちっとも楽しくないレッスンは今までなかった。先生はいつも通りなのに、自分の演奏になにもいいところが見いだせなくて、演奏するのが苦しくて気持は真っ暗。リコーダーは今までわたしを慰めてくれたし、励ましてもくれた。なのに今日は自分のリコーダーを思うと涙ばかり出てくる。
 性格が悪いからいい演奏にもならない。ほんとうにそうだろう。どうしたらよいかわからないが、自分の演奏がダサ〜イのはよくわかる。
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リコーダーアンサンブル「青い風」例会(No.11)  (2000-09-13)
★リコーダーを楽しむってこういうことなのかな
 今回の参加メンバーは女性が6名(SUさん、Aさん、Wさん、Yさん、新しく入られたKさん、わたし)、男性が2名(SI氏、H氏)の8名。
 自主練習の今回は久しぶりにバッハの「管弦楽組曲第二番」を吹きました。
わたしの問題は一番練習量の少ないバスです。中でも「ポロネーズ」が全然ダメで…。練習しなくちゃね。
それぞれの曲を流して練習したので、それほど厳しく取り組んだ訳ではありませんでしたが、
このグループで驚くことは、どんな曲を与えられてもひど〜い状態にならずにやれるってことなのです。ひど〜い状態なのはわたしひとり。
それでもこのグループでみんなで演奏するのはとても楽しいことなのです。
 リコーダーを楽しむってこういうことなのかもしれない、と素直に思えるこのグループでの演奏、楽しみ方は何だかとても心和むひとときですし、それぞれみなさん、いろいろと大変そうなこともいっぱいなのに、メンバーの人柄に助けられてリコーダーを楽しむってことが出来るのが、ほんとにうれしい。
 休憩の時に発表会のことを話し合いましたが、今年はこれからでは無理そうですし、もう少しじっくりと取り組みたいということに話は落ち着きました。発表会は確かに区切りですし、それをしないとちゃんと練習しないってこともあるのはそうなのですが、それにとらわれ過ぎても苦しいことになりますね。
このグループのスタンスもこれはこれでたいへんいいなぁといつも思います。
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「多摩ムジカアンティカ」例会(No.46) (2000-09-10)
★譜面をそろえながら…
 今回の練習の参加メンバーは、H氏、I氏、MA氏、SIさん、Mさん、そしてわたしの6名でした。
 今回はClaude Jeuneの「La belle Aronde」(S,A,T,B)、ダウランド、バスケス、Claudio Merulo などを練習しました。
一番問題だったのはClaudio Merulo の「Toccata」でこれは初めて演奏してみたものですが、ほんとに難しい。どうしよう???
発表会は会場の都合で予定よりも1週間早くなりました。いつものことだけど、これだけほんとにやれるの???って思います。
頑張るつもりでいるけれど、どこまでやれるのか、心配です。今度はほんとに心配です。
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ノンキー・プロジェクト(No.12) (2000-09-09)
★悲しいくらいにヘタ…
 横浜青葉区の藤が丘地域センターにて午後1時〜5時までNONKY PROJECTの練習。全員参加にプラスして細岡ゆきさんも加わってくださるという豪華なメンバーだった。
「ラン」「ハイランド」「ノンキー」「さあ!」を練習。
わたしはといえば前回の練習からろくなけいこができていないのはあるが、それにしても自分の下手さかげんには吹いていても涙が出てきそうだった。
リズムも音程もダメみたい。どうすれば良くなるのか、自分でわかっていない。自分では聞こえていない。
こんなに下手では「ノンキ−」を吹いてはいけないよ。うまく吹けるようになればよいのだけれど、そうなれないわたしはこのグループに居てもいいのかしら。
「ノンキー」は吹きたい、演奏したい。でも下手なのが吹いても迷惑をかけるだけ。ひとりで「ノンキー」は演奏できない。
悲しいくらいにヘタなわたしは、わかっていなくて、足をひっぱっている。
自分でできるだけのことはやっていても、ここに居て、ノンキーをやっていることは分不相応なのかもしれない。
ノンキ−に対して愛情を持って接するということは、今のわたしの場合はあまりにヘタでついていけないので、やめさせてください、と申し出ることなのか…。
演奏できる、できない、曲がわかる、わからないははっきりしている。気持ちの問題ではなく、能力の問題。
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