前回の家庭通信で自転車に乗っていて車と衝突し、交通事故にあって入院しましたが、その事故の怪我も完治し、元気に毎日をすごしていたむすこ1でした。でも救急車に乗って救命救急センターへ行った1月10日からまだ半年もたたないうちに、再度、救急車で近くの救急病院に入院することになってしまいました。
5月下旬の土曜日の夜から発熱し、日曜日は40度の高熱、嘔吐、下痢で寝たきり。夜に解熱剤を使ったので、少し熱が下がったものの、また翌朝には熱が上がったので月曜日に近所の小児科を受診しました。内服薬の抗生剤を処方され、一旦帰宅していたのですが、小児科から電話があって血液検査の結果が出て状態がよくないので、点滴した方が良いとのことでした。再度小児科に出向き、水分補給の点滴、抗生剤も入れてもらって帰宅しました。月曜日はわたしは出勤していましたので、オットさんがむすこ1をかかえて車に乗せ、車で病院を往復したのでした。
その夜7時頃、寝ていたむすこ1がトイレに起きた後で、フラフラ状態で倒れ、その後硬直し痙攣を起こしました。倒れる時はちょうどわたしが抱えて床に寝かせたのですが、直後に首がのけぞり、顔つきも変わったのですぐに痙攣を起こしたことがわかりました。オットさんを呼び、様子を見てもらいながら、わたしはすぐに119に電話して救急車を呼びました。電話している間にむすこ1は痙攣もおさまり、意識もはっきりとしてきましたが、やっぱり救急車で病院に行った方が良いと判断して、きっと入院だろうからと最低限のものを手早く準備し、ピーポーピーポーの音を響かせて来た救急車にオットさんがむすこ1をかついで乗せ、そのままオットさんが付き添っていくことにしました。夜でしたから、むすこ2、むすめ1を置いていくわけにも行かず、オットさんに行ってもらいましたが、両親がこの時間にそろっていてよかったなぁと思いました。
比較的近くの大きな救急病院に運ばれ、血液検査、髄液検査などをした後、細菌性の腸炎ということでそのまま入院。オットさんは夜中の1時頃に帰宅しました。熱が出たときは風邪だろうと初めは思っていたわたしとオットさんでしたが、次には高熱、嘔吐、痙攣などからむすこ1が生後10ヶ月でかかり一命をとりとめた細菌性の髄膜炎かもしれないと思っていましたので、細菌性の腸炎、つまり食中毒ということには思いが至りませんでした。高熱、下痢、嘔吐で脱水症状を起こしていたのです。病院ではすぐに点滴をしてもらい、抗生剤も投与されて、翌日には熱はずいぶん下がっていましたが、3・4日は下痢も続いていて、かなり消耗し弱っていたむすこ1でした。歩くこともできず、病室の中のポータブルトイレへの移動がやっとという状態でした。口からは食事はもちろん水もとることを禁じられ、数日の禁食を経て、5分粥から全粥、ご飯と食べられるようになり、下痢もおさまってきたので、点滴の管も外されてとしだいに回復してきました。
結局、救急車で運ばれてから9日間入院した後、退院して通常の生活に戻ることになりました。むすこ1の通う中学ではセンター方式の給食ですが、中学で同様の症状を呈した生徒も他になく、家族の他の者は元気でいるので、食中毒らしいとは言っても、なにが原因かもわかりません。結局は細菌の種類も特定できないままでした。食中毒なんて思いもよらないことでしたが、もうそろそろ暑くなってきていますし、これからは余計に気をつけないといけない時期です。O157でなくとも食中毒は恐いですよ。今年はもう2度も救急車で運ばれることになってしまったむすこ1は、2000年の今年は厄年にあたっているのでしょうか。